
しかし、営団としては廃止・解散したものの、職員・社屋・駅・鉄道車両・施設は東京地下鉄にそのまま引き継がれています。
以下に、「東京地下鉄株式会社法」(平成14年法律第188号)を掲載しておきますので、ご参照下さい。
そして、1941年(昭和16)に、「東京地下鉄道」と「東京高速鉄道」によって行われていた、東京市の地下鉄建設・運営事業が統合されて、「帝都高速度交通営団」に引き継がれ、営団地下鉄銀座線となります。太平洋戦争後、新たな路線の建設が進み、丸ノ内線(池袋駅~荻窪駅および中野坂上駅~方南町駅)、日比谷線(北千住駅~中目黒駅)、東西線(中野駅~西船橋駅)、千代田線(綾瀬駅~代々木上原駅および綾瀬駅~ 北綾瀬駅)、有楽町線(和光市駅~新木場駅)、半蔵門線(渋谷駅~押上駅)、南北線(目黒駅~赤羽岩淵駅)の路線を建設・運営してきました。
しかし、2002年(平成14)12月18日に、「東京地下鉄株式会社法」(平成14年法律第188号)が公布・施行され、2004年(平成16)3月31日に、国と東京都が出資する特殊会社である「東京地下鉄株式会社」(愛称は東京メトロ)へ受け継がれています。現在では、9路線195.1kmを運行する日本最大の地下鉄事業者となりました。
今でも、最初に開業した銀座線には、駅ホームやトンネル等にレトロな感じが残っていて、一見の価値があります。