
常陸国筑波郡上郷村や長崎、箱館、横須賀などにも設置されましたが、明治維新によって、廃止されています。
享保の改革を理想として行われ、商業重視の政策を改め、農業を主とする政策を実施、士風を刷新し、思想統制・文武奨励による幕府威信の回復を特徴としています。主な内容は、倹約、備荒貯蓄の奨励の「七分金積立法」、「旧里帰農奨励令」、「札差棄捐令」、「風俗匡正令」、「物価引下令」、「人足寄場設置令」、「寛政異学の禁」、文武両道を奨励などでした。
一時的に幕政は引き締まりましたが、当初期待された改革もうまく機能せず、家斉と対立するなど多くの反対にあい、1793年 (寛政5) に定信は老中を辞すことになり、頓挫します。その後もこの改革方針は、松平信明などの遺老たちにより、幕政に引き継がれることにはなりました。
庶民は、「白河の 清きに魚の すみかねて もとの濁りの 田沼こひしき」などと揶揄しています。
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
1185年(元暦2) | 屋島の戦いが起こり、源義經らが奇襲により平氏に勝利する(新暦3月22日) | 詳細 |
1837年(天保8) | 大塩平八郎の乱が起きる(新暦3月25日) | 詳細 |
1877年(明治10) | 日本が郵便の国際機関・万国郵便連合(UPU)に加盟する(万国郵便連合加盟記念日) | 詳細 |
1917年(大正6) | 詩人峠三吉の誕生日 | 詳細 |
1934年(昭和9) | 経済学者・社会運動家野呂栄太郎の命日 | 詳細 |
1942年(昭和17) | 婦人標準服と活動衣が決定される(モンペ姿流行) | 詳細 |
1946年(昭和21) | GHQより「刑事裁判権行使に関する覚書」 (SCAPIN-756) が出される | 詳細 |