ガウスの歴史を巡るブログ(その日にあった過去の出来事)

 学生時代からの大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。その中でいろいろと歴史に関わる所を巡ってきましたが、日々に関わる歴史上の出来事や感想を紹介します。Yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに移動しました。

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 今日は、平成時代の1989年(平成元)に、横浜港の港口に横浜ベイブリッジが、着工から約9年で、開通した日です。
 横浜ベイブリッジ(よこはまべいぶりっじ)は、横浜港口の人工島の大黒埠頭と本牧埠頭の突堤とを結ぶ、中央支間長460m、全長860mの2層構造の斜張橋で、正式名称は、横浜港横断橋と言いました。1964年(昭和39)に横浜市港湾局を中心に調査が開始され、1969年(昭和44)に建設省による調査が開始、1977年(昭和52)8月には、都市計画が決定(鶴見区扇島~中区千鳥町)されます。
 1980年(昭和55)11月に着工し、1989年(平成元)9月27日に、上層部の首都高速湾岸線が開通しましたが、当時は、日本一の長さの斜張橋でした。1998年(平成10)にベイブリッジ一般部事業に着手、2004年(平成16)4月24日には、下層部の国道357号が開通しています。
 大黒ふ頭側には、橋脚の道路下にある展望台までの遊歩道「横浜スカイウォーク」があり、開業以来有料で開放されていましたが、2010年(平成22)9月に閉鎖され、2022年(令和4)6月25日には、リニューアルオープンし、土曜日、日曜日、祝日に無料開放されました。横浜ライトアップの象徴的存在であり、264灯の投光器で主塔部分をライトアップし、正時には色を変え、時刻を知らせています。尚、「日本夜景遺産」にも選定されました。

〇横浜港横断橋(横浜ベイブリッジ)関係略年表

・1964年(昭和39) 横浜市港湾局を中心に調査開始する
・1969年(昭和44) 建設省により調査開始する
・1977年(昭和52)8月 都市計画決定(鶴見区扇島 - 中区千鳥町)
・1980年(昭和55)11月 着工する
・1989年(平成元)9月27日 上層部の首都高速湾岸線が開通する
・1998年(平成10) ベイブリッジ一般部事業に着手する
・2004年(平成16)4月24日 下層部の国道357号が開通する
・2010年(平成22)9月 橋脚の道路下にある展望台までの遊歩道「横浜スカイウォーク」が閉鎖される
・2022年(令和4)6月25日 「横浜スカイウォーク」がリニューアルオープンする

☆日本の斜張橋の中央支間長ベスト10

①890m―多々羅大橋(広島県尾道市)全長:1,480m[1999年5月1日開通]
②590m―名港中央大橋(愛知県名古屋市港区)全長:1,170m[1998年3月30日開通]
③510m―鶴見つばさ橋(神奈川県横浜市鶴見区)全長:1,020m[1994年12月21日開通]
④490m―生口橋(広島県尾道市)全長:790m[1891年12月8日開通]
⑤485m―東神戸大橋(兵庫県神戸市東灘区)全長:885m[1994年4月2日開通]
⑥480m―女神大橋(長崎県長崎市)全長:1,289m[2005年12月11日]
⑦460m―横浜ベイブリッジ(神奈川県横浜市中区・鶴見区)全長:860m[1989年9月27日開通]
⑧420m―櫃石島橋(香川県坂出市)全長:792m[1988年4月10日開通]
⑧420m―岩黒島橋(香川県坂出市)全長:792m[1988年4月10日開通]
⑩410m―名港東大橋(愛知県東海市新宝町・名古屋市港区潮見町)中央支間長:全長:700m

