
そのために、全国の神社は国家、地方公共団体より分離されることになり、その当時の民間の神社関係団体である皇典講究所、大日本神祇(じんぎ)会、神宮奉斎会がその対応協議の結果、この3団体を母体に神社本庁が設立されました。事務所を東京都渋谷区代々木1丁目におき、地方機関として神社庁が全国47都道府県に設置され、約8万の神社を包括する宗教法人となります。
日本の伝統を重んじ、祭祀の振興と道義の高揚を図り、天皇の長寿と弥栄を祈念し、世界の平和への寄与を目的として、神社神道の宣布、祭祀の執行、神社神道信奉者の教化育成、神宮の奉賛および神宮大麻の頒布、神職の養成(国学院大学・皇学館大学の神道学科)および任免、図書・雑誌『月刊若木』・週刊新聞『神社新報』の発行頒布、その他、神社の興隆を図るため、ならびに神宮・神社を包括するために必要な業務を行ってきました。1956年(昭和31)5月に、神社信仰の基本となる指針として「敬神生活の綱領」を宣言、1980年(昭和55)5月21日に、「神社本庁憲章」を評議員会で議決し、神社本庁の基本的な精神規範をあらためて明文化しています。
以下に、「敬神生活の綱領」と「神社本庁憲章」を掲載しておきますので、ご参照下さい。