
これらが順次建設され、 観音崎灯台に続いて、日本で2番目に初点灯しましたが、野島崎は東京湾に出入りする船舶にとっては、昔からの重要ポイントでした。F・L・ヴェルニーを首長とするフランス人技師たちの設計によって建設された当初は、白色八角形のレンガ造灯台で、基礎から灯火までが30mの高さで、フランス製の第1等フレネル式レンズを使用した第1等灯台で、石油灯器の6,500カンデラだったそうです。
しかしながら、関東大震災で、地上6mの所で折れて、大音響と共に倒壊してしまいました。 現在の白色塔形(八角形)コンクリート造 りの灯台は、その後1925年(大正14)8月15日に、再建されたものですが、1945年(昭和20)太平洋戦争の攻撃で大きな被害を受け、1946年(昭和21)11月12日に完全復旧したものです。
尚、野島埼とあるは昔の書き方で、1962年(昭和37)に埼を崎と改め、サキをザキと呼ぶようになったそうですが、灯台の方は以前の呼び方のままとされてきました。現況は、灯塔高(地上~塔頂)29m、標高(平均海面~灯火)38m、第2等フレネル式レンズを使い、光度73万カンデラ(実効光度)で、光達距離は17海里(約32km)です。
1998年(平成10)11月1日には、第50回灯台記念日の行事として、「日本の灯台50選」にも選定されました。
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
1914年(大正3) | 東京駅の開業式が行われる(東京駅完成記念日) | 詳細 |
1947年(昭和22) | 「過度経済力集中排除法」が公布施行される | 詳細 |
1948年(昭和22) | 連合国最高司令官総司令部(GHQ)が日本経済自立復興の為の「経済安定9原則」を指令する | 詳細 |
1997年(平成9) | 東京湾横断道路(愛称:東京湾アクアライン)が開通する | 詳細 |