ガウスの歴史を巡るブログ(その日にあった過去の出来事)

 学生時代からの大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。その中でいろいろと歴史に関わる所を巡ってきましたが、日々に関わる歴史上の出来事や感想を紹介します。Yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに移動しました。

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 今日は、昭和時代後期の1981年(昭和56)に、「昭和56年内閣告示第1号」として、当用漢字の後継となる常用漢字表(1,945字/4,087音訓[2,187音・1,900訓])が告示された日です。
 常用漢字表(じょうようかんじひょう)は、それまでの当用漢字の後継として、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活における漢字使用の目安となることを目指し、1981年(昭和56)3月23日に国語審議会が答申し、同年10月1日に内閣告示・訓令された常用漢字を示した表でした。漢字の字体、音訓、語例を示した「本表」と、当て字や熟字訓を示した「付表」からなり、1,945字/4,087音訓[2,187音・1,900訓]から成っています。
 その後、2010年(平成22)11月30日に、パーソナル・コンピュータや携帯電話の普及で漢字の入力が容易になったことに対応するため、制定以来初めて改定され、「鬱」「彙」「稽」「蔑」などを含む196字が追加され、使用頻度の低い「勺」「錐」などの 5字が削除されて、2,136字/4,388音訓[2,352音・2,036訓]となりました。尚、教育では、高等学校で常用漢字のすべての音訓が読め、すべてが書けることが指示されています。
 以下に、常用漢字表(2010年(平成22)11月30日に改訂されたもの)を掲載しておきますので、ご参照下さい。

〇常用漢字表(2010年(平成22)11月30日に改訂されたもの)

 前書き

1 この表は、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、⼀般の社会⽣活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使⽤の⽬安を示すものである。
2 この表は、科学、技術、芸術その他の各種専門分野や個々⼈の表記にまで及ぼそうとするものではない。ただし、専門分野の語であっても、⼀般の社会生活と密接に関連する語の表記については、この表を参考とすることが望ましい。
3 この表は、都道府県名に用いる漢字及びそれに準じる漢字を除き、固有名詞を対象とするものではない。
4 この表は、過去の著作や文書における漢字使⽤を否定するものではない。
5 この表の運用に当たっては、個々の事情に応じて適切な考慮を加える余地のあるものである。