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1925年(大正14)日本初の地下鉄・銀座線(上野~浅草2.2km)の起工式が行われる詳細
1940年(昭和15)「日独伊三国同盟」が調印される 詳細
1945年(昭和20)GHQが「新聞及言論の自由への追加措置に関する覚書」(SCAPIN-66)を出す詳細
1946年(昭和21)「労働関係調整法」が公布される詳細
1958年(昭和33)狩野川台風が神奈川県に上陸し、死者・行方不明1,269人を出す詳細
1989年(平成元)哲学者・文芸美術評論家谷川徹三の命日詳細
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 今日は、昭和時代中期の1962年(昭和37)に、首都高速道路初の開通区間である首都高速都心環状線・京橋~浜崎橋間と首都高速1号線・浜崎橋~芝浦間が開通した日です。
 首都高速道路(しゅとこうそくどうろ)は、東京都の区部およびその周辺地域の自動車交通を改善し、首都機能の向上をはかることを目的とした有料の自動車専用道路でした。1959年(昭和34)に設立された首都高速道路公団によって建設が進められ、1962年(昭和37)12月20日に、初めて首都高速都心環状線・京橋~浜崎橋間と首都高速1号線・浜崎橋~芝浦間(計4.5km)が開通します。
 1964年(昭和39)の東京オリンピックまでに30kmが完成、その後も順次延伸されて、1997年(平成9)初頭には24路線248km、2012年(平成24)末には総延長301.3km、現在は東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県に及び路線長337.8kmとなりました。尚、2005年(平成17)に民営化され、現在は首都高速道路株式会社が維持・管理等を行っています。

〇首都高速道路公団とは?

 昭和時代中期の1959年(昭和34)4月14日成立の「首都高速道路公団法」によって、同年6月17日に設立された特殊法人で、首都高速道路および関連施設の建設・管理を統括していましたが、2005年(平成17)9月30日の「日本道路公団等民営化関係法施行法」により解散、民営化されて、業務は日本高速道路保有・債務返済機構および首都高速道路株式会社に引き継がれました。
 設立の目的は、「東京都の区の存する区域及びその周辺の地域において、その通行について料金を徴収することができる自動車専用道路の新設、改築、維持、修繕その他の管理を総合的かつ効率的に行うこと等により自動車専用道路の整備を促進して交通の円滑化を図り、もつて首都の機能の維持及び増進に資すること」とされています。これによって、東京都の区部およびその周辺地域での自動車道路網の整備が行われ、1962年12月の京橋~芝浦(4.5km)の開通を皮切りに、1964年(昭和39)の東京オリンピックまでに“首都高速道路”(一般街路と分離し、平面交差のない自動車専用道路ですが、高規格幹線道路として建設された高速道路ではなく、制限速度は40~80kmとなっている)として30kmが完成しました。
 その後も整備が進み、1997年(平成9)初頭には、24路線248kmにまで達しましたが、2005年(平成17)に民営化され、首都高速道路株式会社に引き継がれることになります。

☆首都高速道路の路線一覧

<東京線>​

​[環状線]
・C1 高速都心環状線(環状部分)
・C2 高速中央環状線(大井JCT~葛西JCT)

​[放射線]
・1 高速1号上野線(江戸橋JCT~入谷出入口)
・1 高速1号羽田線(浜崎橋JCT~高速大師橋)
・2 高速2号目黒線(一ノ橋JCT~戸越出入口)
・3 高速3号渋谷線(谷町JCT~用賀)
・4 高速4号新宿線(三宅坂JCT~高井戸)
・5 高速5号池袋線(竹橋JCT~美女木JCT)
・6 高速6号向島線(江戸橋JCT~堀切JCT)
・7 高速7号小松川線(両国JCT~谷河内)
・9 高速9号深川線(箱崎JCT~辰巳JCT)
・10 高速10号晴海線(晴海出入口~東雲JCT)
・11 高速11号台場線(芝浦JCT~有明JCT)

​[その他]
・Y 高速八重洲線(神田橋JCT~西銀座JCT、汐留乗継所~汐留JCT)
・B 高速湾岸線(多摩川トンネル~高谷JCT)
・B 高速湾岸分岐線(昭和島JCT~東海JCT)

<神奈川線​>

・K1 高速神奈川1号横羽線(高速大師橋~石川町JCT)
・K2 高速神奈川2号三ツ沢線(金港JCT~三ツ沢)
・K3 高速神奈川3号狩場線(本牧JCT~狩場)
・K5 高速神奈川5号大黒線(大黒JCT~生麦JCT)
・K6 高速神奈川6号川崎線(大師JCT~川崎浮島JCT)
・K7 高速神奈川7号横浜北線(横浜港北出入口/JCT~生麦JCT)
・K7 高速神奈川7号横浜北西線(横浜青葉出入口/JCT~横浜港北出入口/JCT)
・B 高速湾岸線(並木~多摩川トンネル)

