ガウスの歴史を巡るブログ(その日にあった過去の出来事)

 学生時代からの大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。その中でいろいろと歴史に関わる所を巡ってきましたが、日々に関わる歴史上の出来事や感想を紹介します。Yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに移動しました。

タグ:京都府

イメージ 1

 今日は、江戸時代中期の1708年(宝永5)に、京都で「宝永の大火」が起こり、1万軒以上を焼失した日ですが、新暦では4月28日となります。
 この大火は、3月8日の未明(午の下刻)に油小路通姉小路下る宗林町の銭屋市兵衛宅より出火し、おりからの西南の風にあおられて延焼し、北は今出川通、南は錦小路通、東は鴨川まで417ヶ町に及び、翌日に鎮火しました。
 この結果、禁裏御所(上皇・法皇の御所)・仙洞御所(上皇・法皇の御所)・女院御所・東宮御所など重要な建物を含めて、公家屋敷95軒、家屋1万351軒、寺社119ヶ所、大名屋敷21軒が焼失したとされています。
 京都市街の多くが焼亡したので、復興にあたっては、防火対策を重視し、御所周辺の公家町を拡散、これに伴って、それまでは農地だった鴨川の東岸に、町屋や寺院等を移転させるなどしました。
 これが、現在の京都のもとになる市街地再編になったといわれています。
 その後も、江戸時代中に1788年(天明8年1月30日)の歴史上最大といわれる「天明の大火」、1864年(元治元年7月19日)に「元治の大火」があり、併せて、近世の「京都三大大火」と呼ばれるようになりました。
 しかし、下記のように、江戸の大火と比べると被害は桁違いで、江戸の方が人口が密集し、被害が多大だったことがわかります。

〇江戸時代の大火

・1657年(明暦3年1月18日、19日)江戸の「明暦の大火」江戸時代最大の火事で、死者は最大で10万7千人と推計、江戸城天守焼失
・1683年(天和2年12月28日)江戸の「天和の大火」(八百屋お七の火事)死者830–3,500人
・1708年(宝永5年3月8日)京都の「宝永の大火」 家屋1万軒以上を焼失
・1724年(享保9年3月21日)大坂の「妙知(智)焼け」11,765軒を焼失、死者293人
・1760年(宝暦10年2月6日)江戸の「宝暦の大火」460町、寺社80ヶ所焼失
・1772年(明和9年2月29日)江戸の「明和の大火」死者1万4,700人、行方不明者4,060人
・1788年(天明8年1月30日)京都の「天明の大火」京都の歴史上最大といわれ、家屋は3万6,797軒焼失、死者150人
・1806年(文化3年3月4日)江戸の「文化の大火」焼失家屋12万6千戸、死者1,200人超、焼失した町530・大名屋敷80・寺社80
・1829年(文政12年3月21日)江戸の「文政の大火」死者2,800、焼失家屋37万戸
・1837年(天保8年2月19日)大坂の「大塩焼け」大塩平八郎の乱によるもので、死者270人以上
・1863年(文久3年11月21日)大坂の「新町焼け(新町橋焼け・五幸町の大火)」
・1864年(元治元年7月19日)京都の「元治の大火」
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

イメージ 1

 今日は、明治時代の1895年(明治28)に京都市(塩小路東洞院通~伏見町下油掛)で日本初の路面電車が営業を開始した日です。
 これは、京都の実業家高木文平らが、この年4月より京都市での開催が予定されていた、第4回内国勧業博覧会の呼び物にしようと考えて始まりました。
 1894年(明治27)2月1日に、電車敷設の事業を行うための事業者として京都電気鉄道を設立し、建設を進めます。その最初の区間として、塩小路東洞院通~伏見町下油掛間の6.7kmが、2月1日に営業開始しました。
 当時は、停留所というものがなく、どこでも乗降ができたそうで、単線運行で慣れないために車両が鉢合わせしたり、スピードも人が歩くより少し早い程度だったというエピソードも残されています。
 その後も、建設工事が続けられ、4月の博覧会開催までに、二条から博覧会々場の岡崎まで完成させたのです。この路面電車は好評で、利用客も増加し、会社の業績も上がりました。

〇路面電車とは?

 日本においては、専用の用地ではなく一般道路上に線路を敷設(併用軌道)する電車のことで、「軌道法」の適用を受けるもので、専用敷地をもつ「鉄道事業法」による鉄道と区別されますが、専用の路線区間を有しているものも含まれています。日本の最初の「路面電車」は、1895年(明治28)に、京都電気鉄道によって、京都市下京区東洞院塩小路から伏見町油掛(あぶらかけ)間に運転が開始されました。その後、東京、大阪、名古屋などの各都市で敷設されるようになっていきます。最盛期の1932年(昭和7)には82事業者に上りましたが、太平洋戦争後の高度経済成長期に、モーターリゼーションの発達による電車運転速度の低下と運賃値上げなどにより利用者が減少し、廃線になるところが相次ぎました。しかし、2006年(平成18)にJR西日本の富山港線が、LRT化され、富山ライトレール富山港線として生まれ変わるなど近年再評価されつつあり、路線の延長や新設を検討しているところもあります。現在では、19事業者によって、「路面電車」の運行が継続されています。

☆日本で現在営業中の「路面電車」一覧

・札幌市交通局(北海道札幌市)一条線、山鼻西線、山鼻線、都心線
・函館市企業局交通部(北海道函館市)本線、湯の川線、宝来・谷地頭線、大森線
・東京都交通局(東京都区部)荒川線
・東京急行電鉄(東京都区部)世田谷線 全線が専用軌道である。
・富山地方鉄道(富山県富山市)市内軌道線本線、支線、安野屋線、呉羽線、富山都心線
・富山ライトレール(富山県富山市)富山港線
・万葉線(富山県高岡市・射水市)高岡軌道線
・豊橋鉄道(愛知県豊橋市)東田本線、支線
・福井鉄道(福井県)福武線(併用軌道は福井市内のみ)
・京阪電気鉄道(滋賀県大津市)京津線、石山坂本線(併用軌道は大津市内のみ)
・京福電気鉄道(京都府京都市)嵐山本線、北野線
・阪堺電気軌道(大阪府大阪市・堺市)阪堺線、上町線
・岡山電気軌道(岡山県岡山市)東山本線、清輝橋線
・広島電鉄(広島県広島市)本線、宇品線、江波線、白島線、皆実線、横川線
・とさでん交通(高知県高知市・南国市・吾川郡いの町)伊野線、桟橋線、後免線
・伊予鉄道(愛媛県松山市)城南線、大手町線、花園線、本町線
・長崎電気軌道(長崎県長崎市)本線、赤迫支線、桜町支線、大浦支線、蛍茶屋支線
・熊本市交通局(熊本県熊本市)幹線、水前寺線、健軍線、上熊本線、田崎線
・鹿児島市交通局(鹿児島県鹿児島市)第一期線、第二期線、唐湊線、谷山線
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