<本表>

​[あ]
亜 哀 挨 愛 曖 悪 握 圧 扱 宛 嵐 安 案 暗
​[い]
以 衣 位 囲 医 依 委 威 為 畏 胃 尉 異 移 萎 偉 椅 彙 意 違 維 慰 遺 緯 域 育 一 壱 逸 茨 芋 引 印 因 咽 姻 員 院 淫 陰 飲 隠 韻
​[う]
右 宇 羽 雨 唄 鬱 畝 浦 運 雲
​[え]
永 泳 英 映 栄 営 詠 影 鋭 衛 易 疫 益 液 駅 悦 越 謁 閲 円 延 沿 炎 怨 宴 媛 援 園 煙 猿 遠 鉛 塩 演 縁 艶
​[お]
汚 王 凹 央 応 往 押 旺 欧 殴 桜 翁 奥 横 岡 屋 億 憶 臆 虞 乙 俺 卸 音 恩 温 穏
​[か]
下 化 火 加 可 仮 何 花 佳 価 果 河 苛 科 架 夏 家 荷 華 菓 貨 渦 過 嫁 暇 禍 靴 寡 歌 箇 稼 課 蚊 牙 瓦 我 画 芽 賀 雅 餓 介 回 灰 会 快 戒 改 怪 拐 悔 海 界 皆 械 絵 開 階 塊 楷 解 潰 壊 懐 諧 貝 外 劾 害 崖 涯 街 慨 蓋 該 概 骸 垣 柿 各 角 拡 革 格 核 殻 郭 覚 較 隔 閣 確 獲 嚇 穫 学 岳 楽 額 顎 掛 潟 括 活 喝 渇 割 葛 滑 褐 轄 且 株 釜 鎌 刈 干 刊 甘 汗 缶 完 肝 官 冠 巻 看 陥 乾 勘 患 貫 寒 喚 堪 換 敢 棺 款 間 閑 勧 寛 幹 感 漢 慣 管 関 歓 監 緩 憾 還 館 環 簡 観 韓 艦 鑑 丸 含 岸 岩 玩 眼 頑 顔 願
​[き]
企 伎 危 机 気 岐 希 忌 汽 奇 祈 季 紀 軌 既 記 起 飢 鬼 帰 基 寄 規 亀 喜 幾 揮 期 棋 貴 棄 毀 旗 器 畿 輝 機 騎 技 宜 偽 欺 義 疑 儀 戯 擬 犠 議 菊 吉 喫 詰 却 客 脚 逆 虐 九 久 及 弓 丘 旧 休 吸 朽 臼 求 究 泣 急 級 糾 宮 救 球 給 嗅 窮 牛 去 巨 居 拒 拠 挙 虚 許 距 魚 御 漁 凶 共 叫 狂 京 享 供 協 況 峡 挟 狭 恐 恭 胸 脅 強 教 郷 境 橋 矯 鏡 競 響 驚 仰 暁 業 凝 曲 局 極 玉 巾 斤 均 近 金 菌 勤 琴 筋 僅 禁 緊 錦 謹 襟 吟 銀
​[く]
区 句 苦 駆 具 惧 愚 空 偶 遇 隅 串 屈 掘 窟 熊 繰 君 訓 勲 薫 軍 郡 群
​[け]
兄 刑 形 系 径 茎 係 型 契 計 恵 啓 掲 渓 経 蛍 敬 景 軽 傾 携 継 詣 慶 憬 稽 憩 警 鶏 芸 迎 鯨 隙 劇 撃 激 桁 欠 穴 血 決 結 傑 潔 月 犬 件 見 券 肩 建 研 県 倹 兼 剣 拳 軒 健 険 圏 堅 検 嫌 献 絹 遣 権 憲 賢 謙 鍵 繭 顕 験 懸 元 幻 玄 言 弦 限 原 現 舷 減 源 厳
​[こ]
己 戸 古 呼 固 股 虎 孤 弧 故 枯 個 庫 湖 雇 誇 鼓 錮 顧 五 互 午 呉 後 娯 悟 碁 語 誤 護 口 工 公 勾 孔 功 巧 広 甲 交 光 向 后 好 江 考 行 坑 孝 抗 攻 更 効 幸 拘 肯 侯 厚 恒 洪 皇 紅 荒 郊 香 候 校 耕 航 貢 降 高 康 控 梗 黄 喉 慌 港 硬 絞 項 溝 鉱 構 綱 酵 稿 興 衡 鋼 講 購 乞 号 合 拷 剛 傲 豪 克 告 谷 刻 国 黒 穀 酷 獄 骨 駒 込 頃 今 困 昆 恨 根 婚 混 痕 紺 魂 墾 懇
​[さ]
左 佐 沙 査 砂 唆 差 詐 鎖 座 挫 才 再 災 妻 采 砕 宰 栽 彩 採 済 祭 斎 細 菜 最 裁 債 催 塞 歳 載 際 埼 在 材 剤 財 罪 崎 作 削 昨 柵 索 策 酢 搾 錯 咲 冊 札 刷 刹 拶 殺 察 撮 擦 雑 皿 三 山 参 桟 蚕 惨 産 傘 散 算 酸 賛 残 斬 暫
​[し]
士 子 支 止 氏 仕 史 司 四 市 矢 旨 死 糸 至 伺 志 私 使 刺 始 姉 枝 祉 肢 姿 思 指 施 師 恣 紙 脂 視 紫 詞 歯 嗣 試 詩 資 飼 誌 雌 摯 賜 諮 示 字 寺 次 耳 自 似 児 事 侍 治 持 時 滋 慈 辞 磁 餌 璽 鹿 式 識 軸 七 叱 失 室 疾 執 湿 嫉 漆 質 実 芝 写 社 車 舎 者 射 捨 赦 斜 煮 遮 謝 邪 蛇 尺 借 酌 釈 爵 若 弱 寂 手 主 守 朱 取 狩 首 殊 珠 酒 腫 種 趣 寿 受 呪 授 需 儒 樹 収 囚 州 舟 秀 周 宗 拾 秋 臭 修 袖 終 羞 習 週 就 衆 集 愁 酬 醜 蹴 襲 十 汁 充 住 柔 重 従 渋 銃 獣 縦 叔 祝 宿 淑 粛 縮 塾 熟 出 述 術 俊 春 瞬 旬 巡 盾 准 殉 純 循 順 準 潤 遵 処 初 所 書 庶 暑 署 緒 諸 女 如 助 序 叙 徐 除 小 升 少 召 匠 床 抄 肖 尚 招 承 昇 松 沼 昭 宵 将 消 症 祥 称 笑 唱 商 渉 章 紹 訟 勝 掌 晶 焼 焦 硝 粧 詔 証 象 傷 奨 照 詳 彰 障 憧 衝 賞 償 礁 鐘 上 丈 冗 条 状 乗 城 浄 剰 常 情 場 畳 蒸 縄 壌 嬢 錠 譲 醸 色 拭 食 植 殖 飾 触 嘱 織 職 辱 尻 心 申 伸 臣 芯 身 辛 侵 信 津 神 唇 娠 振 浸 真 針 深 紳 進 森 診 寝 慎 新 審 震 薪 親 人 刃 仁 尽 迅 甚 陣 尋 腎
​[す]
須 図 水 吹 垂 炊 帥 粋 衰 推 酔 遂 睡 穂 随 髄 枢 崇 数 据 杉 裾 寸
​[せ]
瀬 是 井 世 正 生 成 西 声 制 姓 征 性 青 斉 政 星 牲 省 凄 逝 清 盛 婿 晴 勢 聖 誠 精 製 誓 静 請 整 醒 税 夕 斥 石 赤 昔 析 席 脊 隻 惜 戚 責 跡 積 績 籍 切 折 拙 窃 接 設 雪 摂 節 説 舌 絶 千 川 仙 占 先 宣 専 泉 浅 洗 染 扇 栓 旋 船 戦 煎 羨 腺 詮 践 箋 銭 潜 線 遷 選 薦 繊 鮮 全 前 善 然 禅 漸 膳 繕
​[そ]
狙 阻 祖 租 素 措 粗 組 疎 訴 塑 遡 礎 双 壮 早 争 走 奏 相 荘 草 送 倉 捜 挿 桑 巣 掃 曹 曽 爽 窓 創 喪 痩 葬 装 僧 想 層 総 遭 槽 踪 操 燥 霜 騒 藻 造 像 増 憎 蔵 贈 臓 即 束 足 促 則 息 捉 速 側 測 俗 族 属 賊 続 卒 率 存 村 孫 尊 損 遜
​[た]
他 多 汰 打 妥 唾 堕 惰 駄 太 対 体 耐 待 怠 胎 退 帯 泰 堆 袋 逮 替 貸 隊 滞 態 戴 大 代 台 第 題 滝 宅 択 沢 卓 拓 託 濯 諾 濁 但 達 脱 奪 棚 誰 丹 旦 担 単 炭 胆 探 淡 短 嘆 端 綻 誕 鍛 団 男 段 断 弾 暖 談 壇
​[ち]
地 池 知 値 恥 致 遅 痴 稚 置 緻 竹 畜 逐 蓄 築 秩 窒 茶 着 嫡 中 仲 虫 沖 宙 忠 抽 注 昼 柱 衷 酎 鋳 駐 著 貯 丁 弔 庁 兆 町 長 挑 帳 張 彫 眺 釣 頂 鳥 朝 貼 超 腸 跳 徴 嘲 潮 澄 調 聴 懲 直 勅 捗 沈 珍 朕 陳 賃 鎮
[つ​]
追 椎 墜 通 痛 塚 漬 坪 爪 鶴
​[て]
低 呈 廷 弟 定 底 抵 邸 亭 貞 帝 訂 庭 逓 停 偵 堤 提 程 艇 締 諦 泥 的 笛 摘 滴 適 敵 溺 迭 哲 鉄 徹 撤 天 典 店 点 展 添 転 填 田 伝 殿 電
​[と]
斗 吐 妬 徒 途 都 渡 塗 賭 土 奴 努 度 怒 刀 冬 灯 当 投 豆 東 到 逃 倒 凍 唐 島 桃 討 透 党 悼 盗 陶 塔 搭 棟 湯 痘 登 答 等 筒 統 稲 踏 糖 頭 謄 藤 闘 騰 同 洞 胴 動 堂 童 道 働 銅 導 瞳 峠 匿 特 得 督 徳 篤 毒 独 読 栃 凸 突 届 屯 豚 頓 貪 鈍 曇 丼
​[な]
那 奈 内 梨 謎 鍋 南 軟 難
​[に]
二 尼 弐 匂 肉 虹 日 入 乳 尿 任 妊 忍 認
​[ぬ]