<埼玉線​>

・S2 高速埼玉新都心線(与野出入口~さいたま見沼出入口)
・S5 高速埼玉大宮線(美女木JCT~与野出入口)

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1879年(明治12)青森県の尻屋崎灯台に日本初の霧笛(霧信号所)が設置された(霧笛記念日)詳細
1930年(昭和5)岡崎駅~多治見駅間・瀬戸記念橋駅~高蔵寺駅間で省営自動車が運行開始される詳細
1984年(昭和59)小説家藤原審爾の命日詳細
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 今日は、昭和時代後期の1987年(昭和62)に、川口JCT~浦和IC間の開通により、東北自動車道が全通した日です。
 東北自動車道(とうほくじどうしゃどう)は、埼玉県川口市を起点とし、群馬県、栃木県、福島県、宮城県、岩手県、秋田県を経由し青森県青森市へ至る高速道路(高速自動車国道)で、略称は東北道とも呼ばれてきました。2005年(平成17)10月1日の日本道路公団の分割民営化後は、東日本高速道路が管理しています。
 1957年(昭和32)に公布・施行された「国土開発縦貫自動車道建設法」によって、国土開発縦貫自動車道(国土を縦貫する高速幹線自動車道として国において建設すべき自動車道)6路線の一つとして、位置付けられました。1965年(昭和40)に、縦貫五道(東北、中央、北陸、中国、九州)の基本計画が策定され、東北自動車道では岩槻~盛岡間の基本計画が決定します。
 1966年(昭和41)7月1日には、「国土開発縦貫自動車道建設法」が改定され、7月25日には東北縦貫自動車道弘前線の一部として、岩槻~仙台間の整備計画決定及び施行命令がなされて着工されました。1972年(昭和47)11月13日の岩槻IC~宇都宮IC間の初めての開通後、順次開通区間を伸ばしていき、1987年(昭和62)9月9日の川口JCT~浦和IC間開通により全線が開通、川口JCTで首都高速川口線と接続することになります。
 関東以北の南北方向の長距離交通を担う大動脈で、関東平野から東北山脈の東側を貫いていて、首都圏と東北・北海道方面を結ぶ重要路線となりました。また、川口JCTで首都高速川口線と東京外環自動車道、久喜白岡JCTで首都圏中央連絡自動車道(白岡菖蒲方面)、岩舟JCTで北関東自動車道(佐野田沼方面)、栃木都賀JCTで北関東自動車道(宇都宮上三川方面)、郡山JCTで磐越自動車道、福島JCTで東北中央自動車道、村田JCTで山形自動車道、仙台南ICで仙台南部道路、富谷JCTで仙台北部道路、花巻JCTで釜石自動車道、安代JCTで八戸自動車道、北上JCTで秋田自動車道、小坂JCTで秋田自動車道、浪岡ICで津軽自動車道、青森JCTで青森自動車道と接続しています。
 現在の総延長は680.5kmと日本最長で、2018年(平成30)度の一日の平均通行台数は、325,762台となりました。

