ガウスの歴史を巡るブログ(その日にあった過去の出来事)

 学生時代からの大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。その中でいろいろと歴史に関わる所を巡ってきましたが、日々に関わる歴史上の出来事や感想を紹介します。Yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに移動しました。

タグ:JR東日本

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 今日は、明治時代後期の1898年(明治31)に、日本鉄道の小高~久ノ浜が延伸開業し、現在の常磐線が全通した日です。
 常磐線(じょうばんせん)は、東北本線日暮里駅から土浦・水戸・日立・いわきを経由して、東北本線岩沼駅(宮城県)に至るJRの鉄道線です。2支線(7.3km)を含み、営業キロは350.4kmで、現在は、JR東日本の営業線となりました。
 日本鉄道が、田端~岩沼間を1895~98年(明治28~31)に開業(友部~水戸間は1889年に水戸鉄道により開業、1892年に日本鉄道に合併)して全通し、1905年(明治38)に旅客列車専用の日暮里~三河島間を建設したものの、1906年(明治39)11月1日に国有化と共に現在の名称となっています。電化は東京近郊国電区間として、1949年(昭和24)から上野~取手間で電車運転が行われ、1961~1972年(昭和36~47)に取手以北が交流電化されました。
 1987年(昭和62)の日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化に伴い、JR東日本に所属するようになります。2011年(平成23)3月11日の東日本大震災のにより大きな被害を受けて、不通となりましたが、2020年(令和2)3月14日に、富岡~浪江間が復旧したことで、全線で運転が再開されました。
 水戸、日立、いわきなどの諸都市を連ね、東北本線と共に、関東・東北地方の表日本縦貫線の一つで、東北地方と首都圏をつなぐ重要な役割を担っています。

〇常磐線関係略年表

・1889年(明治22)1月16日 水戸鉄道の水戸~小山間が開業、現在の常磐線にあたる区間に水戸駅、内原駅が開業する
・1890年(明治23)11月26日 水戸鉄道の貨物支線 水戸~那珂川間開業。那珂川貨物取扱所(後の那珂川駅)が開業する
・1892年(明治25)3月1日 水戸鉄道全線を日本鉄道に譲渡し、水戸線となる
・1894年(明治27)1月4日 水戸線の赤塚駅が開業する
・1895年(明治28)7月1日 水戸線の友部駅が開業する
・1895年(明治28)11月4日 日本鉄道土浦線の土浦~友部間開業。土浦駅、神立駅、高浜駅、石岡駅、岩間駅が開業する
・1895年(明治28)12月1日 土浦線の羽鳥駅が開業する
・1896年(明治29)12月25日 土浦線の田端~土浦間、隅田川線 田端~隅田川間が開業、南千住駅、北千住駅、松戸駅、柏駅、我孫子駅、取手駅、藤代駅、牛久駅、荒川沖駅、隅田川駅が開業する
・1897年(明治30)2月25日 磐城線の水戸~平間が開業、佐和駅、大甕駅、下孫駅(現在の常陸多賀駅)、助川駅(現在の日立駅)、川尻駅(現在の十王駅)、高萩駅、磯原駅、関本駅(現在の大津港駅)、勿来駅、植田駅、泉駅、湯本駅、綴駅(現在の内郷駅)、平駅(現在のいわき駅)が開業する
・1897年(明治30)5月17日 土浦線の亀有駅が開業する
・1897年(明治30)8月29日 磐城線の平~久ノ浜間が開業、草野駅、四ツ倉駅、久ノ浜駅が開業する
・1897年(明治30)11月10日 磐城線の中村~岩沼間が開業、中村駅(現在の相馬駅)、新地駅、坂元駅、吉田駅(現在の浜吉田駅)、亘理駅が開業する
・1897年(明治30)12月27日 土浦線の金町駅が開業する
・1898年(明治31)1月 北千住~隅田川間が開業する
・1898年(明治31)4月1日 石神駅(現在の東海駅)が開業する
・1898年(明治31)4月3日 磐城線の原ノ町~中村間が開業、原ノ町駅、鹿島駅が開業する
・1898年(明治31)5月11日 磐城線の小高~原ノ町間開業。小高駅、高駅(現在の磐城太田駅)が開業する
・1898年(明治31)8月6日 土浦線の馬橋駅が開業する
・1898年(明治31)8月23日 磐城線の久ノ浜~小高間が開業、田端~岩沼間が全通し、広野駅、木戸駅、富岡駅、長塚駅(現在の双葉駅)、浪江駅が開業する
・1898年(明治31)12月1日 高駅を磐城太田駅に改称する
・1900年(明治33)8月14日 佐貫駅(現在の龍ケ崎市駅)が開業する
・1901年(明治34)8月8日 土浦線・水戸線友部~水戸間および貨物支線・磐城線・隅田川線を統合し海岸線と改称する
・1904年(明治37)11月22日 大野駅が開業する
・1905年(明治38)4月1日 三河島~日暮里間が開通し、現在のルートが完成、日暮里駅、三河島駅開業、上野発着列車の田端駅でのスイッチバック運転解消する
・1906年(明治39)11月1日 日本鉄道が国有化され、那珂川貨物取扱所を那珂川駅に変更する

