
2016年(平成28)5月現在、194の国と地域が加盟していますが、日本は1956年(昭和31)の国際連合加盟に先立つ、1951年(昭和26)5月16日に加盟が承認されています。主要な事業活動は、(1)医学情報の総合調整、(2)国際保健事業の指導的かつ調整的機関としての活動、(3)保健事業の強化についての世界各国への技術的協力、(4)感染症及び他の疾病の撲滅事業の奨励・促進、(5)保健分野の研究の促進・指導、(6)生物学的製剤及び類似の製品、食品に関する国際的基準の発展・向上となっていて、世界を6地域に分けて、それぞれに地域的機関を設けて活動してきました。
日本においては、国立感染症研究所、国立がん研究センター、各大学医学部など33の機関がWHOの協力センターとして指定されていて、ウイルス性疾患、がん、肝炎、職業衛生などのテーマについてWHOに協力して研究、情報交換などを行っています。尚、世界保健機関(WHO)本部直轄の研究機関として、兵庫県神戸市に「WHO健康開発総合研究センター」略称:WHO神戸センター(WKC)が、1996年(平成8)3月に開所しました。
以下に、「世界保健機関憲章」の英語版 (抄文) とその日本語訳を掲載しておきますから、ご参照下さい。