ガウスの歴史を巡るブログ(その日にあった過去の出来事)

 学生時代からの大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。その中でいろいろと歴史に関わる所を巡ってきましたが、日々に関わる歴史上の出来事や感想を紹介します。Yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに移動しました。

タグ:歴史書

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 今日は、江戸時代前期の1657年(明暦3)に、徳川光圀が『大日本史』の編纂に着手した日ですが、新暦では4月10日となります。
 『大日本史』(だいにほんし)は、水戸藩第2代藩主徳川光圀の下に着手された日本の歴史書でした。光圀の世子時代の1657年(明暦3)に史局(後の彰考館)を開設して、国史の編纂事業に着手、1720年(享保5年10月29日)に、論賛を付載した本紀(73巻)と列伝(170巻)が幕府に献上(享保本『大日本史』250巻)されます。その後も、修史事業は継続され、1810年(文化7)には、旧稿本の修訂の成った成稿本が朝廷に献上されました。それから紀伝の他にも、志、表の編纂も行われましたが、廃藩置県後は、水戸徳川家へ受け継がれ、1906年(明治39)に、本紀・列伝・志・表の四部と目録合計402巻(徳川家蔵版、231冊、和本)が完成して一切の業務を終了します。活字本は、1911年(明治44)~1918年(大正7)にかけて、吉川弘文館からが刊行されました。神武天皇~後小松天皇までの百代の治世を漢文で叙述した紀伝体の史書で、本紀(帝王)73巻、列伝170巻、志126巻、表28巻、目録5巻の計402巻から成っています。史観は朱子学による大義名分論をとり、①神功皇后を本紀ではなく皇后列伝に入れ、②大友皇子の即位を認め、③南朝を正統とするなど、従来の史書と記述が異なることが特色とされ、幕末の尊王論に影響を与えます。史料収集、史籍校訂、考証にもすぐれ、水戸学という学風を生んだとされてきました。

〇『大日本史の構成』

【本紀】
巻之一 本紀第一 - 神武天皇 綏靖天皇 安寧天皇 懿徳天皇 孝昭天皇 孝安天皇 孝霊天皇 孝元天皇 開化天皇
巻之二 本紀第二 - 崇神天皇 垂仁天皇 景行天皇 成務天皇
巻之三 本紀第三 - 仲哀天皇 応神天皇
巻之四 本紀第四 - 仁徳天皇 履中天皇 反正天皇 允恭天皇
巻之五 本紀第五 - 安康天皇 雄略天皇 清寧天皇 顕宗天皇 仁賢天皇
巻之六 本紀第六 - 武烈天皇 継体天皇 安間天皇〔ママ〕 宣化天皇
巻之七 本紀第七 - 欽明天皇 敏達天皇 用明天皇 崇峻天皇
巻之八 本紀第八 - 推古天皇 舒明天皇
巻之九 本紀第九 - 皇極天皇 孝徳天皇 斉明天皇
巻之十 本紀第十 - 天智天皇 天皇大友
巻之十一 本紀第十一 - 天武天皇
巻之十二 本紀第十二 - 持統天皇
巻之十三 本紀第十三 - 文武天皇
巻之十四 本紀第十四 - 元明天皇
巻之十五 本紀第十五 - 元正天皇
巻之十六 本紀第十六 - 聖武天皇
巻之十七 本紀第十七 - 孝謙天皇
巻之十八 本紀第十八 - 廃帝
巻之十九 本紀第十九 - 称徳天皇
巻之二十 本紀第二十 - 光仁天皇
巻之二十一 本紀第二十一 - 桓武天皇
巻之二十二 本紀第二十二 - 平城天皇
巻之二十三 本紀第二十三 - 嵯峨天皇
巻之二十四 本紀第二十四 - 淳和天皇
巻之二十五 本紀第二十五 - 仁明天皇上
巻之二十六 本紀第二十六 - 仁明天皇下
巻之二十七 本紀第二十七 - 文徳天皇
巻之二十八 本紀第二十八 - 清和天皇
巻之二十九 本紀第二十九 - 陽成天皇
巻之三十 本紀第三十 - 光孝天皇
巻之三十一 本紀第三十一 - 宇多天皇
巻之三十二 本紀第三十二 - 醍醐天皇
巻之三十三 本紀第三十三 - 朱雀天皇
巻之三十四 本紀第三十四 - 村上天皇
巻之三十五 本紀第三十五 - 冷泉天皇
巻之三十六 本紀第三十六 - 円融天皇
巻之三十七 本紀第三十七 - 華山天皇
巻之三十八 本紀第三十八 - 一条天皇
巻之三十九 本紀第三十九 - 三条天皇
巻之四十 本紀第四十 - 後一条天皇
巻之四十一 本紀第四十一 - 後朱雀天皇
巻之四十二 本紀第四十二 - 後冷泉天皇
巻之四十三 本紀第四十三 - 後三条天皇
巻之四十四 本紀第四十四 - 白河天皇
巻之四十五 本紀第四十五 - 堀河天皇
巻之四十六 本紀第四十六 - 鳥羽天皇
巻之四十七 本紀第四十七 - 崇徳天皇
巻之四十八 本紀第四十八 - 近衛天皇
巻之四十九 本紀第四十九 - 後白河天皇
巻之五十 本紀第五十 - 二条天皇
巻之五十一 本紀第五十一 - 六条天皇
巻之五十二 本紀第五十二 - 高倉天皇
巻之五十三 本紀第五十三 - 安徳天皇
巻之五十四 本紀第五十四 - 後鳥羽天皇
巻之五十五 本紀第五十五 - 土御門天皇
巻之五十六 本紀第五十六 - 順徳天皇
巻之五十七 本紀第五十七 - 九条廃帝
巻之五十八 本紀第五十八 - 後堀河天皇
巻之五十九 本紀第五十九 - 四条天皇
巻之六十 本紀第六十 - 後嵯峨天皇
巻之六十一 本紀第六十一 - 後深草天皇
巻之六十二 本紀第六十二 - 亀山天皇
巻之六十三 本紀第六十三 - 後宇多天皇
巻之六十四 本紀第六十四 - 伏見天皇
巻之六十五 本紀第六十五 - 後伏見天皇
巻之六十六 本紀第六十六 - 後二条天皇
巻之六十七 本紀第六十七 - 花園天皇
巻之六十八 本紀第六十八 - 後醍醐天皇上
巻之六十九 本紀第六十九 - 後醍醐天皇下
巻之七十 本紀第七十 - 後村上天皇
巻之七十一 本紀第七十一 - 長慶天皇 後亀山天皇
巻之七十二 本紀第七十二 - 後小松天皇上
巻之七十三 本紀第七十三 - 後小松天皇下