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1180年(治承4)石橋山の戦いで、300騎の源頼朝が3,000余騎の大庭景親に敗れる(新暦9月14日)詳細
1854年(嘉永7)長崎において、「日英和親条約」が調印される(新暦10月14日)詳細
1914年(大正3)第一次世界大戦で、「日英同盟」を理由に日本がドイツに宣戦布告する詳細
1942年(昭和17)日本画家竹内栖鳳の命日詳細
1944年(昭和19)「学徒勤労令」が公布・施行される詳細
「女子挺身勤労令」が公布・施行される詳細
1975年(昭和50)中央自動車道の恵那山トンネル(当時日本最長の道路トンネル)が開通する詳細
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 今日は、平成時代の2001年(平成13)に、JR東日本の東京近郊区間でICカード式自動出改札システム「Suica」の使用が開始された日です。
 「Suica」(すいか)は、JR東日本が発行する、定期券やプリペイド式の電子マネーの機能をもつ非接触型ICカード(ICチップが埋め込まれたカード型の乗車券)で、交通系ICカードの一つとされてきました。内蔵のICチップが改札機と電波で情報をやり取りするため、現金をチャージした分だけ、改札で読み取り機にかざすだけで通過でき、JR東日本の駅構内や周辺の商店、自動販売機で、買い物にも使用でき、クレジットカード機能がついたものもあります。
 また、2006年(平成18)には、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルと提携して、携帯電話でSuicaの機能が利用できる「モバイルSuica」のサービスも開始しました。さらに、2013年(平成25)3月23日から、非接触型ICカード方式を採用している電子マネー機能付き乗車カードの内、札幌圏のKitaca(キタカ)、関東のPASMO(パスモ)、関西・岡山・広島圏のICOCA(イコカ)、関西のPiTaPa(ピタパ)(ショッピングは相互利用対象外)、名古屋圏のmanaca(マナカ)、名古屋・東海圏のTOICA(トイカ)、九州圏のSUGOCA(スゴカ)、九州北部のnimoca(ニモカ)、福岡市のはやかけんの10団体が発行する9種類のカードについて、乗車カード機能及び電子マネー機能を(一部例外を除き)相互に利用可能とした、交通系ICカード全国相互利用サービスが始まっています。
 この名称は、「スイスイ行けるICカード」の意であり、かつ「super urban intelligent card」の略語で、JR東日本の登録商標とされてきました。

〇交通系ICカードとは?

 IC(集積回路)チップが埋め込まれたカード型の乗車券で、自動改札機などの読取り部分に近づけるだけで電車やバスなどの公共交通機関の運賃を自動精算できるものです。2001年(平成13)11月18日に、ソニーの ICカード技術 FeliCaを採用したJR東日本の「Suica」が誕生したのが最初で、使い勝手のよさから急速に普及し、導入する交通事業者が急増しました。
 定期券としての利用も可能で、クレジットカード機能を加えて自動入金できるものや電子マネーカードの機能もあり、駅構内の売店のほか、加盟しているコンビニエンスストアや飲食店、自動販売機などの決済にも利用できるようになっています。2013年(平成25)3月23日より、北海道圏のJR北海道「Kitaca」、首都圏のJR東日本「Suica」・PASMO協議会「PASMO」、名古屋圏のJR東海「TOICA」・名古屋市交通局と名古屋鉄道「manaca」、近畿圏のJR西日本「ICOCA」・スルッとKANSAI協議会「PiTaPa」、九州圏のJR九州「SUGOCA」・西日本鉄道「nimoca」・福岡市交通局「はやかけん」の全国10カードが相互利用サービスを開始しましたが、首都圏の「Suica」と「PASMO」、九州圏の「SUGOCA」と「はやかけん」以外は、原則的にエリアをまたいでの利用ができないままとされてきました。また、「PiTaPa」を除く、9種類のカードは電子マネーとしても相互利用が可能となり、全国20万店以上の加盟店で決済に利用できます。

