
東海・関東・北日本の日本海側等では、台風の影響により各地で20mを超す暴風が吹き、八丈島(東京都八丈町)で最大風速33.2m/s(最大瞬間風速47.2m/s)、横浜で最大風速35.2m/s(最大瞬間風速44.3m/s)、東京でも最大瞬間風速30.2m/sを記録しています。関東北部や新潟県の山岳部で大雨となり、群馬県勢多郡東村(現在のみどり市)沢入で、大規模な土砂崩れが生じて29名が死亡、信濃川や渡良瀬川の上流部では堤防が決壊、台風の通過が満潮時と重なったことから東京湾などで高潮となり、大規模な浸水被害に遭い大災害となりました。
この結果、死者135名、行方不明者25名、負傷者479名、住家全壊3,733棟、住宅半壊13,470棟、床下浸水92,161棟、耕地被害48,598ha、船舶被害2,907隻など大きなな被害が出ます。台風名の由来は、太平洋戦争後の占領下において、連合軍気象隊が台風の発生順にアルファベット(ABC……)の頭文字をもつ女性の名前を順次つけていったことにより、Kで始まるキティ(Kitty)と名付けられました。