【列伝】
巻之七十四 列伝第一 后妃一
巻之七十五 列伝第二 后妃二
巻之七十六 列伝第三 后妃三
巻之七十七 列伝第四 后妃四
巻之七十八 列伝第五 后妃五
巻之七十九 列伝第六 后妃六
巻之八十 列伝第七 后妃七
巻之八十一 列伝第八 后妃八
巻之八十二 列伝第九 后妃九
巻之八十三 列伝第第十 后妃十
巻之八十四 列伝第十一 后妃十一
巻之八十五 列伝第十二 后妃十二
巻之八十六 列伝第十三 皇子一
巻之八十七 列伝第十四 皇子二
巻之八十八 列伝第十五 皇子三
巻之八十九 列伝第十六 皇子四
巻之九十 列伝第十七 皇子五
巻之九十一 列伝第十八 皇子六
巻之九十二 列伝第十九 皇子七
巻之九十三 列伝第二十 皇子八
巻之九十四 列伝第二十一 皇子九
巻之九十五 列伝第二十二 皇子十
巻之九十六 列伝第二十三 皇子十一
巻之九十七 列伝第二十四 皇子十二
巻之九十八 列伝第二十五 皇子十三
巻之九十九 列伝第二十六 皇子十四
巻之一百 列伝第二十七 皇女一
巻之一百一 列伝第二十八 皇女二
巻之一百二 列伝第二十九 皇女三
巻之一百三 列伝第三十 皇女四
巻之一百四 列伝第三十一 皇女五
巻之一百五 列伝第三十二 皇女六
巻之一百六 列伝第三十三
巻之一百七 列伝第三十四 
巻之一百八 列伝第三十五
巻之一百九 列伝第三十六
巻之一百一十 列伝第三十七
巻之一百十一 列伝第三十八
巻之一百十二 列伝第三十九
巻之一百十三 列伝第四十 
巻之一百十四 列伝第四十一
巻之一百十五 列伝第四十二
巻之一百十六 列伝第四十三
巻之一百十七 列伝第四十四
巻之一百十八 列伝第四十五
巻之一百十九 列伝第四十六
巻之一百二十 列伝第四十七 
巻之一百二十一 列伝第四十八 
巻之一百二十二 列伝第四十九
巻之一百二十三 列伝第五十 
巻之一百二十四 列伝第五十一
巻之一百二十五 列伝第五十二 
巻之一百二十六 列伝第五十三 
巻之一百二十七 列伝第五十四
巻之一百二十八 列伝第五十五
巻之一百二十九 列伝第五十六
巻之一百三十 列伝第五十七
巻之一百三十一 列伝第五十八
巻之一百三十二 列伝第五十九
巻之一百三十三 列伝第六十 
巻之一百三十四 列伝第六十一 
巻之一百三十五 列伝第六十二
巻之一百三十六 列伝第六十三 
巻之一百三十七 列伝第六十四
巻之一百三十八 列伝第六十五
巻之一百三十九 列伝第六十六
巻之一百四十 列伝第六十七
巻之一百四十一 列伝第六十八
巻之一百四十二 列伝第六十九
巻之一百四十三 列伝第七十 
巻之一百四十四 列伝第七十一
巻之一百四十五 列伝第七十二 
巻之一百四十六 列伝第七十三
巻之一百四十七 列伝第七十四
巻之一百四十八 列伝第七十五
巻之一百四十九 列伝第七十六
巻之一百五十 列伝第七十七
巻之一百五十一 列伝第七十八
巻之一百五十二 列伝第七十九
巻之一百五十三 列伝第八十 
巻之一百五十四 列伝第八十一 
巻之一百五十五 列伝第八十二
巻之一百五十六 列伝第八十三
巻之一百五十七 列伝第八十四 
巻之一百五十八 列伝第八十五 