☆交通系ICカード一覧

・Kitaca(JR北海道)
・Suica(JR東日本ほか)
・PASMO(首都圏民鉄・バス)
・TOICA(JR東海ほか)
・manaca(中京圏民鉄・バス)
・ICOCA(JR西日本・JR四国ほか)
・PiTaPa(近畿圏民鉄・バスほか)
・SUGOCA(JR九州ほか)
・nimoca(九州民鉄・バスほか)
・はやかけん(福岡市地下鉄)
・SAPICA(札幌地区各社)
・icsca(仙台地区各社)
・odeca(JR東日本BRT区間)
・りゅーと(新潟交通)
・PASPY(広島県内各社)
・IruCa(高松琴平電気鉄道ほか)
・エヌタスTカード(長崎自動車グループ)
・くまモンのICカード(熊本県内各社)

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
1840年(天保11)第119代の天皇とされる光格天皇の命日(新暦12月11日)詳細
1901年(明治34)官営八幡製鉄所が操業を開始する詳細
1937年(昭和12)「大本営令」(昭和12年軍令第1号)が公布・施行される詳細
1943年(昭和18)小説家徳田秋声の命日詳細
1966年(昭和41)陶芸家・随筆家河井寛次郎の命日詳細
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 今日は、大正時代の1924年(大正13)に、村上駅~鼠ケ関駅間 (41.6km) の延伸開業により、羽越本線が全通し、敦賀駅~青森駅間の日本海縦貫線が完成した日です。
 羽越本線(うえつほんせん)は、日本海岸に沿って、新潟、山形、秋田の各県を縦貫する幹線で、国鉄の分割民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)が管理してきました。当初から国鉄線として新潟側(信越線→村上線)および山形側(陸羽西線)・秋田側(奥羽北線)からそれぞれ建設を開始し、まず新潟側(信越線→村上線)は、1912年(大正元)9月2日に新津駅~新発田駅間が開通、山形側(酒田線→陸羽西線)は、1918年(大正7)9月21日に余目駅~鶴岡仮駅間が開通、秋田側(羽越北線)は、1920年(大正9)2月22日に、秋田駅~道川駅間が開通します。
 その後、それぞれが順次延伸開業していき、1924年(大正13)7月31日の村上駅~鼠ケ関駅間の開通により、新津駅~秋田駅間が全通して羽越線となり、敦賀駅~青森駅間の日本海縦貫線が完成しました。そして、1925年(大正14)11月20日に、支線である赤谷線の開業に伴い羽越本線に改称されています。
 複線化工事も進められ、1957年(昭和32)からその区間を延伸させましたが、まだ一部に単線区間が残されてきました。電化工事は、1969年(昭和44)に国鉄理事会にて新津駅~秋田駅間の電化が決定、1972年(昭和47)8月5日に、新津駅~村上駅間は直流1,500Vで、村上駅~秋田駅間は交流20,000V 50Hzで、全線電化が完成しています。
 日本国有鉄道の路線でしたが、1987年(昭和62)4月1日の分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)に所属、支線である酒田駅~酒田港駅間は日本貨物鉄道(JR貨物)に所属してきました。全線の営業キロは271.7km(支線含むと274.4km)に及び、日本海沿いに豪雪地帯を通っているため、沿線には防雪施設が多くあります。
 かつては、寝台特急「日本海」(大阪駅~青森駅間)、寝台特急「あけぼの」(上野駅~青森駅間)、寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪駅~札幌駅間)も定期運転されていましたが、2015年(平成27)までになくなりました。

