
国営昭和記念公園(こくえいしょうわきねんこうえん)は、昭和天皇御在位50年記念事業の一環として米軍の立川飛行場跡地につくられた、東京都の立川市と昭島市にまたがる国営公園でした。1983年(昭和58)10月26日に、第⼀期開園区域として70haが開園したものの、その後、順次新しい施設がオープンし、プール、「うんどう広場」などが加わり、1989年(平成元)に野外炊飯広場、1997年(平成9)に日本庭園、2005年(平成17)に「みどりの文化ゾーン」の一部、2007年(平成19)には、武蔵野の昭和初期における農の風景を再現しながら、農業体験もできる「こもれびの里」、2011年(平成23)に「こもれびの丘」と公開されます。
現在の面積は、180haにおよび、平地の公園としては全国一の規模で、噴水と人工水路のあるカナール広場や森、沼が広がり、サイクリングコースなどの施設もつくられ、四季おりおりの花や植物が見られ、年間を通じて様々なイベントが開催されてきましたが、2018年(平成30)4月1日に入園料が改定され、大人(高校生以上)450円、小人無料となりました。尚、1989年(平成元)7月28日に、「日本の都市公園100選」に選定されています。
現在の面積は、180haにおよび、平地の公園としては全国一の規模で、噴水と人工水路のあるカナール広場や森、沼が広がり、サイクリングコースなどの施設もつくられ、四季おりおりの花や植物が見られ、年間を通じて様々なイベントが開催されてきましたが、2018年(平成30)4月1日に入園料が改定され、大人(高校生以上)450円、小人無料となりました。尚、1989年(平成元)7月28日に、「日本の都市公園100選」に選定されています。
〇国営公園とは?
1976年(昭和51)改正の「都市公園法」の規定により、国が設置する公園で、以下の2種類があります。
(1)一つの都府県の区域を超えるような広域の見地から設置する都市計画施設である公園または緑地。都道府県、市町村が設置管理の費用の一部を負担する。都市公園法施行令によって誘地区域、面積(300ha以上)、位置、区域などについて技術的基準が定められている。(イ号国営公園)
(2)国家的な記念事業として、またはわが国固有の優れた文化的資産の保存および活用を図るため、閣議決定を経て設置する都市計画施設である公園または緑地。整備、管理の費用は国が全額負担。(ロ号国営公園)
2017年(平成29)3月現在で、日本全国に17ヶ所あり、その内、12公園で入園料が必要となっています。
☆日本の国営公園一覧 (17件)
・国営滝野すずらん丘陵公園(北海道札幌市南区)種別イ[1983年7月30日開園]面積395.7ha
・国営みちのく杜の湖畔公園(宮城県川崎町)種別イ[1989年8月4日開園]面積287.5ha
・国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)種別イ[1991年10月5日開園]面積350ha
・国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県滑川町・熊谷市)種別ロ[1974年7月22日開園]面積304.0ha
・国営昭和記念公園(東京都立川市・昭島市)種別ロ[1983年10月26日開園]面積165.3ha
・国営東京臨海広域防災公園(東京都江東区)種別イ[2010年7月1日開園]面積13.2ha
・国営越後丘陵公園(新潟県長岡市)種別イ[1998年7月30日開園]面積399ha
・国営アルプスあづみの公園(長野県大町市・松川村、安曇野市)種別イ[2004年7月24日開園]面積353ha
・国営木曽三川公園(岐阜県、愛知県、三重県)種別イ[1987年10月31日開園]面積473.5ha
・淀川河川公園(京都府、大阪府)種別イ[1977年3月 (238.8ha)
・国営明石海峡公園(兵庫県淡路市、神戸市)種別イ[2002年3月21日開園]面積330ha
・国営飛鳥・平城宮跡歴史公園(奈良県明日香村、奈良市)種別ロ[1974年7月21日開園]面積39ha
・国営備北丘陵公園(広島県庄原市)種別イ[1995年4月14日開園]面積340ha
・国営讃岐まんのう公園(香川県まんのう町)種別イ[1998年4月18日開園]面積350ha
・国営海の中道海浜公園(福岡県福岡市東区)種別イ[1981年10月20日開園]面積539.3ha
・国営吉野ヶ里歴史公園(佐賀県神埼市・吉野ヶ里町)種別ロ[2001年4月21日開園]面積54ha
・国営沖縄記念公園(沖縄県那覇市、本部町)種別ロ[1976年9月1日開園]面積74.3ha