巻之一百五十九 列伝第八十六
巻之一百六十 列伝第八十七
巻之一百六十一 列伝第八十八
巻之一百六十二 列伝第八十九 
巻之一百六十三 列伝第九十
巻之一百六十四 列伝第九十一
巻之一百六十五 列伝第九十二
巻之一百六十六 列伝第九十三 
巻之一百六十七 列伝第九十四
巻之一百六十八 列伝第九十五
巻之一百六十九 列伝第九十六
巻之一百七十 列伝第九十七
巻之一百七十一 列伝第九十八
巻之一百七十二 列伝第九十九 
巻之一百七十三 列伝第百 
巻之一百七十四 列伝第百一 
巻之一百七十五 列伝第百二 
巻之一百七十六 列伝第百三 
巻之一百七十七 列伝第百四
巻之一百七十八 列伝第百五 
巻之一百七十九 列伝第百六 将軍一 
巻之一百八十 列伝第百七 将軍二
巻之一百八十一 列伝第百八 将軍三 
巻之一百八十二 列伝第百九 将軍四 
巻之一百八十三 列伝第第百十 将軍五 
巻之一百八十四 列伝第百十一 将軍六 
巻之一百八十五 列伝第百十二 将軍七 
巻之一百八十六 列伝第百十三 将軍八 
巻之一百八十七 列伝第百十四 将軍家族一 
巻之一百八十八 列伝第百十五 将軍家族二 
巻之一百八十九 列伝第百十六 将軍家族三
巻之一百九十 列伝第百十七 将軍家族四 
巻之一百九十一 列伝第百十八 将軍家臣一 
巻之一百九十二 列伝第百十九 将軍家臣二 
巻之一百九十三 列伝第百二十 将軍家臣三 
巻之一百九十四 列伝第百二十一 将軍家臣四 
巻之一百九十五 列伝第百二十二 将軍家臣五 
巻之一百九十六 列伝第百二十三 将軍家臣六 
巻之一百九十七 列伝第百二十四 将軍家臣七 
巻之一百九十八 列伝第百二十五 将軍家臣八 
巻之一百九十九 列伝第百二十六 将軍家臣九 
巻之二百  列伝第百二十七 将軍家臣十
巻之二百一 列伝第百二十八 将軍家臣十一 
巻之二百二 列伝第百二十九 将軍家臣十二 
巻之二百三 列伝第百三十 将軍家臣十三 
巻之二百四 列伝第百三十一 将軍家臣十四 
巻之二百五 列伝第百三十二 将軍家臣十五
巻之二百六 列伝第百三十三 将軍家臣十六
巻之二百七 列伝第百三十四 将軍家臣十七 
巻之二百八 列伝第百三十五 将軍家臣十八
巻之二百九 列伝第百三十六 将軍家臣十九 
巻之二百十 列伝第百三十七 将軍家臣二十 
巻之二百十一 列伝第百三十八 将軍家臣二十一 
巻之二百十二 列伝第百三十九 将軍家臣二十二
巻之二百十三 列伝第百四十 文学一
巻之二百十四 列伝第百四十一 文学二 
巻之二百十五 列伝第百四十二 文学三 
巻之二百十六 列伝第百四十三 文学四
巻之二百十七 列伝第百四十四 文学五 
巻之二百十八 列伝第百四十五 歌人一
巻之二百十九 列伝第百四十六 歌人二
巻之二百二十 列伝第百四十七 歌人三 
巻之二百二十一 列伝第百四十八 歌人四 
巻之二百二十二 列伝第百四十九 孝子
巻之二百二十三 列伝第百五十 義烈 
巻之二百二十四 列伝第百五十一 列女 
巻之二百二十五 列伝第百五十二 隠逸
巻之二百二十六 列伝第百五十三 方技