​[ね]
寧 熱 年 念 捻 粘 燃
​[の]
悩 納 能 脳 農 濃
​[は]
把 波 派 破 覇 馬 婆 罵 拝 杯 背 肺 俳 配 排 敗 廃 輩 売 倍 梅 培 陪 媒 買 賠 白 伯 拍 泊 迫 剥 舶 博 薄 麦 漠 縛 爆 箱 箸 畑 肌 八 鉢 発 髪 伐 抜 罰 閥 反 半 氾 犯 帆 汎 伴 判 坂 阪 板 版 班 畔 般 販 斑 飯 搬 煩 頒 範 繁 藩 晩 番 蛮 盤
​[ひ]
比 皮 妃 否 批 彼 披 肥 非 卑 飛 疲 秘 被 悲 扉 費 碑 罷 避 尾 眉 美 備 微 鼻 膝 肘 匹 必 泌 筆 姫 百 氷 表 俵 票 評 漂 標 苗 秒 病 描 猫 品 浜 貧 賓 頻 敏 瓶
​[ふ]
不 夫 父 付 布 扶 府 怖 阜 附 訃 負 赴 浮 婦 符 富 普 腐 敷 膚 賦 譜 侮 武 部 舞 封 風 伏 服 副 幅 復 福 腹 複 覆 払 沸 仏 物 粉 紛 雰 噴 墳 憤 奮 分 文 聞
​[へ]
丙 平 兵 併 並 柄 陛 閉 塀 幣 弊 蔽 餅 米 壁 璧 癖 別 蔑 片 辺 返 変 偏 遍 編 弁 便 勉
​[ほ]
歩 保 哺 捕 補 舗 母 募 墓 慕 暮 簿 方 包 芳 邦 奉 宝 抱 放 法 泡 胞 俸 倣 峰 砲 崩 訪 報 蜂 豊 飽 褒 縫 亡 乏 忙 坊 妨 忘 防 房 肪 某 冒 剖 紡 望 傍 帽 棒 貿 貌 暴 膨 謀 頬 北 木 朴 牧 睦 僕 墨 撲 没 勃 堀 本 奔 翻 凡 盆
​[ま]
麻 摩 磨 魔 毎 妹 枚 昧 埋 幕 膜 枕 又 末 抹 万 満 慢 漫
​[み]
未 味 魅 岬 密 蜜 脈 妙 民 眠
​[む]
矛 務 無 夢 霧 娘
​[め]
名 命 明 迷 冥 盟 銘 鳴 滅 免 面 綿 麺
​[も]
茂 模 毛 妄 盲 耗 猛 網 目 黙 門 紋 問
​[や]
冶 夜 野 弥 厄 役 約 訳 薬 躍 闇
​[ゆ]
由 油 喩 愉 諭 輸 癒 唯 友 有 勇 幽 悠 郵 湧 猶 裕 遊 雄 誘 憂 融 優
​[よ]
与 予 余 誉 預 幼 用 羊 妖 洋 要 容 庸 揚 揺 葉 陽 溶 腰 様 瘍 踊 窯 養 擁 謡 曜 抑 沃 浴 欲 翌 翼
​[ら]
拉 裸 羅 来 雷 頼 絡 落 酪 辣 乱 卵 覧 濫 藍 欄
​[り]
吏 利 里 理 痢 裏 履 璃 離 陸 立 律 慄 略 柳 流 留 竜 粒 隆 硫 侶 旅 虜 慮 了 両 良 料 涼 猟 陵 量 僚 領 寮 療 瞭 糧 力 緑 林 厘 倫 輪 隣 臨
​[る]
瑠 涙 累 塁 類
​[れ]
令 礼 冷 励 戻 例 鈴 零 霊 隷 齢 麗 暦 歴 列 劣 烈 裂 恋 連 廉 練 錬
​[ろ]
呂 炉 賂 路 露 老 労 弄 郎 朗 浪 廊 楼 漏 籠 六 録 麓 論
​[わ]
和 話 賄 脇 惑 枠 湾 腕

