
ドゥーリットル空襲(どぅーりっとるくうしゅう)は、昭和時代前期の太平洋戦争下、1942年(昭和17)4月18日に、アメリカ軍が日本本土に対して、初めて行った空襲でした。J.ドゥーリトル中佐の指揮の下に、アメリカの航空母艦「ホーネット」から発進した、B-25爆撃機16機が、東京、横須賀、横浜、名古屋、神戸などを爆撃し、中国大陸などに不時着します。
これによって、死者87人、重傷者151人、軽傷者311人以上、家屋全壊・全焼112棟(180戸)以上、半壊・半焼53棟(106戸)以上の被害が出ました。日本の海軍上層部への衝撃は大きく、その後の戦局に大きな影響を与え、同年6月のミッドウェー作戦を行う契機となったとされます。
これによって、死者87人、重傷者151人、軽傷者311人以上、家屋全壊・全焼112棟(180戸)以上、半壊・半焼53棟(106戸)以上の被害が出ました。日本の海軍上層部への衝撃は大きく、その後の戦局に大きな影響を与え、同年6月のミッドウェー作戦を行う契機となったとされます。
〇太平洋戦争下の主要な空襲一覧
<1942年(昭和17)>
・4月18日 東京、横須賀、横浜、名古屋、神戸などが初空襲される(ドゥーリットル空襲)
<1944年(昭和19)>
・11月24日 B-29による初めての東京空襲が行われる
<1945年(昭和20)>
・1月19日 阪神地方へ初の本格的空襲が行われる
・3月10日 東京大空襲か行われる(死傷者10万人以上、焼失家屋27万余戸、100余万人罹災)
・3月12日 名古屋大空襲で中心街が消失する(家屋25,734棟棟被災、105,093人罹災、死者519人、負傷者負傷者734人)
・3月13~14日 大阪へ初の大空襲が行われる
・3月17日 神戸大空襲が行われ神戸市西部が消失する(約65,000棟が全半焼、死者2,598人)
・3月19日 名古屋大空襲で名古屋駅が炎上する(家屋39,893棟被災、151,332人罹災、死者826人、負傷者2,728人)
・3月29日 北九州が空襲される
・4月4日 川崎の他鶴見・港北・神奈川・西各区が空襲を受ける(罹災戸数5,873戸、死者398人)
・4月13日 東京西部地域空襲(城北大空襲)が行われる(罹災戸数約17万戸、死者2,459人)
・4月15日 東京・横浜・川崎の空襲が行われる(罹災住宅5万2655戸、死者972人)
・5月14日 名古屋空襲で名古屋城が焼失する(家屋21,905棟被災、66,585人罹災、死者338人、負傷者783人)
・5月24日 東京へ250機来襲し、皇居が炎上する
・5月25~26日 東京空襲(山手地域)が行われる
・5月29日 京浜へ600機来襲し、川崎、横浜が被災(横浜大空襲)する(死者3,650人、重軽傷者10,198人、行方不明309人)
・6月1日 大阪、尼崎等へ400機来襲する
・6月5日 兵庫県神戸市へ350機来襲する(西部の神戸市垂水区から東部の西宮市まで広範囲が爆撃される)
・6月7日 大阪周辺へ250機来襲する
・6月29日 岡山空襲で岡山城が焼失する(家屋12,693棟被災、死者が1,737人)
・7月9日 和歌山大空襲で和歌山城が消失する(焼失家屋31,137戸、被災者113,548人、死者・行方不明者1,424人)
・7月14日 青函連絡船の翔鳳丸など9隻が米艦載機の攻撃を受けて沈没する
・8月5日 B-29爆撃機92機が前橋市・高崎市を空襲し、死傷者1,323人が出る
・8月6日 B-29が広島に原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、20万人以上の人命が喪われる
・8月7日 愛知県の豊川海軍工廠が爆撃され女子挺身隊員・国民学校児童ら2,477人の死者を出す
・8月8日 福山大空襲で福山城が消失する(焼失家屋数10,179戸、被災者数47,326人、死者354人)
・8月9日 B-29が長崎にも原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、8万人弱の人命が喪われる
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
1849年(嘉永2) | 浮世絵師葛飾北斎の命日(新暦5月10日) | 詳細 |
1885年(明治18) | 日清両国間で「天津条約」(李・伊藤条約)が締結される | 詳細 |
「専売特許条例」が公布(施行は同年7月1日)される(発明の日) | 詳細 | |
1900年(明治33) | 福井「橋南大火」で、死者11名、負傷者131名、全焼1891軒、半焼3軒の被害を出す | 詳細 |
1946年(昭和21) | 国際司法裁判所(略称:ICJ)が開所する | 詳細 |
1964年(昭和39) | 彫刻家朝倉文夫の命日 | 詳細 |
1970年(昭和45) | 刑法学者牧野英一の命日 | 詳細 |