【岡】
巻之二百二十七 列伝第百五十四 叛臣一
巻之二百二十八 列伝第百五十五 叛臣二 
巻之二百二十九 列伝第百五十六 叛臣三 
巻之二百三十 列伝第百五十七 叛臣四
巻之二百三十一 列伝第百五十八 逆臣
巻之二百三十二 列伝第百五九 諸蕃一
巻之二百三十三 列伝第百五十 諸蕃二 
巻之二百三十四 列伝第百六十一 諸蕃三 
巻之二百三十五 列伝第百六十二 諸蕃四 
巻之二百三十六 列伝第百六十三 諸蕃五 
巻之二百三十七 列伝第百六十四 諸蕃六
巻之二百三十八 列伝第百六十五 諸蕃七 
巻之二百三十九 列伝第百六十六 諸蕃八 
巻之二百四十 列伝第百六十七 諸蕃九
巻之二百四十一 列伝第百六十八 諸蕃十 
巻之二百四十二 列伝第百六十九 諸蕃十一 
巻之二百四十三 列伝第百七十 諸蕃十二 

【志】
巻之二百四十四 志第一 神祇一 総叙一
巻之二百四十五 志第二 神祇二 総叙二
巻之二百四十六 志第三 神祇三 総叙三
巻之二百四十七 志第四 神祇四 祭儀上
巻之二百四十八 志第五 神祇五 祭儀下 
巻之二百四十九 志第六 神祇六 神社一
巻之二百五十 志第七 神祇七 神社二
巻之二百五十一 志第八 神祇八 神社三 
巻之二百五十二 志第九 神祇九 神社四 
巻之二百五十三 志第十 神祇十 神社五 
巻之二百五十四 志第十一 神祇十一 神社六 
巻之二百五十五 志第十二 神祇十二 神社七 
巻之二百五十六 志第十三 神祇十三 神社八 
巻之二百五十七 志第十四 神祇十四 神社九
巻之二百五十八 志第十五 神祇十五 神社十 
巻之二百五十九 志第十六 神祇十六 神社十一 
巻之二百六十 志第十七 神祇十七 神社十二 
巻之二百六十一 志第十八 神祇十八 神社十三 
巻之二百六十二 志第十九 神祇十九 神社十四 
巻之二百六十三 志第二十 神祇二十 神社十五 
巻之二百六十四 志第二十一 神祇二十一 神社十六
巻之二百六十五 志第二十二 神祇二十二 
巻之二百六十六 志第二十三 神祇二十三 
巻之二百六十七 志第二十四 氏族一 皇別一 
巻之二百六十八 志第二十五 氏族二 皇別二 
巻之二百六十九 志第二十六 氏族三 皇別三 
巻之二百七十 志第二十七 氏族四 皇別四 
巻之二百七十一 志第二十八 氏族五 皇別五
巻之二百七十二 志第二十九 氏族六 神別一 
巻之二百七十三 志第三十 氏族七 神別二 
巻之二百七十四 志第三十一 氏族八 神別三 
巻之二百七十五 志第三十二 氏族九 神別四
巻之二百七十六 志第三十三 氏族十 蕃別一
巻之二百七十七 志第三十四 氏族十一 蕃別二 
巻之二百七十八 志第三十五 氏族十二 
巻之二百七十九 志第三十六 氏族十三 
巻之二百八十 志第三十七 職官一 
巻之二百八十一 志第三十八 職官二
巻之二百八十二 志第三十九 職官三
巻之二百八十三 志第四十 職官四
巻之二百八十四 志第四十一 職官五

