ガウスの歴史を巡るブログ(その日にあった過去の出来事)

 学生時代からの大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。その中でいろいろと歴史に関わる所を巡ってきましたが、日々に関わる歴史上の出来事や感想を紹介します。Yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに移動しました。

タグ:B-29爆撃機

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 今日は、昭和時代前期の太平洋戦争末期の1945年(昭和20)に、B-29爆撃機330機による無差別爆撃である、城北大空襲(東京西部地域空襲)が行われ、翌日未明にかけて、死者2,459人を出し、明治神宮などが焼失した日です。
 城北大空襲(じょうほくだいくうしゅう)は、昭和時代前期の太平洋戦争末期の1945年(昭和20)4月13日深夜~14日未明にかけて行われた、B-29爆撃機330機による東京西部地域に対する夜間大空襲でした。東京市の豊島区や北区、荒川区、足立区を中心に、2,038トンの焼夷弾と82トンの爆弾が投下され、29.5平方kmが焼失、死者2,459人、罹災戸数約17万戸、罹災者約64万人とい大きな被害を出しています。
 これによって、兵器工場群に大きな被害があったのに加えて、皇居の一部と大宮御所、明治神宮にも被害が出ました。同年3月10日に東京大空襲か行われ、死傷10万人以上、焼失27万余戸、罹災100余万人が出た後、最大の空襲で、15日にも東京・横浜・川崎と大都市への夜間空襲が続き、5月24日未明と5月25日-26日に再び東京と大都市が空襲されます。
 その後は、空襲は地方の中小都市へと移り、8月6日の広島原爆投下、8月9日の長崎原爆投下へと至って、日本全土が多大な被害を受け、8月15日の敗戦となりました。

〇太平洋戦争下の主要な空襲一覧

 <1942年(昭和17)>
・4月18日 東京、名古屋、神戸などが初空襲される(ドウリットル指揮の16機の米陸軍機B-25による)

 <1944年(昭和19)>
・11月24日 B-29による初めての東京空襲が行われる

<1945年(昭和20)>
・1月19日 阪神地方へ初の本格的空襲が行われる
・3月10日 東京大空襲か行われ、死傷10万人以上、焼失27万余戸、罹災100余万人が出る
・3月12日 名古屋大空襲で中心街が消失する(家屋25,734棟棟被災、105,093人罹災、死者519人、負傷者負傷者734人)
・3月13~14日 大阪へ初の大空襲が行われる
・3月17日 神戸大空襲が行われ神戸市西部が消失する(約65,000棟が全半焼、死者2,598人)
・3月19日 名古屋大空襲で名古屋駅が炎上する(家屋39,893棟被災、151,332人罹災、死者826人、負傷者2,728人)
・3月29日 北九州が空襲される
・4月4日 川崎の他鶴見・港北・神奈川・西各区が空襲を受ける(罹災戸数5,873戸、死者398人)
・4月13日 東京西部地域空襲(城北大空襲)が行われる(罹災戸数約17万戸、死者2,459人)
・4月15日 東京・横浜・川崎の空襲が行われる(罹災住宅5万2655戸、死者972人)
・5月14日 名古屋空襲で名古屋城が焼失する(家屋21,905棟被災、66,585人罹災、死者338人、負傷者783人)
・5月24日 東京へ250機来襲し、皇居が炎上する
・5月25~26日 東京空襲(山手地域)が行われる
・5月29日 京浜へ600機来襲し、川崎、横浜が被災(横浜大空襲)する(死者3,650人、重軽傷者10,198人、行方不明309人)
・6月1日 大阪、尼崎等へ400機来襲する
・6月5日 兵庫県神戸市へ350機来襲する(西部の神戸市垂水区から東部の西宮市まで広範囲が爆撃される)
・6月7日 大阪周辺へ250機来襲する
・6月29日 岡山空襲で岡山城が焼失する(家屋12,693棟被災、死者が1,737人)
・7月9日 和歌山大空襲で和歌山城が消失する(焼失家屋31,137戸、被災者113,548人、死者・行方不明者1,424人)
・7月14日 青函連絡船の翔鳳丸など9隻が米艦載機の攻撃を受けて沈没する
・8月5日 B-29爆撃機92機が前橋市・高崎市を空襲し、死傷者1,323人が出る
・8月6日 B-29が広島に原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、20万人以上の人命が喪われる
・8月7日 愛知県の豊川海軍工廠が爆撃され女子挺身隊員・国民学校児童ら2,477人の死者を出す
・8月8日 福山大空襲で福山城が消失する(焼失家屋数10,179戸、被災者数47,326人、死者354人)
・8月9日 B-29が長崎にも原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、8万人弱の人命が喪われる