<付表>

明日(あす) 小豆(あずき) 海女・海士(あま) 硫黄(いおう) 意気地(いくじ) 田舎(いなか) 息吹(いぶき) 海原(うなばら) 乳母(うば) 浮気(うわき) 浮つく(うわつく) 笑顔(えがお) 叔父・伯父(おじ) 大人(おとな) 乙女(おとめ) 叔母・伯母(おば) お巡りさん(おまわりさん) お神酒(おみき) 母屋・母家(おもや) 母さん(かあさん) 神楽(かぐら) 河岸(かし) 鍛冶(かじ) 風邪(かぜ) 固唾(かたず) 仮名(かな) 蚊帳(かや) 為替(かわせ) 河原・川原(かわら) 昨日(きのう) 今日(きょう) 果物(くだもの) 玄人(くろうと) 今朝(けさ) 景色(けしき) 心地(ここち) 居士(こじ) 今年(ことし) 早乙女(さおとめ) 雑魚(ざこ) 桟敷(さじき) 差し支える(さしつかえる) 五月(さつき) 早苗(さなえ) 五月雨(さみだれ) 時雨(しぐれ) 尻尾(しっぽ) 竹刀(しない) 老舗(しにせ) 芝生(しばふ) 清水(しみず) 三味線(しゃみせん) 砂利(じゃり) 数珠(じゅず) 上手(じょうず) 白髪(しらが) 素人(しろうと) 師走(しわす) 数寄屋・数奇屋(すきや) 相撲(すもう) 草履(ぞうり) 山車(だし) 太刀(たち) 立ち退く(たちのく) 七夕(たなばた) 足袋(たび) 稚児(ちご) 一日(ついたち) 築山(つきやま) 梅雨(つゆ) 凸凹(でこぼこ) 手伝う(てつだう) 伝馬船(てんません) 投網(とあみ) 十重二十重(とえはたえ) 読経(どきょう) 時計(とけい) 友達(ともだち) 仲人(なこうど) 名残(なごり) 雪崩(なだれ) 兄さん(にいさん) 姉さん(ねえさん) 野良(のら) 祝詞(のりと) 博士(はかせ) 二十・二十歳(はたち) 二十日(はつか) 波止場(はとば) 一人(ひとり) 日和(ひより) 二人(ふたり) 二日(ふつか) 吹雪(ふぶき) 下手(へた) 部屋(へや) 迷子(まいご) 真面目(まじめ) 真っ赤(まっか) 真っ青(まっさお) 土産(みやげ) 息子(むすこ) 眼鏡(めがね) 猛者(もさ) 紅葉(もみじ) 木綿(もめん) 最寄り(もより) 八百長(やおちょう) 八百屋(やおや) 大和(やまと) 弥生(やよい) 浴衣(ゆかた) 行方(ゆくえ) 寄席(よせ) 若人(わこうど) 

    「ウィキソース」より

☆当用漢字・常用漢字の歴史

・1923年(大正12) 文部省臨時国語調査会が常用漢字表発表(漢字1,962字とその略字154字)し、同年9月1日実施予定であったものの、同日発生した関東大震災により頓挫する
・1931年(昭和6) 「常用漢字表及仮名遣改定案に関する修正」にて上記常用漢字表中の147字を減らし45字を増やして修正した1,858字となる
・1942年(昭和17) 国語審議会が作成した標準漢字表2,528字のうちの常用漢字1,134字、他に準常用漢字1,320字、特別漢字74字。簡易字体(略字)の本体78字、許容64字から構成される
・1946年(昭和21) 国語審議会が上記標準漢字表の中の常用漢字から88字を削り249字を加えた常用漢字表1,295字案を出し、これを修正した1,850字が当用漢字として公布される
・1981年(昭和56)3月23日 国語審議会が当用漢字の後継となる常用漢字表を答申する
・1981年(昭和56)10月1日 昭和56年内閣告示第1号ととて、当用漢字の後継となる常用漢字表(1,945字/4,087音訓[2,187音・1,900訓])が告示される
・2010年(平成22)6月7日 文化審議会が改定常用漢字表を答申する
・2010年(平成22)11月30日 平成22年内閣告示第2号として常用漢字表が改訂(2,136字/4,388音訓[2,352音・2,036訓])され、昭和56年内閣告示第1号「常用漢字表」は廃止される

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

684年(天武天皇13)八色の姓が制定される詳細
1555年(天文24)巌島の戦いで、毛利元就軍が陶晴賢軍を破る(新暦10月16日)詳細
1899年(明治32)小説家・劇作家川口松太郎の誕生日詳細
1937年(昭和12)「防空法」(昭和12年法律第47号)が施行(公布は同年4月5日)される詳細
1955年(昭和30)新潟県新潟市で昭和新潟大火が起きる詳細
1964年(昭和39)東海道新幹線の東京~新大阪が開業する詳細
1997年(平成9)磐越自動車道が西会津IC~津川IC間の供用開始により、全線開通する詳細

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touyoukanjikaiteionkunhyou0
 今日は、昭和時代後期の1973年(昭和48)に、内閣が「当用漢字改訂音訓表」を告示し、音読み86、訓読み271を追加した日です。
 「当用漢字改訂音訓表」(とうようかんじかいていおんくんひょう)は、1946年(昭和21)11月16日に公布された、「当用漢字表」(1,850字)について、国語審議会は、1972年(昭和47)に当用漢字の音訓表改正を答申し、それが、翌1973年(昭和48)6月18日に公布されたものでした。そして、同年10月1日に、当用漢字にかわるものとして、当用漢字に95字を追加した「常用漢字表」が内閣告示・同訓令として公布されています。
 以下に、「当用漢字改定音訓表」(答申)を掲載しておきますので、ご参照下さい。

〇「当用漢字表」(とうようかんじひょう)とは?