【廃官】
巻之二百八十五 志第四十二 国郡一 
巻之二百八十六 志第四十三 国郡二 畿内一 
巻之二百八十七 志第四十四 国郡三 畿内二 
巻之二百八十八 志第四十五 国郡四 畿内三 
巻之二百八十九 志第四十六 国郡五 畿内四 
巻之二百九十 志第四十七 国郡六 東海道一 
巻之二百九十一 志第四十八 国郡七 東海道二 
巻之二百九十二 志第四十九 国郡八 東海道三 
巻之二百九十三 志第五十 国郡九 東海道四 
巻之二百九十四 志第五十一 国郡十 東海道五 
巻之二百九十五 志第五十二 国郡十一 東海道六
巻之二百九十六 志第五十三 国郡十二 東海道七 
巻之二百九十七 志第五十四 国郡十三 東海道八 
巻之二百九十八 志第五十五 国郡十四 東山道一 
巻之二百九十九 志第五十六 国郡十五 東山道二 
巻之三百 志第五十七 国郡十六 東山道三 
巻之三百一 志第五十八 国郡十七 東山道四
巻之三百二 志第五十九 国郡十八 東山道五
巻之三百三 志第六十 国郡十九 北陸道一 
巻之三百四 志第六十一 国郡二十 北陸道二 
巻之三百五 志第六十二 国郡二十一 北陸道三
巻之三百六 志第六十三 国郡二十二 山陰道一 
巻之三百七 志第六十四 国郡二十三 山陰道二 
巻之三百八 志第六十五 国郡二十四 山陰道三 
巻之三百九 志第六十六 国郡二十五 山陽道一 
巻之三百一十 志第六十七 国郡二十六 山陽道二 
巻之三百十一 志第六十八 国郡二十七 南海道一 
巻之三百十二 志第六十九 国郡二十八 南海道二 
巻之三百十三 志第七十 国郡二十九 西海道一
巻之三百十四 志第七十一 国郡三十 西海道二 
巻之三百十五 志第七十二 国郡三十一 西海道三 
巻之三百十六 志第七十三 国郡三十二 西海道四
巻之三百十七 志第七十四 国郡三十三 西海道五
巻之三百十八 志第七十五 食貨一 
巻之三百十九 志第七十六 食貨二 
巻之三百二十 志第七十七 食貨三 
巻之三百二十一 志第七十八 食貨四 
巻之三百二十二 志第七十九 食貨五 
巻之三百二十三 志第八十 食貨六 
巻之三百二十四 志第八十一 食貨七
巻之三百二十五 志第八十二 食貨八
巻之三百二十六 志第八十三 食貨九 
巻之三百二十七 志第八十四 食貨十 
巻之三百二十八 志第八十五 食貨十一 
巻之三百二十九 志第八十六 食貨十二 
巻之三百三十 志第八十七 食貨十三 
巻之三百三十一 志第八十八 食貨十四 
巻之三百三十二 志第八十九 食貨十五
巻之三百三十三 志第九十 食貨十六 
巻之三百三十四 志第九十一 礼楽一 
巻之三百三十五 志第九十二 礼楽二
巻之三百三十六 志第九十三 礼楽三
巻之三百三十七 志第九十四 礼楽四
巻之三百三十八 志第九十五 礼楽五
巻之三百三十九 志第九十六 礼楽六 
巻之三百四十 志第九十七 礼楽七
巻之三百四十一 志第九十八 礼楽八
巻之三百四十二 志第九十九 礼楽九
巻之三百四十三 志第一百 礼楽十 
巻之三百四十四 志第一百一 礼楽十一 
巻之三百四十五 志第一百二 礼楽十二 
巻之三百四十六 志第一百三 礼楽十三 
巻之三百四十七 志第一百四 礼楽十四 
巻之三百四十八 志第一百五 礼楽十五 
巻之三百四十九 志第一百六 礼楽十六 
巻之三百五十 志第一百七 兵一 
巻之三百五十一 志第一百八 兵二 
巻之三百五十二 志第一百九 兵三 
巻之三百五十三 志第一百十 兵四 
巻之三百五十四 志第一百十一 兵五 
巻之三百五十五 志第一百十二 兵六
巻之三百五十六 志第一百十三 刑法一
巻之三百五十七 志第一百十四 刑法二
巻之三百五十八 志第一百十五 陰陽一 
巻之三百五十九 志第一百十六 陰陽二 災祥一 
巻之三百六十 志第一百十七 陰陽三 災祥二 
巻之三百六十一 志第一百十八 陰陽四 災祥三
巻之三百六十二 志第一百十九 陰陽五 災祥四
巻之三百六十三 志第一百二十 陰陽六 災祥五 
巻之三百六十四 志第一百二十一 仏事一 
巻之三百六十五 志第一百二十二 仏事二
巻之三百六十六 志第一百二十三 仏事三 
巻之三百六十七 志第一百二十四 仏事四 
巻之三百六十八 志第一百二十五 仏事五
巻之三百六十九 志第一百二十六 仏事六 

【表】
巻之三百七十 表第一 臣連伴造一
巻之三百七十一 表第二 臣連伴造二
巻之三百七十二 表第三 公卿一
巻之三百七十三 表第四 公卿二
巻之三百七十四 表第五 公卿三
巻之三百七十五 表第六 公卿四
巻之三百七十六 表第七 公卿五
巻之三百七十七 表第八 公卿六
巻之三百七十八 表第九 公卿七
巻之三百七十九 表第十 国郡司一
巻之三百八十 表第十一 国郡司二
巻之三百八十一 表第十二 国郡司三
巻之三百八十二 表第十三 国郡司四
巻之三百八十三 表第十四 国郡司五
巻之三百八十四 表第十五 国郡司六
巻之三百八十五 表第十六 国郡司七
巻之三百八十六 表第十七 国郡司八
巻之三百八十七 表第十八 国郡司九
巻之三百八十八 表第十九 国郡司十
巻之三百八十九 表第二十 国郡司十一
巻之三百九十 表第二十一 国郡司十二
巻之三百九十一 表第二十二 蔵人検非違使一
巻之三百九十二 表第二十三 蔵人検非違使二
巻之三百九十三 表第二十四 蔵人検非違使三
巻之三百九十四 表第二十五 蔵人検非違使四
巻之三百九十五 表第二十六 将軍僚属一
巻之三百九十六 表第二十七 将軍僚属二
巻之三百九十七 表第二十八 将軍僚属三

☆『大日本史』関係略年表(明治5年以前の日付は旧暦です)