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1776年(安永5)南画家・書家池大雅の命日(新暦5月30日)詳細
1818年(文化15)商人・測量家伊能忠敬の命日(新暦5月17日)詳細
1903年(明治36)福井県武生町明治の大火で、死者7名、重傷者2名、全焼1,057戸の被害を出す詳細
「小学校令」が改正され、教科書検定制から国定教科書制になる詳細
1941年(昭和16)「日ソ中立条約」が締結(同年4月25日発効)される詳細
1950年(昭和25)静岡県の熱海大火で、市街地の4分の1に延焼し、979棟が焼失する詳細
2001年(平成13)「配偶者暴力防止法」(平成13年法律第31号)が公布(施行は同年10月13日)される詳細
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tsurugakuushyuusensaiireihi
 今日は、昭和時代前期の太平洋戦争末期、1945年(昭和20)に、日本海側初の空襲である敦賀大空襲が行われ、大きな被害を出した日です。
 敦賀大空襲(つるがだいくうしゅう)は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20)7月12日23時12分から翌日にかけて3時間ほど、アメリカ軍のB-29爆撃機約100機(M47・M69焼夷弾を投下)により、福井県敦賀市の市街地中心に行われた夜間空襲でした。これによって、東郷地区(井川・深山寺・高野・田尻)、東浦地区(五幡・赤崎・田結)、市街地(川東地区・川中地区)が被災し、市内の全戸数の約7割にあたる4,119戸が焼失、死者109人、負傷者201人の大きな被害を出し、罹災世帯5,057世帯、被災者は19,300人に上ります。
 主要な建物では、咸新小学校・新善光寺・高福寺・松岸寺・赤崎小学校・磐城セメント工場などが焼失しました。その後も、7月30日や8月8日にも爆撃があって被害が出ています。
 戦後復興においては、1946年(昭和21)9月に「特別都市計画法」が公布され、被災都市の敦賀もその対象となり、旧来の道路から新しい区画整理が行われました。

〇太平洋戦争下の主要な空襲一覧

 <1942年(昭和17)>
・4月18日 東京、名古屋、神戸などが初空襲される(ドウリットル指揮の16機の米陸軍機B-25による)