 昭和時代中期の1946年(昭和21)11月16日の「内閣訓令第7号」、「同告示第32号」で公布された、現代国語を書き表すために、日常使用する漢字1,850字の表です。「当用」とは、日常生活においてさしあたって用いるものとでもいう意味で、「法令・公用文書・新聞・雑誌および一般社会で,使用する漢字の範囲を示したもの」でした。
 その後、1948年(昭和23)に「当用漢字別表」が公布され、881字がいわゆる「教育漢字」とされ、続いて「当用漢字音訓表」、翌年には「当用漢字字体表」(當→当、藝→芸などの簡略字体採用)が公布されて音訓と字体が定められ、公用文、新聞その他に採用され、小・中・高の学校教育にも適用されます。また別に、1951年(昭和26)に「人名用漢字別表」が公布され、当用漢字以外でも人名に用いてさしつかえないものとして92字が認められました。
 尚、1954年(昭和29)に国語審議会が「当用漢字表補正試案 (当用漢字補正資料) 」を出し、28字の入替えを提案しましたが、この漢字制限に対し、いろいろの反対論も出されます。1972年(昭和47)に国語審議会は当用漢字改正音訓表を答申して翌年6月18日に公布され、これをもとに1981年(昭和56)3月23日に「常用漢字表」を答申しました。
 そして、同年10月1日に、当用漢字にかわるものとして、当用漢字に95字を追加した「常用漢字表」が内閣告示・同訓令として公布されています。

☆「当用漢字改定音訓表」(答申)抄

1 前文
〔漢字仮名交じり文と戦後の国語施策〕
 我が国では,漢字と仮名とを交えて文章を書くのが明治時代以来一般的になっている。この漢字仮名交じり文では,原則として,漢字は実質的意味を表す部分に使い,仮名は語形変化を表す部分や助詞・助動詞の類を書くために使ってきた。この書き方は,語の一つずつを分けて書かなくとも,文章として,語の切れ目が見やすい。それは表意文字である漢字と表音文字である仮名との特色を巧みに生かした表記法だからである。しかし,漢字に頼って多くの語を作り,漢字の字種を広く使用した結果,耳に聞いて分かりにくく,国民の言語生活の向上にとって妨げになるところがあった。
 国民の読み書きの負担を軽くし,印刷の便利を大きくする目的をもって,漢字の字種とその音訓とを制限し,仮名遣いを改定するなどの国語施策が,戦後実行された。それは二十余年の実施によって相応の効果をもたらしたものと認められる。しかし一方,字種・音訓の制限が文章を書きにくくし,仮名の増加が文章を読みにくくした傾きもないではない。漢字仮名交じり文は,ある程度を超えて漢字使用を制限すると,その利点を失うものである。

〔当用漢字音訓表の改定〕
 そこで戦後の国語施策の改善のための具体策を諮問された本審議会は,当用漢字について字種・字体・音訓の面から検討を重ね,まず当用漢字音訓表の改定に着手することとした。改定に当たっては,昭和23年内閣告示の当用漢字音訓表の持つ制限的色彩を改め,当用漢字改定音訓表をもって,漢字の音訓を使用する上での目安とすることを根本方針とした。すなわち先の音訓表は,表示した音訓以外は使用しないという制限的な精神によって定められたものであるが,それに対して,今回の改定音訓表は,一般の社会生活における,良い文章表現のための目安として設定された。従って,これは,運用に当たって個々の事情に応じて適切な考慮を加える余地のあるものである。

〔適用の範囲〕
 ここに言う一般の社会生活における音訓使用とは,法令・公用文書・新聞・雑誌・放送などにおける音訓使用を指している。科学・技術・芸術,その他の各種専門分野における音訓使用や,個々人の表記にまでこれを及ぼそうとするものではない。又,ここに言う一般の社会生活における音訓使用は,義務教育における学習を終えた後,ある程度実社会や学校での生活を経た人々を対象とする。従って,義務教育でどの程度,どの範囲の音訓を学習すべきかは,別途の研究に待つこととした。

〔書くための音訓〕
 改定音訓表の音訓は,現代の国語を書くために選定した。従って,これは過去の著作や文書をいかに読むかを示すものではなく,又,過去に行われた音訓を否定するものでもない。それら改定音訓表以外の読みのためには別途の工夫が必要と思われる。振り仮名の使用などもその一法と言えよう。
 本来,音訓表において,現代普通に用いられる語すべてにわたり,その書き表し方を示すことが望ましいのであるが,改定音訓表では「例」の欄,及び「備考」の欄に音訓使用の実例を示すにとどめた。

〔音訓の選定の方針〕
 今回の音訓の選定は,現行当用漢字表の漢字1,850字についてだけ取り扱った。又,固有名詞のための音訓は,音訓表に関係なく使用されるものであるから,ここでは取り扱わないこととした。
 音訓の選定に当たっては,音訓を漢字一字一字のためのものと見ず,語あるいは語の成分を書き表すものと認め,且つ文章の流れの中で,読み分けが可能であるか否かに留意した。一語一語として取り扱う限り他との区別が不明確と思われる音訓も,文脈の中では読み分けられるものが少なくないからである。
 以下,音訓選定の方針を具体的に記しておく。