・1645年(正保2年) 18歳の徳川光圀(後の水戸藩第二代藩主)が修史の志をたてる
・1646年(正保3年) 光圀は学者を京都方面に派遣して古書の収集を始める
・1657年(明暦3年2月) 世子時代の光圀が江戸神田の別邸に史局を設けて修史事業を開始する
・1672年(寛文12年) 史局を小石川の本邸(現在の文京区後楽園付近)に移して彰考館と命名する
・1683年(天和3年) 神武天皇から後醍醐天皇までの時代を扱った「新撰紀伝」104巻が完成する
・1676年(延宝4年) 全国的な史料調査が開始される
・1693年(元禄6年) これまでの間に史料調査が主なものだけでも十三回行われる
・1697年(元禄10年) 神武から後小松までの本紀である「百王本紀」が一応完成する
・1698年(元禄11年) 光圀は彰考館員の多くを江戸から水戸城内に移し(以後江戸と水戸双方に彰考館が置かれることとなった)、列伝の執筆を督励する
・1699年(元禄12年) 皇妃・皇子・皇女の各伝ができ、列伝の草稿もほぼ整う
・1700年(元禄13年12月6日) 紀伝全体の完成をみるに至らないまま、光圀が亡くなる
・1710年(宝永7年) 続編編纂の議が総裁(江戸)酒泉竹軒らによって提案される
・1715年(正徳5年4月) 書名が「大日本史」と決まる
・1715年(正徳5年11月) 大井松隣の代作になる第三代藩主綱条の叙文が作られる
・1715年(正徳5年12月6日) 光圀の忌日には、本紀七十三巻・列伝百七十巻、計二百四十三巻の清書本が光圀の廟に供えられる(正徳本『大日本史』)
・1716年(享保元年) 綱条が続編編纂を正式に命じる
・1720年(享保5年10月29日) 論賛を付載した本紀と列伝が幕府に献上される(享保本『大日本史』250巻)
・1737年(元文2年) 安積が紀伝の校閲作業を終える
・1786年(天明6年) 立原翠軒が総裁(水戸)となり、修史事業の再興に熱意を傾ける
・1803年(享和3年) 藤田派の高橋が「天朝百王一姓」のわが国においては臣下が天皇の行為を論評するごときは許されないとして、その削除を要求する
・1809年(文化6年) 論賛全文の削除が決定する
・1810年(文化7年) 藩主に代わって藤田が執筆した上表文を添えてこれを朝廷にも送付する
・1849年(嘉永2年) 紀伝243巻全部が完了する
・1852年(嘉永5年) 紀伝243巻を訂正し、幕府と朝廷に改めて献じる
・1864年(元治元年) 志・表の編纂の完成をみずに豊田天功が没する
・1869年(明治2年) 彰考館が水戸徳川家に帰属すると館員は削減され、豊田の門人栗田寛(栗里)・菅政友・津田信存ら10名ほどになる
・1892年(明治25年) 栗田が文科大学教授となって上京、津田も同年没してからは、青山延寿・清水正健・栗田勤らが校訂と出版にあたる
・1906年(明治39年)2月 本紀・列伝・志・表の四部と目録合計402巻(徳川家蔵版、231冊、和本)が完成して一切の業務を終了する
・1911年(明治44年)~1918年(大正7年) 吉川弘文館から活字本が刊行される

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1594年(文禄3)豊臣秀吉による吉野の花見が開宴される(新暦4月17日)詳細
1754年(宝暦4)江戸幕府の命で薩摩藩が木曾川の治水工事(宝暦治水)に着手(新暦3月20日)詳細
1875年(明治8)日本初の近代的植物園・小石川植物園が開園する詳細
1946年(昭和21)GHQより「社会救済に関する覚書」(SCAPIN-775)が出される詳細
1987年(昭和62)東京で開催された環境と開発に関する世界委員会(WCED)で、「東京宣言」が採択される詳細
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honchyoutsugan01
 今日は、江戸時代前期の1670年(寛文10)に、江戸幕府の命により、林羅山・林春斎らが編纂した『本朝通鑑』が完成し、第4代将軍徳川家綱に献じられた日ですが、新暦では7月28日となります。
 『本朝通鑑』(ほんちょうつがん)は、1644年(正保元)の江戸幕府第3代将軍徳川家光の命により、林羅山とその子林鵞峰が編纂した漢文・編年体の史書でした。中国の『資治通鑑』の名称と記述法に倣ったもので、前編(神代)3巻、正編(神武~宇多天皇)40巻、続編(醍醐~後陽成天皇)230巻、提要30巻、付録(神祇、皇運、朝職[上・下]、武職)5巻、目録1巻、引用書目1巻の計310巻から成っています。
 天皇一代ごとの編年体で、事実をありのままに記述し勧善懲悪の効果を期待したとされ、今日失われている多数の文書記録を含んでいる貴重な史書とされてきました。1670年(寛文10)に完成し、6月12日には中書本(最終的な清書本を作成する前の中間的な清書本)が将軍家へ提出され、清書本は紅葉山文庫と日光東照宮に納められています。
 独断を避け厳密な考証につとめ、儒学の実証的合理主義による歴史書の先駆をなすものとされ、いわゆる林家史学の代表ですが、これに異論をもつ水戸藩の『大日本史』などの編修を呼び起こしました。

〇林 羅山(はやし らざん)とは?