 <1944年(昭和19)>
・11月24日 B-29による初めての東京空襲が行われる

<1945年(昭和20)>
・1月19日 阪神地方へ初の本格的空襲が行われる
・3月10日 東京大空襲か行われ、死傷10万人以上、焼失27万余戸、罹災100余万人が出る
・3月12日 名古屋大空襲で中心街が焼失する(家屋25,734棟棟被災、105,093人罹災、死者519人、負傷者負傷者734人)
・3月13~14日 大阪へ初の大空襲が行われる
・3月17日 神戸大空襲が行われ神戸市西部が消失する(約65,000棟が全半焼、死者2,598人)
・3月19日 名古屋大空襲で名古屋駅が炎上する(家屋39,893棟被災、151,332人罹災、死者826人、負傷者2,728人)
・3月29日 北九州が空襲される
・4月4日 川崎の他鶴見・港北・神奈川・西各区が空襲を受ける(罹災戸数5,873戸、死者398人)
・4月13日 東京空襲(西部地域)が行われる
・4月15日 東京・横浜・川崎の空襲が行われる(罹災住宅5万2655戸、死者972人)
・5月14日 名古屋空襲で名古屋城が焼失する(家屋21,905棟被災、66,585人罹災、死者338人、負傷者783人)
・5月24日 東京へ250機来襲し、皇居が炎上する
・5月25~26日 東京空襲(山手地域)が行われる
・5月29日 京浜へ600機来襲し、川崎、横浜が被災(横浜大空襲)する(死者3,650人、重軽傷者10,198人、行方不明309人)
・6月1日 大阪、尼崎等へ400機来襲する
・6月5日 兵庫県神戸市へ350機来襲する(西部の神戸市垂水区から東部の西宮市まで広範囲が爆撃される)
・6月7日 大阪周辺へ250機来襲する
・6月19~20日 静岡大空襲で旧静岡市の中心部が焼失する(焼失家屋26,891戸、被災者114,000人、死者1,952人)
・6月19~20日 福岡大空襲で福岡市の中心部が焼失する(罹災戸数12,693戸、罹災者数60,599人、死者・行方不明者1,146人)
・6月28~29日 佐世保大空襲で佐世保市の中心部が焼失する(罹災戸数12,037戸、罹災者数60,734人、死者1,242人)、
・6月29日 岡山空襲で岡山城が焼失する(家屋12,693棟被災、死者が1,737人)
・7月9日 和歌山大空襲で和歌山城が消失する(焼失家屋31,137戸、被災者113,548人、死者・行方不明者1,424人)
・7月12日 宇都宮大空襲で宇都宮市の中心部が焼失する(罹災世帯数10,603世帯、焼失戸数9,490戸、死者628人、負傷者約1,150人)
・7月12日 敦賀大空襲で敦賀市の中心部が焼失する(罹災世帯5,057世帯、被災者19,300人、焼失戸数4,119戸、死者109人、負傷者201人)
・7月14日 青函連絡船の翔鳳丸など9隻が米艦載機の攻撃を受けて沈没する
・8月5日 B-29爆撃機92機が前橋市・高崎市を空襲し、死傷者1,323人が出る
・8月6日 B-29が広島に原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、20万人以上の人命が喪われる
・8月7日 愛知県の豊川海軍工廠が爆撃され女子挺身隊員・国民学校児童ら2,477人の死者を出す
・8月8日 福山大空襲で福山城が消失する(焼失家屋数10,179戸、被災者数47,326人、死者354人)
・8月9日 B-29が長崎にも原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、8万人弱の人命が喪われる

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1303年(乾元2)律宗(真言律宗)の僧忍性の命日(新暦8月25日)詳細
1762年(宝暦12)第116代の天皇とされる桃園天皇の命日(新暦8月31日)詳細
1925年(大正14)東京放送局(現在のNHK放送センター)がラジオ本放送を開始する詳細
1945年(昭和20)宇都宮大空襲で宇都宮市の中心部が焼失し、甚大な被害を出す詳細
1963年(昭和38)工業整備特別地域の指定と新産業都市として指定すべき区域の内定について、閣議決定される詳細
1984年(昭和59)鳥取県の荒神谷遺跡で多数の銅剣を発見詳細
1993年(平成5)北海道南西沖地震(M7.8)が起こり、死者202人、行方不明者28人、負傷者323人を出す詳細
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 今日は、昭和時代前期の太平洋戦争末期、1945年(昭和20)に、 豊川空襲があり、豊川海軍工廠空襲が爆撃されて、女子挺身隊員・国民学校児童ら2,477人が亡くなった日です。
 豊川空襲(とよかわくううしゅう)は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20)8月7日午前10時13分~39分の26分間にアメリカ軍機が豊川海軍工廠を爆撃した昼間の空襲でした。これによって、サイパン、テニアン、グアムから飛来したB-29爆撃機124機から、500ポンド(250kg)爆弾3,256発(約800トン)が投下され豊川海軍工廠は壊滅します。
 人的被害は死者2,417人(2,818人、2,544人、2,672人の説もある)に及び、その内に勤労動員の中学生・女学生・国民学校児童447人が含まれていました。尚、工廠内だけでなく、一般市民の家屋や通行人にも大きな被害が出て、在宅中の児童21名、入学前の幼児22名を含む市民113名が犠牲となっています。
 戦後の1946年(昭和21)には、豊川稲荷北西部に海軍工廠戦没者供養塔が建立され、毎年8月7日に豊川稲荷では空襲による犠牲者の霊を慰める年忌法要が営まれてきました。また、2018年(平成30)には、豊川海軍工廠の跡地の一角に豊川海軍工廠平和公園が開園し、園内の「豊川市平和交流館」には豊川海軍工廠と豊川空襲について、常時展示されるようになってます。

