1578年(天正6)の25歳の時、山陽地方へと布教の旅に出て、1592年(文禄元)の39歳の時、和楽に入り、1594年(文禄3年)の41歳の時、安芸国正法寺の13世住職となりました。1596年(慶長元)の43歳の時、美濃国浄音寺に戻り、25世住職となり、1609年(慶長14)の56歳時、美濃国立政寺(りゅうしょうじ)を預かり、1613年(慶長18)の60歳の時、京都新京極大本山誓願寺55世法主となります。
1615年(慶長20)に京都所司代板倉重宗の依頼によって『醒睡笑』の執筆を始め、1623年(元和9)には、全8巻が完成、紫衣の勅許を得て、誓願寺塔頭竹林院を創立して隠居しました。1624年(寛永元)に茶室「安楽庵」に風流の人士を招き、茶道や文筆に親しんで優雅な生活を始め、1628年(寛永5年3月17日)には、京都所司代板倉重宗に『醒睡笑』を献呈しています。
1630年(寛永7)の77歳の時、『百椿集』1巻を上梓しましたが、1642年(寛永19年1月8日)に、京都において、数え年89歳で亡くなり、所は京都誓願寺とされました。説教僧として知られ、滑稽な落し噺を説教の高座で実演し,その話材を『醒睡笑(せいすいしょう)』に集録して後世に残したので、落語の元祖とも言われています。
以下に、『醒睡笑』の構成と序文を掲載しておきますので、ご参照下さい。
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