〇羽越本線関係略年表

・1912年(大正元)9月2日:新津駅~新発田駅間 (26.0km) が信越線として開業、水原駅・天王新田駅(現在の月岡駅)・新発田駅が開業する
・1914年(大正3)6月1日:新発田駅~中条駅間 (13.1km) が村上線として延伸開業。信越線新津駅~新発田駅間を編入して新津駅 - 中条駅が村上線となる
・1914年(大正3)11月1日:中条駅~村上駅間 (20.3km) が延伸開業する
・1918年(大正7)9月21日:余目駅~鶴岡仮駅間 (13.3km) が陸羽西線として延伸開業する
・1919年(大正8)7月6日:鶴岡仮駅~鶴岡駅間 (1.8km) が延伸開業する
・1919年(大正8)12月5日:鶴岡駅~羽前大山駅間 (6.0km) が延伸開業する
・1922年(大正11)5月22日:羽前大山駅~三瀬駅間 (10.2km) が延伸開業する
・1923年(大正12)3月18日:三瀬駅~温海駅間 (13.4km) が延伸開業する
・1923年(大正12)11月23日:温海駅~鼠ケ関駅間 (8.8km) が延伸開業する
・1914年(大正3)12月24日:酒田線余目駅~酒田駅間 (12.2km) が延伸開業する
・1915年(大正4)4月25日:酒田駅~最上川駅間 (2.7km) の貨物支線が開業する
・1917年(大正6)11月1日:新庄駅~酒田駅間と貨物支線酒田駅~最上川駅間が陸羽西線に改称する
・1919年(大正8)12月5日:酒田駅~遊佐駅間 (12.2km) が延伸開業する
・1920年(大正9)7月20日:遊佐駅~吹浦間 (7.0km) が延伸開業する
・1921年(大正10)11月15日:吹浦駅~象潟駅間 (17.3km) が延伸開業する
・1922年(大正11)6月30日:象潟駅~羽後本荘駅間 (25.5km) が延伸開業する
・1922年(大正11)10月16日:羽後本荘駅~羽後岩谷駅間 (7.1km) が延伸開業する
・1920年(大正9)2月22日:秋田駅~道川駅間 (19.9km) が羽越北線として開業する
・1920年(大正9)7月30日:道川駅~羽後亀田駅間 (8.1km) が延伸開業する
・1924年(大正13)4月20日:羽後亀田駅~羽後岩谷駅間 (7.7km) が延伸開業、陸羽西線鼠ケ関駅~羽後岩谷駅間を編入して秋田駅~鼠ケ関駅が羽越線に改称する
・1924年(大正13)7月31日 村上駅~鼠ケ関駅間 (41.6km) が延伸開業、村上線を羽越線に編入して新津駅~秋田駅間・酒田駅~最上川駅間が羽越線として全通する
・1925年(大正14)11月20日:支線である赤谷線の開業に伴い羽越本線に改称する
・1957年(昭和32)9月29日:余目駅~北余目信号場間が複線化する
・1960年(昭和35)10月1日:北余目信号場駅~砂越駅間が複線化する
・1961年(昭和36)10月1日:大阪駅~青森駅間(北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線経由)で特急「白鳥」が運転開始する(羽越線を通る初めての特急列車)
・1962年(昭和37)7月20日:砂越駅~東酒田駅間が複線化する
・1962年(昭和37)11月30日:東酒田駅~酒田駅間が複線化する
・1965年(昭和40)9月1日:新川信号場駅~平木田間が複線化する
・1966年(昭和41)8月9日:中条駅~新川信号場間が複線化する
・1966年(昭和41)9月22日:矢引信号場駅~羽前水沢間が複線化する
・1967年(昭和42)9月21日:道川駅~下浜駅間が複線化する
・1967年(昭和42)10月14日:村上駅~間島駅間が複線化する
・1967年(昭和42)10月17日:三瀬駅~矢引信号場間が複線化する
・1967年(昭和42)12月1日:加治駅~金塚間が複線化する
・1968年(昭和43)8月30日:越後早川駅~桑川駅間が複線化する
・1968年(昭和43)9月5日:羽後本荘駅~羽後岩谷駅間が複線化する
・1968年(昭和43)9月13日:酒田駅~本楯駅間が複線化する
・1968年(昭和43)9月17日:新発田駅~加治駅間が複線化する
・1968年(昭和43)9月20日:越後寒川駅~勝木駅間が複線化する
・1968年(昭和43)10月1日:大阪駅~青森駅間(北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線経由)で寝台特急「日本海」が運転開始する(羽越線初のブルートレイン)
・1969年(昭和44)7月21日:国鉄理事会にて新津駅~秋田駅間の電化が決定する
・1969年(昭和44)9月17日:遊佐駅~吹浦駅間が複線化する
・1969年(昭和44)9月19日:鼠ケ関駅~小岩川駅間が複線化する
・1969年(昭和44)10月1日:上野駅~秋田駅間(上越線・羽越本線経由)で特急「いなほ」が運転開始する(東京とを結ぶ初めての特急列車)
・1970年(昭和45)3月20日:村上にて新津駅~秋田駅間および白新線新発田駅~新潟駅間の電化工事が起工する
・1970年(昭和45)9月29日:温海駅~五十川駅間が複線化する
・1972年(昭和47)6月22日:西目駅~羽後本荘駅間が複線化する
・1972年(昭和47)7月11日:西袋駅~余目駅間が複線化する
・1972年(昭和47)7月20日:平木田駅~坂町駅間が複線化する
・1972年(昭和47)8月5日:新津駅 - 村上駅間が直流1500Vで、村上駅~秋田駅間が交流50Hz・20kVで電化される
・1972年(昭和47)9月1日:新津駅~酒田駅間(旧新潟鉄道管理局内)の営業近代化が実施される(主要駅以外での貨物駅・荷物取扱廃止や駅員無配置化など)
・1972年(昭和47)9月19日:羽後岩谷駅~折渡駅間が複線化する
・1972年(昭和47)9月22日:金浦駅~仁賀保駅間が複線化する
・1972年(昭和47)10月2日:電化完了に伴い気動車で運転していた特急「白鳥」「いなほ」が電車化。同時に蒸気機関車での定期運用が終了、CTC の本使用開始する
・1974年(昭和49)9月3日:藤島駅~西袋駅間が複線化する
・1974年(昭和49)9月25日:羽前水沢駅~羽前大山駅間が複線化する
・1976年(昭和51)7月16日:坂町駅~平林駅間が複線化する
・1976年(昭和51)9月8日:府屋駅~鼠ケ関駅間が複線化する
・1977年(昭和52)10月18日:五十川駅~小波渡駅間が複線化する
・1978年(昭和53)9月26日:小波渡駅~三瀬駅間が複線化する
・1982年(昭和57)11月15日:上越新幹線大宮駅~新潟駅間が開業し、羽越線内の輸送形態も大きく変更される
・1987年(昭和62)4月1日:国鉄分割民営化にともない東日本旅客鉄道が新津駅~秋田間を、日本貨物鉄道が酒田駅~酒田港駅間を第1種鉄道事業者として継承、日本貨物鉄道が新津駅~秋田駅間の第2種鉄道事業者となる
・1993年(平成5)3月1日:本楯駅~秋田駅間に自動進路制御装置 (PRC) が導入される
・1996年(平成8)12月5日:新津駅~本楯駅間に PRC が導入される
・2001年(平成13)3月3日:大阪駅~青森駅間の特急「白鳥」が廃止。系統分割により羽越本線内は新潟駅~青森駅間の「いなほ」になる
・2005年(平成17)12月25日:砂越駅~北余目駅間で特急「いなほ」14号が脱線する事故(JR羽越本線脱線事故)が発生、死者5人、負傷者33人を出す
・2019年(令和元)10月5日:観光列車「海里」運行開始する

