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 今日は、平成時代の2009年(平成21)に、静岡県の牧之原市と島田市に跨る静岡空港が開港した日です。
 静岡空港(しずおかくうこう)は、静岡県の牧之原市と島田市に跨る、地方公共団体(静岡県)が設置・管理する第3種空港です。1987年(昭和62)に、島田市、旧榛原郡榛原町(牧之原市)への空港建設が決定され、1996年(平成8)に、運輸大臣が、静岡県に対して静岡空港の設置を許可し、用地買収を開始しました。
 1998年(平成10)11月20日に、静岡県が起工式を行い、本体工事に着手、2004年(平成16)に、静岡県が、国土交通省中部地方整備局長に対して「土地収用法」に基づく事業認定を申請、翌年には、これに基づく事業認定が告示されます。2006年(平成18)に、愛称が「富士山静岡空港」に決定、翌年には、明渡期限到来により、「土地収用法」に基づく申請を行ったうち空港周辺部について静岡県が権利を取得しました。
 2009年(平成21)6月4日に、暫定滑走路2,200mで開港、8月27日には、2,500mに延伸されます。開港時には、国内6路線(札幌・小松・福岡・熊本・鹿児島・沖縄)、国外2路線(ソウル・上海)の定期便が就航しました。
 しかし、2025年現在では、国内線(札幌(新千歳)、出雲、福岡、熊本、鹿児島、那覇、丘珠)8路線、国際線では、ソウル、上海をはじめとした中国各地への定期便とチャーター便が運航しています。

〇静岡空港関係略年表

・1987年(昭和62) 静岡県の新総合計画に空港整備の推進が盛り込まれる
・1987年(昭和62)12月17日 静岡県が、空港建設予定地を島田市・榛原町(当時)に決定する
・1993年(平成5)8月 静岡空港が第6次空港整備五箇年計画の新規事業となる
・1996年(平成8)7月26日 運輸大臣が、静岡県に対して静岡空港の設置を許可する
・1996年(平成8)11月 静岡県が、静岡空港の用地買収を開始する
・1998年(平成10)11月20日 静岡県が、起工式を行い静岡空港の本体工事に着手する
・2004年(平成16)11月26日 静岡県が、国土交通省中部地方整備局長に対して土地収用法に基づく事業認定を申請する
・2005年(平成17)7月 国土交通省中部地方整備局長、静岡空港について土地収用法に基づく事業認定を告示する
・2006年(平成18)1月 日本語の愛称が「富士山静岡空港」(ふじさんしずおかくうこう)に決定する
・2007年(平成19)3月 明渡期限到来により、土地収用法に基づく申請を行ったうち空港周辺部について静岡県が権利を取得、土地収用法に基づき県が申請した全ての権利を取得する
・2008年(平成20)10月22日 静岡県は滑走路近くの航空法に反する立ち木問題(滑走路西の約40本の立ち木が、制限表面以上の高さとなることが建設着手してから判明した)を受け、滑走路を短くすることを正式に決定する
・2009年(平成21)6月4日 静岡空港が開港(暫定滑走路2,200m)する
・2009年(平成21)8月27日 滑走路が2,500mに延伸、ILS運用を開始する
・2010年(平成22)4月1日 日本航空グループが静岡空港から完全撤退し、フジドリームエアラインズが札幌・福岡線の運航を開始する
・2012年(平成24)3月25日 チャイナエアラインの台北/桃園線(週3便)が就航する
・2014年(平成26)3月28日 大韓航空が旅客低迷を理由にソウル/仁川線を廃止、静岡空港から撤退する

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

822年(弘仁13)平安初期の僧・日本天台宗の開祖最澄の命日(新暦6月26日)詳細
1804年(文化元)象潟地震が起こり、大きな被害が出て、景勝地象潟湖の湖底が隆起し、湖が陸地化する(新暦7月10日)詳細
1898年(明治31)直江津(現在の上越市)明治31年の大火「八幡火事」で、1,595戸が焼失する詳細
1943年(昭和18)「戦時衣生活簡素化実施要綱」が閣議決定される詳細
「食糧増産応急対策要綱」が閣議決定される詳細
1951年(昭和26)「公営住宅法」(昭和26年法律第193号)が公布(施行は同年7月1日)される詳細
1954年(昭和29)近江絹糸争議でストライキが始まる詳細
1981年(昭和56)「放送大学学園法」が国会で成立(公布・施行は同月11日)する詳細