
その目的は、大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素[亜酸化窒素:N2O]など、HFCs、PFCs、SF6)の増加が地球を温暖化し、自然の生態系などに悪影響を及ぼすおそれがあることを、人類共通の関心事であると確認し、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させ、現在および将来の気候を保護することであるとされ、気候変動がもたらす様々な悪影響を防止するための取り組みの原則、措置などを定めました。この条約に基づき、1995年(平成7)以降、気候変動枠組条約締約国会議(COP)が毎年開催されることになります。
1990年代末までに二酸化炭素(CO2)をはじめとする大気中の温室効果ガスの排出量を 1990年の水準に戻すことをおもな目的とし、締約国は具体的施策や排出量などの情報を締約国会議に報告することを義務付けられました。1997年(平成9)に京都で行なわれた第3回締約国会議(COP3)では、「京都議定書」が採択され、2015年(平成27)にフランスのパリで行なわれた第21回締約国会議(COP21)では「パリ協定」が採択されています。
以下に、「気候変動に関する国際連合枠組条約」の英語版原文と日本語訳を掲載しておきましたから、ご参照下さい。
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
835年(承和2) | 真言宗の開祖空海(弘法大師)の命日(新暦4月22日) | 詳細 |
850年(嘉祥3) | 第54代の天皇とされる仁明天皇の命日(新暦5月4日) | 詳細 |
1912年(明治45) | 東京の州崎大火で、全焼1,149戸、半焼11戸の被害を出す | 詳細 |
1934年(昭和9) | 函館大火が起こり、22,667戸焼失、死者2,166名、負傷者9,485名を出す | 詳細 |
1942年(昭和17) | 既存の武徳会が改組され、厚生・文部・陸軍・海軍・内務の5省が共管する新たな大日本武徳会が発足する | 詳細 |
1972年(昭和47) | 奈良県明日香村の高松塚古墳の石室で極彩色壁画を発見する | 詳細 |