 江戸時代前期に活躍した朱子学派の儒学者です。安土桃山時代の1583年(天正11)8月に、京都四条新町で、加賀国の郷士の末裔で浪人だった父の子として生まれましたが、本名は信勝と言いました。1595年(文禄4)に臨済宗の建仁寺に入って、大統庵の古澗慈稽に、次に十如院の英甫永雄に就いて、儒学と仏教を学びます。
 1597年(慶長2)に家に戻ってからはもっぱら儒書に親しみ、朱子の章句、集注を研究して、朱子学(宋学)に傾倒していきました。1604年(慶長9)に、角倉素庵の仲介で藤原惺窩と出会い、論争後、その門に入ります。
 1607年(慶長12)惺窩の推挙で、徳川家康に仕え、以後秀忠、家光、家綱と4代の将軍の侍講を勤めました。その中で、儀式・典礼の調査、「武家諸法度」「諸士法度」「御定書百箇条」などの制定や『寛永諸家系図伝』、『本朝通鑑』などの伝記・歴史の編纂、古書・古記録の採集・校訂、外交文書の起草に関与し、幕政の整備に貢献します。
 また、1630年(寛永7)に上野忍岡に私塾・文庫と孔子廟を建てて、のち官学となった昌平坂学問所(昌平黌)の学問の礎を築きました。朱子学を幕府の官学とし、彼の子孫は林家と称し代々幕府の儒官となります。
 『三徳抄』、『大学解』、『神道伝授』、『本朝神社考』、『羅山文集』など多くを著しましたが、1657年(明暦3)1月23日に、江戸において、数え年75歳で亡くなりました。

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1761年(宝暦11)江戸幕府第9代将軍徳川家重の命日(新暦7月13日)詳細
1867年(慶応3)坂本龍馬が長崎から兵庫へ向かう藩船の中で「船中八策」を著す(新暦7月13日)詳細
1910年(明治41)本州の宇野と四国の高松の間の鉄道連絡船(宇高連絡船)が運航開始する詳細
1961年(昭和36)「農業基本法」(昭和36年法律第127号)が公布・施行される詳細
1965年(昭和40)家永教科書裁判の第一次訴訟が提訴される詳細
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 今日は、江戸時代後期の1827年(文政10)に、頼山陽著『日本外史』22巻が、元老中・松平定信に献呈された日ですが、新暦では6月15日となります。
 『日本外史』(にほんがいし)は、江戸時代後期に頼山陽が、著した国史の史書でした。1800年(寛政12)の脱藩後の幽閉中に執筆を始め、200部余の書を参考にし、その後推敲を重ね、論賛を加え、20年以上もの歳月を費やして、1827年(文政10)に完成し、5月21日に、元老中・松平定信に献呈されています。
 1836年(天保7)~1637(天保8)頃に刊行されましたが、全22巻12冊からなり、漢の司馬遷の『史記』の体裁にならい、政権が武門に帰した由来を史論をはさみつつ、源平両氏から徳川氏まで武家13氏の盛衰興亡について、漢文体で綴ったものでした。天皇から征夷大将軍に任じられた家 (源氏、新田氏、足利氏、徳川氏) の歴史を正記とし、他氏を前記、後記としています。
 史書としては必ずしも正確ではないとされますが、読者を魅了する雄勁で流麗な文章のため、幕末~明治期に広く読まれ、尊王思想で一貫していて、尊王攘夷運動に大きな影響を与えました。

〇『日本外史』の構成

・巻一   源氏前記 平氏
・巻二   源氏正記 源氏上
・巻三   源氏正記 源氏下
・巻四   源氏後記 北条氏
・巻五   新田氏前記 楠氏
・巻六   新田氏正記 新田氏
・巻七   足利氏正記 足利氏上  
・巻八   足利氏正記 足利氏中  
・巻九   足利氏正記 足利氏下  
・巻十   足利氏後記 北条氏  
・巻十一  足利氏後記 武田氏上杉氏  
・巻十二  足利氏後記 毛利氏
・巻十三  徳川氏前記 織田氏上
・巻十四  徳川氏前記 織田氏下
・巻十五  徳川氏前記 豊臣氏上
・巻十六  徳川氏前記 豊臣氏中
・巻十七  徳川氏前記 豊臣氏下
・巻十八  徳川氏正記 徳川氏一
・巻十九  徳川氏正記 徳川氏二
・巻二十  徳川氏正記 徳川氏三
・巻二十一 徳川氏正記 徳川氏四
・巻二十二 徳川氏正記 徳川氏五

☆頼 山陽(らい さんよう)とは?