現代の国語で使用されている音訓の実態に基づいて,使用度・使用分野・機能度を考え合わせる。
語根を同じくすると意識される語で,且つ,同一の漢字で書く習慣の強いものは取り上げる。
 煙・煙る・煙い,  分ける・分かれる・分かる・分かつ
新しい慣用の訓も取り上げる。
 危―あぶない, 易―やさしい, 触―さわる, 試―ためす
感動詞・助動詞・助詞のための訓は取り上げない。
副詞・接続詞としてだけ使用される訓は,広く使用されるものを取り上げる。
(注)和語の副詞・接続詞は仮名でも書くが,「一体全体」,「多少」,「突然」,「決して」,「切に」など,漢字の字音による副詞は,漢字で書く。
異字同訓はなるべく避ける。しかし漢字の使い分けのできるもの,及び漢字で書く習慣の強いものは取り上げる。

二字以上の漢字による熟字や,いわゆる当て字のうち,慣用の広く久しいものは取り上げる。
田舎,為替,五月雨,相撲,眼鏡,景色,時計,お父さん,お母さん

2 表の見方
 改定音訓表は「本表」と「付表」とから成る。
 「本表」には,当用漢字表の漢字1,850字の一つ一つについて,その音訓を,例と共に示した。「付表」には,漢字二字以上で構成されるいわゆる熟字訓のように,主として一字一字の音訓として挙げ得ないものなどを掲げた。
 「本表」の漢字は,字音に従って五十音順に並べ,同音の場合は,字画の少ないものを先にした。字音を取り上げていないものは字訓によった。字音は片仮名で,字訓は平仮名で記した。「付表」の語は,便宜上,その読み方を平仮名で示し,五十音順に並べた。
 音訓欄で,一字下げで示した音訓は,特別なものか,又は,用法のごく狭いものである。
 音訓欄に,動詞の連用形で掲げた字訓は,名詞としてだけ用いるものである。
 語根を同じくし,何らかの派生・対応の関係のあるものは,同じ漢字を使用する習慣のあるものに限り,適宜,音訓欄又は例欄に主なものを示した。
 例欄に掲げたものは,音訓使用の具体例を示したものであるが,それぞれの音訓の使用例の一部を掲げたに過ぎない。
 例欄の語のうち,副詞的用法,接続詞的用法として使うものであって紛らわしいものには,特に〔副〕,〔接〕という記号を付けた。
 他の字又は語と結び付く場合に音韻上の変化を起こす次のような類は,音訓欄又は備考欄に示したが,すべての例を尽くしているわけではない。
 納得(ナットク)    格子(コウシ)
 手綱(タヅナ)     金物(カナモノ)
 音頭(オンド)     夫婦(フウフ)
 順応(ジュンノウ)   因縁(インネン)
 春雨(ハルサメ)
 備考欄には,個々の音訓の使用に当たって留意すべき事項などを記した。
・異字同訓のあるものを←→で示した。
・その漢字を含んでいる熟字訓・当て字など(付表にあるもの)を念のため掲げた。
〔注〕例欄の語の送り仮名は,「改定送り仮名の付け方」の通則1から通則6までの本則・例外,通則7及び付表の語に示すところによった。

3 本表
(略)

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

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1143年(康治2)第78代の天皇とされる二条天皇の誕生日(新暦7月31日)詳細
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 今日は、昭和時代中期の1949年(昭和24)に、内閣から「当用漢字字体表」(當→当、藝→芸などの簡略字体採用)が告示され、「当用漢字表」に掲載された当用漢字1,850字の字体を規定、略字が大幅に採用された日です。
 当用漢字表(とうようかんじひょう)は、昭和時代中期の1946年(昭和21)11月16日の「内閣訓令第7号」、「同告示第32号」で公布された、現代国語を書き表すために、日常使用する漢字1,850字の表でした。「当用」とは、日常生活においてさしあたって用いるものとでもいう意味で、「法令・公用文書・新聞・雑誌および一般社会で,使用する漢字の範囲を示したもの」です。
 その後、1948年(昭和23)に「当用漢字別表」が公布され、881字がいわゆる「教育漢字」とされ、続いて「当用漢字音訓表」、翌年4月28日には「当用漢字字体表」(當→当、藝→芸などの簡略字体採用)が告示されて音訓と字体が定められ、公用文、新聞その他に採用され、小・中・高の学校教育にも適用されました。また別に、1951年(昭和26)に「人名用漢字別表」が公布され、当用漢字以外でも人名に用いてさしつかえないものとして92字が認められます。
 尚、1954年(昭和29)に国語審議会が「当用漢字表補正試案 (当用漢字補正資料) 」を出し、28字の入替えを提案しましたが、この漢字制限に対し、いろいろの反対論も出されました。1972年(昭和47)に国語審議会は当用漢字改正音訓表を答申して翌年公布され、これをもとに1981年(昭和56)3月23日に「常用漢字表」を答申します。そして、同年10月1日に、当用漢字にかわるものとして、当用漢字に95字を追加した「常用漢字表」が内閣告示・同訓令として公布されました。

〇「当用漢字字体表」 1949年(昭和24)4月28日告示

内閣訓令第一号
               各 官 庁
   当用漢字字体表の実施に関する件
 さきに、政府は、現代国語を書きあらわすために日常使用する漢字とその音訓との範囲を定めて、当用漢字表および当用漢字音訓表を告示した。しかしながら、漢字を使用する上の複雑さは、その数の多いことや、その読み方の多様であることによるばかりでなく、字体の不統一や字画の複雑さにももとづくところが少くないから、当用漢字表制定の趣旨を徹底させるためには、さらに漢字の字体を整理して、その標準を定めることが必要である。
 よつて、政府は、今回国語審議会の決定した当用漢字字体表を採択して、本日内閣告示第一号をもつて、これを告示した。今後、各官庁においては、この表によつて漢字を使用するとともに、広く各方面にその使用を勧めて、当用漢字字体表制定の趣旨の徹底するように努めることを希望する。
 昭和二十四年四月二十八日
        内閣総理大臣 吉田  茂