〇東北自動車道関係略年表

・1957年(昭和32)4月16日 「国土開発縦貫自動車道建設法」の公布・施行によって、国土開発縦貫自動車道に位置付けられる
・1965年(昭和40) 縦貫五道(東北、中央、北陸、中国、九州)の基本計画が策定され、岩槻~盛岡間の基本計画が決定する
・1966年(昭和41)7月1日 「国土開発縦貫自動車道建設法」が改定される
・1966年(昭和41)7月25日 東北縦貫自動車道弘前線の一部として、岩槻~仙台間の施行命令がなされ、着工する
・1972年(昭和47)11月13日 岩槻IC~宇都宮IC間開通
・1973年(昭和48)8月9日 宇都宮IC~矢板IC間開通
・1973年(昭和48)11月26日 白河IC~郡山IC間開通
・1973年(昭和48)11月27日 白石IC~仙台南IC間開通
・1974年(昭和49)12月20日 矢板IC~白河IC間開通
・1975年(昭和50)4月1日 郡山IC~白石IC間開通
・1975年(昭和50)11月28日 仙台南IC~泉IC間開通
・1976年(昭和51)12月9日 泉IC~古川IC間開通
・1977年(昭和52)11月15日 古川IC~築館IC間開通
・1977年(昭和52)11月19日 一関IC~盛岡南IC間開通
・1978年(昭和53)12月2日 築館IC~一関IC間開通
・1979年(昭和54)9月27日 大鰐弘前IC~青森IC間開通
・1979年(昭和54)10月13日 紫波IC開通
・1979年(昭和54)10月18日 盛岡南IC~滝沢IC間開通
・1980年(昭和55)3月26日 浦和IC~岩槻IC間開通
・1980年(昭和55)10月8日 滝沢IC~西根IC間開通
・1980年(昭和55)10月29日 碇ヶ関IC~大鰐弘前IC間開通
・1981年(昭和56)8月4日 本宮IC開通
・1982年(昭和57)3月1日 岩槻IC~加須IC間6車線化
・1982年(昭和57)3月29日 若柳金成IC開通
・1982年(昭和57)10月19日 西根IC~安代IC間開通
・1983年(昭和58)10月1日 加須IC~佐野藤岡IC間6車線化
・1983年(昭和58)10月20日 安代IC~鹿角八幡平IC間開通
・1984年(昭和59)6月1日 佐野藤岡IC~栃木IC間6車線化
・1984年(昭和59)8月11日 栃木IC~鹿沼IC間6車線化
・1984年(昭和59)9月27日 鹿角八幡平IC~十和田IC間開通
・1984年(昭和59)11月6日 郡山南IC開通
・1986年(昭和61)7月24日 花巻南IC開通
・1986年(昭和61)7月30日 十和田IC~碇ヶ関IC間開通
・1987年(昭和62)9月9日 川口JCT~浦和IC間開通により全線開通、川口JCTで首都高速川口線と接続
・1988年(昭和63)10月13日 村田JCT開通により山形自動車道と接続
・1989年(平成元)9月7日 安代JCT開通により八戸自動車道と接続
・1990年(平成2)10月12日 小坂IC開通
・1990年(平成2)10月31日 郡山JCT開通により磐越自動車道と接続
・1992年(平成4)3月21日 羽生IC開通
・1992年(平成4)11月27日 川口JCTで東京外環自動車道と接続
・1994年(平成6)8月4日 北上JCT開通により秋田自動車道と接続
・1996年(平成8)10月8日 北上金ヶ崎IC開通
・1999年(平成11)3月19日 鹿沼IC - 大谷PA間6車線化
・1999年(平成11)11月24日 大谷PA - 宇都宮IC間6車線化
・2000年(平成12)7月27日 栃木都賀JCT開通により北関東自動車道(宇都宮上三川方面)と接続
・2001年(平成13)8月1日 仙台南ICで仙台南部道路と接続
・2002年(平成14)3月17日 浦和IC(川口方面)出入口開通
・2002年(平成14)11月7日 花巻JCT開通により釜石自動車道と接続
・2002年(平成14)11月25日 浪岡ICで津軽自動車道と接続
・2003年(平成15)9月28日 青森JCT開通により青森自動車道と接続
・2005年(平成17)10月1日 日本道路公団民営化に伴い、東日本高速道路株式会社の管轄となる
・2009年(平成21)3月29日 黒磯板室IC開通
・2010年(平成22)3月27日 富谷JCT開通により仙台北部道路と接続
・2010年(平成22)4月17日 岩舟JCT開通により北関東自動車道(佐野田沼方面)と接続
・2010年(平成22)12月18日 大衡IC開通
・2011年(平成23)5月29日 久喜白岡JCT開通により首都圏中央連絡自動車道(白岡菖蒲方面)と接続
・2013年(平成25)11月30日 小坂JCT開通により秋田自動車道と接続
・2016年(平成28)9月11日 福島JCT開通により東北中央自動車道と接続

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