〇太平洋戦争下の主要な空襲一覧

<1942年(昭和17)>
・4月18日 東京、名古屋、神戸などが初空襲される(ドウリットル指揮の16機の米陸軍機B-25による)

<1944年(昭和19)>
・11月24日 B-29による初めての東京空襲が行われる

<1945年(昭和20)>
・1月19日 阪神地方へ初の本格的空襲が行われる
・3月10日 東京大空襲か行われ、死傷10万人以上、焼失27万余戸、罹災100余万人が出る
・3月12日 名古屋大空襲で中心街が焼失する(家屋25,734棟棟被災、105,093人罹災、死者519人、負傷者負傷者734人)
・3月13~14日 大阪へ初の大空襲が行われる
・3月17日 神戸大空襲が行われ神戸市西部が消失する(約65,000棟が全半焼、死者2,598人)
・3月19日 名古屋大空襲で名古屋駅が炎上する(家屋39,893棟被災、151,332人罹災、死者826人、負傷者2,728人)
・3月29日 北九州が空襲される
・4月4日 川崎の他鶴見・港北・神奈川・西各区が空襲を受ける(罹災戸数5,873戸、死者398人)
・4月13日 東京空襲(西部地域)が行われる
・4月15日 東京・横浜・川崎の空襲が行われる(罹災住宅5万2655戸、死者972人)
・5月14日 名古屋空襲で名古屋城が焼失する(家屋21,905棟被災、66,585人罹災、死者338人、負傷者783人)
・5月24日 東京へ250機来襲し、皇居が炎上する
・5月25~26日 東京空襲(山手地域)が行われる
・5月29日 京浜へ600機来襲し、川崎、横浜が被災(横浜大空襲)する(死者3,650人、重軽傷者10,198人、行方不明309人)
・6月1日 大阪、尼崎等へ400機来襲する
・6月5日 兵庫県神戸市へ350機来襲する(西部の神戸市垂水区から東部の西宮市まで広範囲が爆撃される)
・6月7日 大阪周辺へ250機来襲する
・6月19~20日 静岡大空襲で旧静岡市の中心部が焼失する(焼失家屋26,891戸、被災者114,000人、死者1,952人)
・6月19~20日 福岡大空襲で福岡市の中心部が焼失する(罹災戸数12,693戸、罹災者数60,599人、死者・行方不明者1,146人)
・6月28~29日 佐世保大空襲で佐世保市の中心部が焼失する(罹災戸数12,037戸、罹災者数60,734人、死者1,242人)、
・6月29日 岡山空襲で岡山城が焼失する(家屋12,693棟被災、死者が1,737人)
・7月9日 和歌山大空襲で和歌山城が消失する(焼失家屋31,137戸、被災者113,548人、死者・行方不明者1,424人)
・7月12日 宇都宮大空襲で宇都宮市の中心部が焼失する(罹災世帯数10,603世帯、焼失戸数9,490戸、死者628人、負傷者約1,150人)
・7月14日 青函連絡船の翔鳳丸など9隻が米艦載機の攻撃を受けて沈没する
・8月2日 富山大空襲で市街地の99.5%を焼失する(戦災家屋約20,000戸、被災者109,592人、死者2,737人)
・8月5日 B-29爆撃機92機が前橋市・高崎市を空襲し、死傷者1,323人が出る
・8月6日 B-29が広島に原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、20万人以上の人命が喪われる
・8月7日 愛知県の豊川海軍工廠が爆撃され女子挺身隊員・国民学校児童ら2,477人の死者を出す
・8月8日 福山大空襲で福山城が消失する(焼失家屋数10,179戸、被災者数47,326人、死者354人)
・8月9日 B-29が長崎にも原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、8万人弱の人命が喪われる