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1875年(明治8)民俗学者柳田國男の誕生日詳細
1948年(昭和23)「政令201号」により公務員の団体交渉権が厳しく制限され、争議権が否認される詳細
1952年(昭和27)警察予備隊を保安隊に改組するための「保安庁法」が制定公布される詳細
1986年(昭和61)外交官・在リトアニア日本領事代理杉原千畝の命日詳細
2006年(平成18)小説家吉村昭の命日詳細
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 今日は、明治時代後期の1905年(明治38)に、奥羽線の湯沢駅~横手駅間が開業し、福島駅~青森駅間が全通した日です。
 奥羽本線(おううほんせん)は、東北地方の福島、山形、秋田。青森の各県を縦貫する幹線で、国鉄の分割民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)が管理してきました。当初から国鉄線として福島側(奥羽南線)および青森側(奥羽北線)からそれぞれ建設を開始し、まず青森側(奥羽北線)は、1894年(明治27)12月1日に青森駅~弘前駅間が開通、福島側(奥羽南線)は、1899年(明治32)5月15日に福島駅~米沢駅間が開通します。
 その後順次延伸開業していき、1905年(明治38)9月14日湯沢駅~横手駅間の開通により、福島駅~青森駅間が全通、1909年(明治42)10月12日には、国有鉄道線路名称制定により、福島駅~青森駅間が奥羽本線と改称されました。全線の営業キロは484.5kmに及び、豪雪地帯を通っているため、沿線には防雪施設が多く、奥羽山脈を横断していて、福島駅~米沢駅間は最急38‰の急勾配区間があります。
 そのため、1949年(昭和24)に福島駅~米沢駅区間の輸送力強化のため直流電化が行われ、東北地方における最初の幹線電化となりました。また、1968年(昭和43)から進められた交流電化により、この区間を含め同年交流に切り替えられ、1975年(昭和50)までに全線の交流電化が完成しています。
 1987年(昭和62)4月1日の国鉄の分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)に所属するようになりました。1992年(平成4)7月1日に山形新幹線が開業したのに伴い、福島駅~山形駅間の軌道幅は新幹線と同じ標準軌となり、1997年(平成9)3月22日に秋田新幹線が開業した大曲駅~秋田駅間は、標準軌と狭軌の3線軌道方式となります。

