
当時のものは、11台のトレッスル式橋脚をもつ特殊な構造で、全長309m、高さ41.5m、「東洋一の規模」とうたわれ、1928年(昭和3)に高森線(現在の南阿蘇鉄道)第一白川橋梁完成までは、日本で一番高い鉄道橋梁でした。1986年(昭和61)に、この鉄橋から突風にあおられて列車が転落し、5名が死亡、6名が負傷するという事故を起こします。
その後、列車の走行を制限する風速規制が強化されたことによって列車の運休が相次いだため、2010年(平成22)に、風の影響を受けにくいコンクリート橋への架け替え工事が行われ、旧橋は解体されました。しかし、その西側の橋脚部分の一部を活用し、鉄橋展望台として余部鉄橋「空の駅」が、2013年(平成25)にオープンし、先端からは往時の線路や枕木を残した軌道が眺めることができるようになります。尚、2014年(平成26)に、旧余部鉄橋は、「土木学会選奨土木遺産」に認定されました。
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
1871年(明治4) | 郵便制度が新設され、郵便物の取扱、最初の切手(竜文切手)の発行が始まる(新暦4月20日) | 詳細 |
1941年(昭和16) | 「国民学校令」が公布される | 詳細 |
1952年(昭和27) | 小説家・劇作家・俳人久米正雄の命日(三汀忌) | 詳細 |
1954年(昭和29) | 第五福竜丸が太平洋のビキニ環礁のアメリカ水爆実験で被曝する(ビキニデー) | 詳細 |
1982年(昭和57) | 当時の日本国有鉄道が「青春18きっぷ」の前身にあたる「青春18のびのびきっぷ」の発売を開始する | 詳細 |