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

479年(雄略天皇23)第21代の天皇とされる雄略天皇の命日(『日本書紀』による)詳細
1831年(天保2)戯作者十返舎一九の命日(新暦9月12日)詳細
1880年(明治13)新潟明治13年の大火で、死者3名、負傷名37名、焼失6,175戸の被害を出す詳細
1936年(昭和11)広田弘毅内閣の五相会議において、「国策の基準」が決定される詳細
1953年(昭和28)「スト規制法」が公布・施行され、電気・石炭事業のストが規制される詳細
1977年(昭和52)北海道の有珠山が32年ぶりに噴火する(有珠山1977年噴火)詳細
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utsunomiyadaikuushyuu01
 今日は、昭和時代前期の太平洋戦争末期、1945年(昭和20)に、宇都宮大空襲で宇都宮市の中心部が焼失し、甚大な被害を出した日です。
 宇都宮大空襲(うつのみやだいくうしゅう)は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20)7月12日午後11時19分~翌日午前1時39分にかけての約2時間半アメリカ軍のB-29爆撃機133機により、栃木県宇都宮市の市街地中心に行われた夜間空襲でした。この時、E46集束焼夷弾10,500発、M47焼夷弾2,204発の計802.9tが投下される中、避難と消火活動は困難を極め、市街地の約65%が被災し、罹災世帯数10,603世帯、焼失戸数9,490戸、死者628人、負傷者約1,150人の大きな被害が出ます。
 尚、空襲は近隣の雀宮町、城山村、横川村、瑞穂野村、清原村、平石村、姿川村、豊郷村地区(以上は現在の宇都宮市)、鹿沼町(現在の鹿沼市)、真岡町(現在の真岡市)、祖母井町(現在の芳賀町)にも及びました。この空襲で黒焦げになった旭町の大いちょうは、そのまま枯死することもなく、翌年春に新芽を吹いたので、宇都宮の復興のシンボルと呼ばれることとなります。

〇太平洋戦争下の主要な空襲一覧

 <1942年(昭和17)>
・4月18日 東京、名古屋、神戸などが初空襲される(ドウリットル指揮の16機の米陸軍機B-25による)