 江戸時代後期の儒学者・詩人です。1781年(安永9年12月27日)に大坂・江戸堀において、儒学者の父・頼春水、母・静子の長男として生まれましたが、幼名は久太郎(ひさたろう)と言いました。
 1781年(天明元)春水の広島藩儒登用後、しばらくして広島に移り、9歳で学問所に入学し、早くより詩文に秀でていたとされています。1797年(寛政9)には、江戸に遊学し、父の学友・尾藤二洲に学びましたが、翌年帰郷しました。
 1800年(寛政12)脱藩しますが連れ戻されて24歳まで幽閉され、この間史書執筆を志して、『日本外史』を起稿し、幕末の尊王攘夷派につよい影響をあたえます。1803年(享和3)に廃嫡のうえ、幽閉を許され、郷里を出て菅茶山の廉塾の塾頭となりましたが、1811年(文化8) に京都洛中に私塾を開き、詩を教えました。
 1818年(文政元)に西日本の旅に出て、広く文人や儒者と交流し、詩才を発揮、帰京後は詩文の両面で活躍します。その中で、20年以上もの歳月を費やして、1827年(文政10)に『日本外史』を完成させ、5月21日に元老中・松平定信に献呈しました。
 しかし、1832年(天保3年9月23日)に、京都において、肺結核により数え年53歳で亡くなっています。その後、1836年(天保7)~1637年(天保8)頃に『日本外史』が刊行されました。

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

二十四節季二十四節季の8番目小満の日です詳細
720年(養老4)舎人親王らが『日本書紀』30巻と系図1巻を完成し撰上する(新暦7月1日)詳細
1281年(弘安4)蒙古軍が対馬に上陸し、第2回元寇(弘安の役)が始まる詳細
1575年(天正3)長篠の戦いで織田信長・徳川家康連合軍が武田勝頼軍を破る(新暦6月29日)詳細
1949年(昭和24)「新宿御苑」が国民公園となり一般に利用が開放される詳細
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 今日は、平安時代前期の892年(寛平4)に、菅原道真が『類聚国史』を撰進した日ですが、新暦では6月2日となります。
 類聚国史(るいじゅこくし、るいじゅうこくし)は、菅原道真が宇多天皇の勅を奉じて編集した、平安時代前期の歴史書でした。中国で流行した『芸文類聚』、『初学記』などの類書にならい、六国史(りっこくし)の記事を神祇・帝王・後宮・人・歳時・音楽・賞宴・奉献・政理・刑法・職官・文・田地・祥瑞・災異・仏道・風俗・殊俗など十数部の部門別に分類しなおして、検索の便をはかり、年代順に編集したものです。
 892年(寛平4)に完成・成立した当時は、本史200巻、目録2巻、帝王系図3巻からなっていましたが、応仁の乱で散逸したとされ、現存するのは本史61巻、抄出本1巻のみとなりました。原文主義をとって余計な文章の改変を一切排していて、六国史の記事検索に便利であり、『日本後紀』の欠を補う古代史研究の重要史料とされますが、『三代実録』関係の記事は後人の増補とする説もあります。

〇菅原道真(すがわら みちざね)とは?

 平安時代前期の学者・政治家です。845年(承和12)に、菅原是善の3男として生まれ、幼少の頃より詩歌に才能があったと言われています。862年(貞観4)に18歳で文章生となり、877年(元慶元)には、文章博士となりました。
 以後、宇多天皇の信任を得て、藤原氏を抑えるために重用され、894年(寛平6)には、遣唐使に任ぜられましたが建議して、これを中止します。899年(昌泰2)に、右大臣となりますが、左大臣藤原時平の中傷により、大宰権帥に左遷されました。
 そして、903年(延喜3)に大宰府において、59歳で亡くなっています。著作としては、詩文集に『菅家文草』、『菅家後集』、編著に『日本三代実録』、『類聚国史』などがあります。

☆六国史とは?

 奈良時代から平安時代前期に、編纂された以下の6つの官撰の正史のことで、おおむね編年体で記されています。
(1)『日本書紀』 720年(養老4)完成 撰者は、舎人親王 
  全30巻(他に系図1巻は失われた)で、神代から持統天皇まで(?~697年)を掲載する
(2)『続日本紀』 797年(延暦16)完成 撰者は、菅野真道・藤原継縄等
 全40巻で、文武天皇から桓武天皇まで(697~791年)を掲載する
(3)『日本後紀』 840年(承和7)完成 撰者は、藤原冬嗣・藤原緒嗣等
 全40巻(10巻分のみ現存)で、桓武天皇から淳和天皇まで(792~833年)を掲載する
(4)『続日本後紀』 869年(貞観11)完成 撰者は、藤原良房・春澄善縄等
  全20巻で、仁明天皇の代(833~850年)を掲載する
(5)『日本文徳天皇実録』 879年(元慶3)完成 撰者は、藤原基経・菅原是善・嶋田良臣等
  全10巻で、文徳天皇の代(850~858年)を掲載する
(6)『日本三代実録』 901年(延喜元)完成 撰者は、藤原時平・大蔵善行・菅原道真等
  全50巻で、清和天皇から光孝天皇まで(858~887年)を掲載する

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1863年(文久3)長州藩が下関海峡に碇泊中のアメリカ商船に砲撃し、下関事件が始まる(新暦6月25日)詳細
1900年(明治33)鉄道唱歌』第一集東海道篇が発行される詳細
1930年(昭和5)日本画家下村観山の命日詳細
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