
国立劇場(こくりつげきじょう)は、国家が財政的な援助を与えて設立し、その国の舞台芸術の保存・継承・振興のために運営する劇場とされてきました。日本では、1966年(昭和41)に、「国立劇場法」が公布されて、特殊法人国立劇場が設立され、1966年(昭和41)11月1日に国立劇場(東京都千代田区隼町)が開場しています。
その後、1979年(昭和54)3月22日に、落語、講談等の大衆芸能のための国立演芸資料館(国立演芸場)が開場(東京都千代田区隼町)、1983年(昭和58)9月15日に、能楽(能、狂言)を上演する国立能楽堂が開場(東京都渋谷区千駄ヶ谷)、1984年(昭和59)3月20日にはね、文楽を中心に広く上方芸能を上演する国立文楽劇場が開場(大阪府大阪市中央区日本橋)しました。さらに、1997年(平成9)10月10日に、オペラ、舞踊(バレエ、現代舞踊)、演劇等の現代舞台芸術を上演する新国立劇場が開場(東京都渋谷区本町)、同年11月1日に、新国立劇場舞台美術センター資料館が開館(千葉県銚子市豊里台)、2004年(平成16)1月18日には、組踊等の沖縄伝統芸能を上演する国立劇場おきなわが開場(沖縄県浦添市勢理客)しています。
日本の伝統芸能の公開のほか、調査研究・資料収集・後継者養成などを目的として活動してきました。
その後、1979年(昭和54)3月22日に、落語、講談等の大衆芸能のための国立演芸資料館(国立演芸場)が開場(東京都千代田区隼町)、1983年(昭和58)9月15日に、能楽(能、狂言)を上演する国立能楽堂が開場(東京都渋谷区千駄ヶ谷)、1984年(昭和59)3月20日にはね、文楽を中心に広く上方芸能を上演する国立文楽劇場が開場(大阪府大阪市中央区日本橋)しました。さらに、1997年(平成9)10月10日に、オペラ、舞踊(バレエ、現代舞踊)、演劇等の現代舞台芸術を上演する新国立劇場が開場(東京都渋谷区本町)、同年11月1日に、新国立劇場舞台美術センター資料館が開館(千葉県銚子市豊里台)、2004年(平成16)1月18日には、組踊等の沖縄伝統芸能を上演する国立劇場おきなわが開場(沖縄県浦添市勢理客)しています。
日本の伝統芸能の公開のほか、調査研究・資料収集・後継者養成などを目的として活動してきました。
〇日本の国立劇場関係施設
・国立劇場本館(1966年11月1日開場・東京都千代田区隼町) - 主に歌舞伎の公演
・国立演芸場(1979年3月22日開場・東京都千代田区隼町) - 落語、講談、浪曲、漫才、太神楽などの演芸公演
・国立能楽堂(1983年9月15日開場・東京都渋谷区千駄ヶ谷) - 能や狂言の公演
・国立文楽劇場(1984年3月20日開場・大阪府大阪市日本橋) - 文楽、日本舞踊、邦楽、大衆芸能の公演
・新国立劇場(1997年10月10日開場・東京都渋谷区) - オペラ、バレエ、現代舞踊、演劇などの公演
・新国立劇場舞台美術センター資料館(1997年11月1日会館・千葉県銚子市豊里台) - 舞台模型、舞台衣装、小道具などや映像資料の展示公開
・国立劇場おきなわ(2004年1月18日開場・沖縄県浦添市) - 組踊など組踊、琉球舞踊、琉球音楽、民俗芸能、沖縄芝居などの公演
☆日本の国立劇場関係略年表
・1936年(昭和11) 早稲田演劇協会内に国立劇場設置委員会が設けられる
・1937年(昭和12)6月 国立劇場建設趣意書をもとにした建議案は帝国議会に上程され衆議院を通過したが、その後は戦時下となり実現は困難になる
・1955年(昭和30) 文化財保護委員会が芸能施設調査研究協議会を設置する
・1956年(昭和31)3月 芸能施設調査研究協議会が基本的構想の答申を行い国立劇場の計画が具体化する
・1963年(昭和38) 国立劇場設計案が、計307案のコンペティションから、校倉造の正倉院を模した外観とした竹中工務店の岩本博行ほか13名による案が選択される
・1966年(昭和41)6月27日 「国立劇場法」が公布される
・1966年(昭和41)7月1日 特殊法人国立劇場が設立される
・1966年(昭和41)10月 国立劇場が竣工する
・1966年(昭和41)11月1日 国立劇場(東京都千代田区隼町)の開場式が催される
・1966年(昭和41)11月3日 「菅原伝授手習鑑」が上演される
・1968年(昭和43) 国立劇場の建物が第9回BCS賞を受賞する
・1975年(昭和50) 第二国立劇場設立準備費が計上される
・1976年(昭和51) 第二国立劇場の基本構想案が第二国立劇場設立準備協議会で承認される
・1979年(昭和54)3月22日 落語、講談等の大衆芸能のための国立演芸資料館(国立演芸場)が開場(東京都千代田区隼町)する
・1983年(昭和58)9月15日 能楽(能、狂言)を上演する国立能楽堂が開場(東京都渋谷区千駄ヶ谷)する
・1984年(昭和59)3月20日 文楽を中心に広く上方芸能を上演する国立文楽劇場が開場(大阪府大阪市中央区日本橋)する
・1989年(平成元)4月1日 「国立劇場法の一部改正法」が施行(現代舞台芸術に関する業務の追加)される
・1990年(平成2)3月30日 「国立劇場法の一部改正法」が施行(文化芸術活動に対する助成業務の追加、芸術文化振興基金設置、特殊法人日本芸術文化振興会に名称変更)される
・1992年(平成4)8月 新国立劇場を着工する
・1997年(平成9)2月 新国立劇場が竣工する、
・1997年(平成9)10月10日 オペラ、舞踊(バレエ、現代舞踊)、演劇等の現代舞台芸術を上演する新国立劇場が開場(東京都渋谷区本町)する
・1997年(平成9)11月1日 新国立劇場舞台美術センター資料館開館(千葉県銚子市豊里台)
・1998年(平成10) 国立劇場が公共建築百選に選定される
・1999年(平成11)9月 アートギャラリーのオープンをもって、新国立劇場の全体が完成する
・2002年(平成14)12月13日 「独立行政法人日本芸術文化振興会法」が公布される
・2003年(平成15)3月19日 「伝統芸能情報館開館」(国立劇場敷地内)が開館する
・2003年(平成15)9月 国立劇場が、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれる
・2003年(平成15)10月1日 日本芸術文化振興会が独立行政法人に組織形態を移行する
・2004年(平成16)1月18日 組踊等の沖縄伝統芸能を上演する国立劇場おきなわが開場(沖縄県浦添市勢理客)する
・2009年(平成21)4月1日 文化庁の文化芸術振興費補助金による事業のうち芸術団体を対象とするものが移管される