 <1944年(昭和19)>
・11月24日 B-29による初めての東京空襲が行われる

<1945年(昭和20)>
・1月19日 阪神地方へ初の本格的空襲が行われる
・3月10日 東京大空襲か行われ、死傷10万人以上、焼失27万余戸、罹災100余万人が出る
・3月12日 名古屋大空襲で中心街が焼失する(家屋25,734棟棟被災、105,093人罹災、死者519人、負傷者負傷者734人)
・3月13~14日 大阪へ初の大空襲が行われる
・3月17日 神戸大空襲が行われ神戸市西部が消失する(約65,000棟が全半焼、死者2,598人)
・3月19日 名古屋大空襲で名古屋駅が炎上する(家屋39,893棟被災、151,332人罹災、死者826人、負傷者2,728人)
・3月29日 北九州が空襲される
・4月4日 川崎の他鶴見・港北・神奈川・西各区が空襲を受ける(罹災戸数5,873戸、死者398人)
・4月13日 東京空襲(西部地域)が行われる
・4月15日 東京・横浜・川崎の空襲が行われる(罹災住宅5万2655戸、死者972人)
・5月14日 名古屋空襲で名古屋城が焼失する(家屋21,905棟被災、66,585人罹災、死者338人、負傷者783人)
・5月24日 東京へ250機来襲し、皇居が炎上する
・5月25~26日 東京空襲(山手地域)が行われる
・5月29日 京浜へ600機来襲し、川崎、横浜が被災(横浜大空襲)する(死者3,650人、重軽傷者10,198人、行方不明309人)
・6月1日 大阪、尼崎等へ400機来襲する
・6月5日 兵庫県神戸市へ350機来襲する(西部の神戸市垂水区から東部の西宮市まで広範囲が爆撃される)
・6月7日 大阪周辺へ250機来襲する
・6月19~20日 静岡大空襲で旧静岡市の中心部が焼失する(焼失家屋26,891戸、被災者114,000人、死者1,952人)
・6月19~20日 福岡大空襲で福岡市の中心部が焼失する(罹災戸数12,693戸、罹災者数60,599人、死者・行方不明者1,146人)
・6月28~29日 佐世保大空襲で佐世保市の中心部が焼失する(罹災戸数12,037戸、罹災者数60,734人、死者1,242人)、
・6月29日 岡山空襲で岡山城が焼失する(家屋12,693棟被災、死者が1,737人)
・7月9日 和歌山大空襲で和歌山城が消失する(焼失家屋31,137戸、被災者113,548人、死者・行方不明者1,424人)
・7月12日 宇都宮大空襲で宇都宮市の中心部が焼失する(罹災世帯数10,603世帯、焼失戸数9,490戸、死者628名、負傷者約1,150名)
・7月14日 青函連絡船の翔鳳丸など9隻が米艦載機の攻撃を受けて沈没する
・8月5日 B-29爆撃機92機が前橋市・高崎市を空襲し、死傷者1,323人が出る
・8月6日 B-29が広島に原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、20万人以上の人命が喪われる
・8月7日 愛知県の豊川海軍工廠が爆撃され女子挺身隊員・国民学校児童ら2,477人の死者を出す
・8月8日 福山大空襲で福山城が消失する(焼失家屋数10,179戸、被災者数47,326人、死者354人)
・8月9日 B-29が長崎にも原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、8万人弱の人命が喪われる

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1303年(乾元2)律宗(真言律宗)の僧忍性の命日(新暦8月25日)詳細
1762年(宝暦12)第116代の天皇とされる桃園天皇の命日(新暦8月31日)詳細
1925年(大正14)東京放送局(現在のNHK放送センター)がラジオ本放送を開始する詳細
1963年(昭和38)工業整備特別地域の指定と新産業都市として指定すべき区域の内定について、閣議決定される詳細
1984年(昭和59)鳥取県の荒神谷遺跡で多数の銅剣を発見詳細
1993年(平成5)北海道南西沖地震(M7.8)が起こり、死者202人、行方不明者28人、負傷者323人を出す詳細
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 今日は、昭和時代前期の太平洋戦争末期、1945年(昭和20)に、最初の名古屋大空襲で中心街が消失し、家屋25,734棟棟被災、105,093人罹災、死者519人、負傷者734人を出した日です。
 名古屋大空襲(なごやだいくうしゅう)は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20)に、アメリカ軍が名古屋市に対して繰り返し行った大規模な空襲のことで、中心市街地が罹災した3月12日、名古屋駅が炎上した3月19日、名古屋城を焼失した5月14日などを指すとされてきました。その中でも最初のものが3月12日の空襲で、この日未明、B-29爆撃機200機による名古屋市の市街地に対する大規模空襲が行われ、105,093人が罹災し、死者519人、負傷者734人に上り、家屋25,734棟が被災し、市街の5%が焼失したとされています。
 続いて、3月19日の2時4分~4時48分に渡り、B-29爆撃機291機により、焼夷弾を主に1,858トンが投下されました。この結果、中区、中村区、東区などの市中心部は焼け野原となり、家屋39,893棟被災、151,332人罹災、死者826人、負傷者2,728人という大きな被害を出します。また、愛知県護国神社、那古野神社、大須観音、七ツ寺、栄警察署、牧野消防署、栄・中川税務署、中川区役所、勧業銀行名古屋支店、中部日本新聞社、御園座、三星百貨店、万平ホテル、松坂屋(四階以上内部焼失)、愛知県武徳殿、市図書館、そして、多くの学校が焼失し、1937年(昭和12)に竣工したばかりの6階建ての名古屋駅も炎上しました。
 さらに、5月14日、B-29爆撃機440機による空襲で旧国宝の名古屋城が炎上、家屋21,905棟が被災した。66,585人が罹災し、死者338人、負傷者783人に上ります。これらを含め、名古屋には計63回の空襲が行われ、B-29爆撃機の来襲は2,579機に達し、投下弾は判明分のみで14,500トンを超えるとされ、その被害合計は、死者7,858人、負傷者10,378人、被害戸数135,416戸に及んだとされてきました。

