
市古貞次(いちこ ていじ)は、山梨県甲府市に生まれました。旧制巣鴨中学校(現在の巣鴨中学校・高等学校)、第一高等学校文科甲類を経て、1934年(昭和9)に、東京帝国大学文学部国文学科を卒業します。
1936年(昭和11)に、東京帝国大学文学部副手となり、1939年(昭和14)に第一高等学校講師に移り、1940年(昭和15)には、第一高等学校教授となりました。1950年(昭和25)に、学位論文「中世小説の研究」で、文学博士を取得、東京大学教養学部助教授になり、1954年(昭和29)に同大学文学部助教授に移り、1955年(昭和30)には、中世小説の研究の基礎を築いた『中世小説の研究』を発表します。
1957年(昭和32)に、東京大学文学部教授となり、文部省国文学研究資料館の設立に尽力し、1972年(昭和47)に、東京大学を定年退官すると、国文学研究資料館初代館長に就任しました。1963年(昭和38)から13年余をかけて『国書総目録』の編纂という偉業を成し遂げ、1973年(昭和48)に紫綬褒章を受章、1976年(昭和51)に日本学士院会員となり、1981年(昭和56)に勲二等旭日重光章を受章するなど数々の栄誉にも輝きます。
1982年(昭和57)に、国文学研究資料館館長を辞め、1984年(昭和59)に文化功労者となり、1990年(平成2)には、文化勲章を受章しました。2000年(平成12)に日本学士院院長に就任したものの、翌年には、健康上の問題で辞職し、2004年(平成16)3月25日に、東京において、92歳で亡くなっています。
1936年(昭和11)に、東京帝国大学文学部副手となり、1939年(昭和14)に第一高等学校講師に移り、1940年(昭和15)には、第一高等学校教授となりました。1950年(昭和25)に、学位論文「中世小説の研究」で、文学博士を取得、東京大学教養学部助教授になり、1954年(昭和29)に同大学文学部助教授に移り、1955年(昭和30)には、中世小説の研究の基礎を築いた『中世小説の研究』を発表します。
1957年(昭和32)に、東京大学文学部教授となり、文部省国文学研究資料館の設立に尽力し、1972年(昭和47)に、東京大学を定年退官すると、国文学研究資料館初代館長に就任しました。1963年(昭和38)から13年余をかけて『国書総目録』の編纂という偉業を成し遂げ、1973年(昭和48)に紫綬褒章を受章、1976年(昭和51)に日本学士院会員となり、1981年(昭和56)に勲二等旭日重光章を受章するなど数々の栄誉にも輝きます。
1982年(昭和57)に、国文学研究資料館館長を辞め、1984年(昭和59)に文化功労者となり、1990年(平成2)には、文化勲章を受章しました。2000年(平成12)に日本学士院院長に就任したものの、翌年には、健康上の問題で辞職し、2004年(平成16)3月25日に、東京において、92歳で亡くなっています。
〇市古貞次の主要な著作
・『中世小説の研究』(1955年)
・『日本文学史概説』(1959年)
・『中世の文学』(1966年)
・『日本文学概論』(1968年)
・編纂『国書総目録』(1963~1976年)
・『中世小説の周辺』(1981年)
・『中世文学点描』(1985年)
・『中世文学年表』(1998年)
☆市古貞次関係略年表
・1911年(明治44)5月5日 山梨県甲府市において、生まれる
・1934年(昭和9) 東京帝国大学文学部国文学科を卒業する
・1936年(昭和11) 東京帝国大学文学部副手となる
・1939年(昭和14) 第一高等学校講師となる
・1940年(昭和15) 第一高等学校教授となる
・1950年(昭和25) 学位論文「中世小説の研究」で文学博士を取得、東京大学教養学部助教授になる
・1954年(昭和29) 東京大学文学部助教授となる
・1955年(昭和30) 中世小説の研究の基礎を築いた『中世小説の研究』を発表する
・1957年(昭和32) 東京大学文学部教授となる
・1972年(昭和47) 東京大学を定年退官し、国文学研究資料館初代館長に就任する
・1973年(昭和48) 紫綬褒章を受章する
・1976年(昭和51) 日本学士院会員となる
・1981年(昭和56) 勲二等旭日重光章を受章する
・1982年(昭和57) 国文学研究資料館館長を辞める
・1984年(昭和59) 文化功労者となる
・1990年(平成2) 文化勲章を受章する
・2000年(平成12) 日本学士院院長に就任する
・2001年(平成13) 健康上の問題で日本学士院院長辞職する
・2004年(平成16)3月25日 東京において、92歳で亡くなる
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
1763年(宝暦13) | 俳人小林一茶の誕生日(新暦6月12日) | 詳細 |
1925年(大正14) | 改正「衆議院普通選挙法」(普通選挙法)公布で満25歳以上の全成年男子に選挙権が与えられる | 詳細 |
1951年(昭和26) | 子供の権利に関する宣言「児童憲章」が制定される(児童憲章制定記念日) | 詳細 |
1958年(昭和33) | 東京都に「多摩動物公園」が開園する | 詳細 |
1965年(昭和40) | 神奈川県横浜市の多摩丘陵の一画に「こどもの国」が開園する | 詳細 |