
全二十巻からなり、仮名序と真名序の二つの序文があって、約1,100首を収め、春・夏・秋・冬など13に分類されています。ほとんどが短歌ですが、旋頭歌4首と長歌5首もあり、技巧的・観念的で、繊細・優美な歌が多く、『万葉集』の率直な写生の歌とは異なってきました。
入集歌数が多いのは、紀貫之(102首)、凡河内躬恒(60首)、紀友則(46首)、壬生忠岑(36首)、素性(36首)、在原業平(30首)の順となっています。この歌集以後、勅撰和歌集が編集され、1439年(永享11)成立の『新続古今和歌集』までの534年間で21があり、総称して「二十一代集」と呼ばれてきました。尚、1205年(元久2)成立の『新古今集』までの初めの8つを「八代集」とも呼んでいます。
以下に、『古今和歌集』の仮名序を掲載紙ておきますから、ご参照下さい。
初めの3集(『古今和歌集』・ 『後撰和歌集』・『拾遺和歌集』)を三代集、8集(『古今和歌集』から『新古今和歌集』)までを八代集、残り13集(『新勅撰集』から『新続古今和歌集』)を十三代集ともいいます。平安時代から鎌倉時代初期にかけて最も盛んでしたが、次第に衰え、室町時代に入って跡が絶えました。
尚、14世紀末に南朝側で編纂された『新葉和歌集』は準勅撰和歌集とされています。勅撰集を作成するには、まず撰和歌所を設置し、勅撰の下命があり、撰者の任命がされました。
その後、資料が集成され、撰歌と部類配列が行われ、加除訂正の後、目録や序が作成それて清書されます。そして、奏覧され、祝賀の竟宴という過程によって行われました。
収載されたのは、ほとんどが短歌でしたが、わずかに長歌、旋頭歌、連歌を加えた集もあります。巻数は最初の『古今和歌集』の20巻が継承されましたが、『金葉和歌集』と『詞花和歌集』は10巻となっています。
部立(歌の種類別区分の仕方)は各集ごとに小異がありますが、基本的には、最初の『古今和歌集』の部立が受け継がれました。勅撰集に歌が選ばれるのは、歌人にとって最高の名誉とされ、和歌を発達させた文学史的意義は大きいとされています。
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
| 1849年(嘉永2) | 浮世絵師葛飾北斎の命日(新暦5月10日) | 詳細 |
| 1885年(明治18) | 日清両国間で「天津条約」(李・伊藤条約)が締結される | 詳細 |
| 「専売特許条例」が公布(施行は同年7月1日)される(発明の日) | 詳細 | |
| 1900年(明治33) | 福井「橋南大火」で、死者11名、負傷者131名、全焼1891軒、半焼3軒の被害を出す | 詳細 |
| 1942年(昭和17) | 大平洋戦争下で、東京、横須賀、横浜、名古屋、神戸などが初空襲(ドウリットル空襲)される | 詳細 |
| 1946年(昭和21) | 国際司法裁判所(略称:ICJ)が開所する | 詳細 |
| 1964年(昭和39) | 彫刻家朝倉文夫の命日 | 詳細 |
| 1970年(昭和45) | 刑法学者牧野英一の命日 | 詳細 |