内閣告示第一号
 現代国語を書きあらわすために日常使用する漢字の字体の標準を、次の表のように定める。
 昭和二十四年四月二十八日
        内閣総理大臣 吉田  茂

   当用漢字字体表

    まえがき
一、この表は、当用漢字表の漢字について、字体の標準を示したものである。
一、この表の字体は、漢字の読み書きを平易にし正確にすることをめやすとして選定したものである。
一、この表の字体の選定については、異体の統合、略体の採用、点画の整理などをはかるとともに、筆写の習慣、学習の難易をも考慮した。なお、印刷字体と筆写字体とをできるだけ一致させることをたてまえとした。
〔備考〕
一、この表は、当用漢字表の配列に従い、字体は、活字字体のもとになる形で示した。
二、この表の字体には、(一)活字に従来用いられた形をそのまま用いたもの、(二)活字として従来二種類以上の形のあった中から一を採ったもの、(三)従来活字としては普通に用いられていなかったものがある。この表では、(三)のうち著しく異なったものには、従来の普通の形を下に注した。

 (例文省略)

〔使用上の注意事項〕
この表の字体は,活字字体のもとになる形であるから,これを,みんちょう体,ゴシック体その他に適用するものとする。
この表の字体は,これを筆写(かい書)の標準とする際には,点画の長短・方向・曲直・つけるかはなすか・とめるかはね又ははらうか等について,必ずしも拘束しないものがある。そのおもな例は,次の通りである。

 (例文省略)

当用漢字字体表
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〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1177年(安元3)京都で安元の大火(太郎焼亡)が起きる(新暦6月3日)詳細
1876年(明治9)松本市の和洋折衷建築の小学校・旧開智学校(国宝)で上棟式が行われる詳細
1948年(昭和23)「夏時刻法」(サマータイム法)が公布・施行される詳細
1952年(昭和27)「日米安全保障条約」(旧)が発効する詳細
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 今日は、昭和時代中期の1948年(昭和23)に、「当用漢字音訓表」と「当用漢字別表」が公布され、881字がいわゆる「教育漢字」とされた日です。
 教育漢字(きょういくかんじ)は、義務教育期間中(1958年以降は特に小学校6年間となる)に、読み書き共にできるように指導することが必要であると認められた漢字の通称でした。1946年(昭和21)11月16日の「内閣訓令第7号」、「同告示第32号」で公布された「当用漢字」 1,850字の中から、1947年(昭和22)9月29日の国語審議会の答申に基づき、翌年2月16日に、内閣告示・訓令の「当用漢字別表」において、881字(通称:教育漢字)が選ばれます。
 その後、1968年(昭和43)に改訂された「小学校学習指導要領」では、115字が学習の対象に加えられて計996字となり、さらに1992年(平成4)より1,006字に改められ、2020年(令和2)より1,026字となって、学年別に配当されてきました。
 以下に、現行の「教育漢字」学年別漢字配当表(1,026字)を掲載しておきましたので、ご参照下さい。

〇当用漢字表(とうようかんじひょう)とは?

 昭和時代中期の1946年(昭和21)11月16日の「内閣訓令第7号」、「同告示第32号」で公布された、現代国語を書き表すために、日常使用する漢字1,850字の表です。「当用」とは、日常生活においてさしあたって用いるものとでもいう意味で、「法令・公用文書・新聞・雑誌および一般社会で,使用する漢字の範囲を示したもの」でした。
 その後、1948年(昭和23)に「当用漢字別表」が公布され、881字がいわゆる「教育漢字」とされ、続いて「当用漢字音訓表」、翌年には「当用漢字字体表」(當→当、藝→芸などの簡略字体採用)が公布されて音訓と字体が定められ、公用文、新聞その他に採用され、小・中・高の学校教育にも適用されます。また別に、1951年(昭和26)に「人名用漢字別表」が公布され、当用漢字以外でも人名に用いてさしつかえないものとして92字が認められました。
 尚、1954年(昭和29)に国語審議会が「当用漢字表補正試案 (当用漢字補正資料) 」を出し、28字の入替えを提案しましたが、この漢字制限に対し、いろいろの反対論も出されます。1972年(昭和47)に国語審議会は当用漢字改正音訓表を答申して翌年公布され、これをもとに1981年(昭和56)3月23日に「常用漢字表」を答申しました。
 そして、同年10月1日に、当用漢字にかわるものとして、当用漢字に95字を追加した「常用漢字表」が内閣告示・同訓令として公布されています。

〇現行の「教育漢字」学年別漢字配当表(1,026字)

・第1学年(80字)
一 右 雨 円 王 音 下 火 花 貝 学 気 九 休 玉 金 空 月 犬 見 五 口 校 左 三 山 子 四 糸 字 耳 七 車 手 十 出 女 小 上 森 人 水 正 生 青 夕 石 赤 千 川 先 早 草 足 村 大 男 竹 中 虫 町 天 田 土 二 日 入 年 白 八 百 文 木 本 名 目 立 力 林 六

・第2学年(160字)
引 羽 雲 園 遠 何 科 夏 家 歌 画 回 会 海 絵 外 角 楽 活 間 丸 岩 顔 汽 記 帰 弓 牛 魚 京 強 教 近 兄 形 計 元 言 原 戸 古 午 後 語 工 公 広 交 光 考 行 高 黄 合 谷 国 黒 今 才 細 作 算 止 市 矢 姉 思 紙 寺 自 時 室 社 弱 首 秋 週 春 書 少 場 色 食 心 新 親 図 数 西 声 星 晴 切 雪 船 線 前 組 走 多 太 体 台 地 池 知 茶 昼 長 鳥 朝 直 通 弟 店 点 電 刀 冬 当 東 答 頭 同 道 読 内 南 肉 馬 売 買 麦 半 番 父 風 分 聞 米 歩 母 方 北 毎 妹 万 明 鳴 毛 門 夜 野 友 用 曜 来 里 理 話