〇太平洋戦争下の主要な空襲一覧

 <1942年(昭和17)>
・4月18日 東京、名古屋、神戸などが初空襲される(ドウリットル指揮の16機の米陸軍機B-25による)

 <1944年(昭和19)>
・11月24日 B-29による初めての東京空襲が行われる

<1945年(昭和20)>
・1月19日 阪神地方へ初の本格的空襲が行われる
・3月10日 東京大空襲か行われ、死傷10万人以上、焼失27万余戸、罹災100余万人が出る
・3月12日 名古屋大空襲で中心街が焼失する(家屋25,734棟棟被災、105,093人罹災、死者519人、負傷者負傷者734人)
・3月13~14日 大阪へ初の大空襲が行われる
・3月17日 神戸大空襲が行われ神戸市西部が消失する(約65,000棟が全半焼、死者2,598人)
・3月19日 名古屋大空襲で名古屋駅が炎上する(家屋39,893棟被災、151,332人罹災、死者826人、負傷者2,728人)
・3月29日 北九州が空襲される
・4月4日 川崎の他鶴見・港北・神奈川・西各区が空襲を受ける(罹災戸数5,873戸、死者398人)
・4月13日 東京空襲(西部地域)が行われる
・4月15日 東京・横浜・川崎の空襲が行われる(罹災住宅5万2655戸、死者972人)
・5月14日 名古屋空襲で名古屋城が焼失する(家屋21,905棟被災、66,585人罹災、死者338人、負傷者783人)
・5月24日 東京へ250機来襲し、皇居が炎上する
・5月25~26日 東京空襲(山手地域)が行われる
・5月29日 京浜へ600機来襲し、川崎、横浜が被災(横浜大空襲)する(死者3,650人、重軽傷者10,198人、行方不明309人)
・6月1日 大阪、尼崎等へ400機来襲する
・6月5日 兵庫県神戸市へ350機来襲する(西部の神戸市垂水区から東部の西宮市まで広範囲が爆撃される)
・6月7日 大阪周辺へ250機来襲する
・6月19~20日 静岡大空襲で旧静岡市の中心部が焼失する(焼失家屋26,891戸、被災者114,000人、死者1,952人)
・6月29日 岡山空襲で岡山城が焼失する(家屋12,693棟被災、死者が1,737人)
・7月9日 和歌山大空襲で和歌山城が消失する(焼失家屋31,137戸、被災者113,548人、死者・行方不明者1,424人)
・7月14日 青函連絡船の翔鳳丸など9隻が米艦載機の攻撃を受けて沈没する
・8月5日 B-29爆撃機92機が前橋市・高崎市を空襲し、死傷者1,323人が出る
・8月6日 B-29が広島に原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、20万人以上の人命が喪われる
・8月7日 愛知県の豊川海軍工廠が爆撃され女子挺身隊員・国民学校児童ら2,477人の死者を出す
・8月8日 福山大空襲で福山城が消失する(焼失家屋数10,179戸、被災者数47,326人、死者354人)
・8月9日 B-29が長崎にも原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、8万人弱の人命が喪われる

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1633年(寛永10)第110代の天皇とされる後光明天皇の誕生日(新暦4月20日)詳細
1705年(宝永2)思想家・儒学者・古義学派の創始者伊藤仁斎の命日(新暦4月5日)詳細
1946年(昭和21)日本労働運動の先駆的指導者・政治家鈴木文治の命日詳細
将棋棋士・十三世名人関根金次郎の命日詳細
2011年(平成23)九州新幹線の新八代~博多が延伸開業し、鹿児島ルートの全線開通となる詳細
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