〇奥羽本線関係略年表

・1894年(明治27)12月1日 青森駅~弘前駅間が開業する
・1895年(明治28)10月21日 弘前駅~碇ケ関駅間が開業する
・1899年(明治32)5月15日 福島駅~米沢駅間が開業する
・1899年(明治32)6月21日 碇ケ関駅~白沢駅間が開業する
・1899年(明治32)11月15日 白沢駅~大館駅間が開業する
・1900年(明治33)4月21日 米沢駅~赤湯駅間が開業する
・1900年(明治33)10月7日 大館駅~鷹ノ巣駅間が開業する
・1901年(明治34)2月15日 赤湯駅~上ノ山駅(現在のかみのやま温泉駅)間が開業する
・1901年(明治34)4月11日 上ノ山駅~山形駅間が開業する
・1901年(明治34)8月23日 山形駅~楯岡駅(現在の村山駅)間が開業する
・1901年(明治34)10月21日 楯岡駅~大石田駅間が開業する
・1901年(明治34)11月1日 鷹ノ巣駅~能代駅(現在の東能代駅)間が開業する
・1902年(明治35)7月21日 大石田駅~舟形駅間が開業する
・1902年(明治35)8月1日 能代駅(現在の東能代駅)~五城目駅(現在の八郎潟駅)間が開業する
・1902年(明治35)10月21日 五城目駅~秋田駅間が開業する
・1903年(明治36)6月11日 舟形駅~新庄駅間が開業する
・1903年(明治36)10月1日 秋田駅~和田駅間が開業する
・1904年(明治37)8月21日 和田駅~神宮寺駅間が開業する
・1904年(明治37)10月21日 新庄駅~院内駅間が開業する
・1904年(明治37)12月21日 神宮寺駅~大曲駅間が開業する
・1905年(明治38)6月15日 大曲駅~横手駅間が開業する
・1905年(明治38)7月5日 院内駅~湯沢駅間が開業する
・1905年(明治38)9月14日 湯沢駅~横手駅間が開業し、福島駅~青森駅間が全通する
・1909年(明治42)10月12日 国有鉄道線路名称制定により、福島駅~青森駅間を奥羽本線とする
・1949年(昭和24)4月29日 福島駅~米沢駅間が直流電化される
・1968年(昭和43)9月8日 山形駅~北山形駅間が複線化、山形駅~羽前千歳駅間が交流電化に変更される
・1968年(昭和43)9月22日 庭坂駅~赤岩駅間、大沢駅~関根駅間が複線化、福島駅~米沢駅間が交流電化に変更される
・1968年(昭和43)9月23日 上ノ山駅(現在のかみのやま温泉駅)~蔵王駅間が複線化、米沢駅~山形駅間が交流電化される
・1975年(昭和50)10月13日 羽前千歳駅~秋田駅間が交流電化、これにより全線電化が完成する
・1987年(昭和62)4月1日 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に承継、同時に日本貨物鉄道が全線の第二種鉄道事業者となる
・1992年(平成4)7月1日 山形新幹線が開業、福島駅~山形駅間に「山形線」の愛称が名付けられる
・1997年(平成9)3月22日 秋田新幹線が開業(大曲駅~秋田駅間上り線が改軌、神宮寺駅~峰吉川駅間下り線が三線軌化)する

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1590年(天正18)日本画家狩野永徳の命日(新暦10月12日)詳細
1643年(寛永20)江戸幕府3代将軍徳川家光の乳母春日局の命日(新暦10月26日)詳細
1947年(昭和22)カスリーン台風が来襲し甚大な被害をもたらし始める詳細
2007年(平成19)日本画家高山辰雄の命日詳細


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