・第3学年(200字)
悪 安 暗 医 委 意 育 員 院 飲 運 泳 駅 央 横 屋 温 化 荷 界 開 階 寒 感 漢 館 岸 起 期 客 究 急 級 宮 球 去 橋 業 曲 局 銀 区 苦 具 君 係 軽 血 決 研 県 庫 湖 向 幸 港 号 根 祭 皿 仕 死 使 始 指 歯 詩 次 事 持 式 実 写 者 主 守 取 酒 受 州 拾 終 習 集 住 重 宿 所 暑 助 昭 消 商 章 勝 乗 植 申 身 神 真 深 進 世 整 昔 全 相 送 想 息 速 族 他 打 対 待 代 第 題 炭 短 談 着 注 柱 丁 帳 調 追 定 庭 笛 鉄 転 都 度 投 豆 島 湯 登 等 動 童 農 波 配 倍 箱 畑 発 反 坂 板 皮 悲 美 鼻 筆 氷 表 秒 病 品 負 部 服 福 物 平 返 勉 放 味 命 面 問 役 薬 由 油 有 遊 予 羊 洋 葉 陽 様 落 流 旅 両 緑 礼 列 練 路 和

・第4学年(202字)
愛 案 以 衣 位 茨 印 英 栄 媛 塩 岡 億 加 果 貨 課 芽 賀 改 械 害 街 各 覚 潟 完 官 管 関 観 願 岐 希 季 旗 器 機 議 求 泣 給 挙 漁 共 協 鏡 競 極 熊 訓 軍 郡 群 径 景 芸 欠 結 建 健 験 固 功 好 香 候 康 佐 差 菜 最 埼 材 崎 昨 札 刷 察 参 産 散 残 氏 司 試 児 治 滋 辞 鹿 失 借 種 周 祝 順 初 松 笑 唱 焼 照 城 縄 臣 信 井 成 省 清 静 席 積 折 節 説 浅 戦 選 然 争 倉 巣 束 側 続 卒 孫 帯 隊 達 単 置 仲 沖 兆 低 底 的 典 伝 徒 努 灯 働 特 徳 栃 奈 梨 熱 念 敗 梅 博 阪 飯 飛 必 票 標 不 夫 付 府 阜 富 副 兵 別 辺 変 便 包 法 望 牧 末 満 未 民 無 約 勇 要 養 浴 利 陸 良 料 量 輪 類 令 冷 例 連 老 労 録

・第5学年(193字)
圧 囲 移 因 永 営 衛 易 益 液 演 応 往 桜 可 仮 価 河 過 快 解 格 確 額 刊 幹 慣 眼 紀 基 寄 規 喜 技 義 逆 久 旧 救 居 許 境 均 禁 句 型 経 潔 件 険 検 限 現 減 故 個 護 効 厚 耕 航 鉱 構 興 講 告 混 査 再 災 妻 採 際 在 財 罪 殺 雑 酸 賛 士 支 史 志 枝 師 資 飼 示 似 識 質 舎 謝 授 修 述 術 準 序 招 証 象 賞 条 状 常 情 織 職 制 性 政 勢 精 製 税 責 績 接 設 絶 祖 素 総 造 像 増 則 測 属 率 損 貸 態 団 断 築 貯 張 停 提 程 適 統 堂 銅 導 得 毒 独 任 燃 能 破 犯 判 版 比 肥 非 費 備 評 貧 布 婦 武 復 複 仏 粉 編 弁 保 墓 報 豊 防 貿 暴 脈 務 夢 迷 綿 輸 余 容 略 留 領 歴

・第6学年(191字)
胃 異 遺 域 宇 映 延 沿 恩 我 灰 拡 革 閣 割 株 干 巻 看 簡 危 机 揮 貴 疑 吸 供 胸 郷 勤 筋 系 敬 警 劇 激 穴 券 絹 権 憲 源 厳 己 呼 誤 后 孝 皇 紅 降 鋼 刻 穀 骨 困 砂 座 済 裁 策 冊 蚕 至 私 姿 視 詞 誌 磁 射 捨 尺 若 樹 収 宗 就 衆 従 縦 縮 熟 純 処 署 諸 除 承 将 傷 障 蒸 針 仁 垂 推 寸 盛 聖 誠 舌 宣 専 泉 洗 染 銭 善 奏 窓 創 装 層 操 蔵 臓 存 尊 退 宅 担 探 誕 段 暖 値 宙 忠 著 庁 頂 腸 潮 賃 痛 敵 展 討 党 糖 届 難 乳 認 納 脳 派 拝 背 肺 俳 班 晩 否 批 秘 俵 腹 奮 並 陛 閉 片 補 暮 宝 訪 亡 忘 棒 枚 幕 密 盟 模 訳 郵 優 預 幼 欲 翌 乱 卵 覧 裏 律 臨 朗 論

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1190年(文治6)武士・僧侶・歌人西行の命日(新暦3月31日)詳細
1666年(寛文6)儒学者・思想家・文献学者荻生徂徠の誕生日(新暦3月21日)詳細
1884年(明治17)日本画家・能書家安田靫彦の誕生日詳細
2006年(平成18)兵庫県神戸市に神戸空港(愛称:マリンエア)が開港する詳細
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