ガウスの歴史を巡るブログ(その日にあった過去の出来事)

 学生時代からの大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。その中でいろいろと歴史に関わる所を巡ってきましたが、日々に関わる歴史上の出来事や感想を紹介します。Yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに移動しました。

カテゴリ: 交通

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 今日は、昭和時代中期の1964年(昭和39)に、国鉄柳ヶ瀬線(長浜~柳ヶ瀬)がこの日限りで廃止となり、柳ヶ瀬トンネルの鉄道利用が終了した日です。
 柳ヶ瀬トンネル(やながせとんねる)は、東海道本線の支線敦賀線(その後北陸本線)という形で長浜~敦賀港間が全通した時に完成した、当時としては日本で一番長い鉄道トンネル(廃戦後は県道トンネル)で、1898年(明治31)に常磐線の旧金山トンネル(延長1,655)が完成するまで、その座にありました。1870年(明治3)に京都府は政府に対して北陸方面から京都に至る鉄道を建設することを提言、翌年に京都~敦賀間の鉄道敷設を前提とした測量を工部省に命じ、1880年(明治13)に、鉄道局は柳ケ瀬を経由するルートを諮問にかけ、建設が決まります。
 施工は藤田組が請け負い、工部省技手・長谷川謹介が担当するという日本人だけで敷設された鉄道で、このトンネルの工費は約42万5千円、4年の工期を経て、1883年(明治16)11月16日 に貫通し、翌年4月16日から運行が開始されました。しかし、この区間は敦賀から雁ヶ谷まで延々と続く片勾配(25‰)のため、 蒸気機関車は隧道内でも立ち往生することがあり、1928年(昭和3)2月6日には、トンネル内で貨車を牽引していた蒸気機関車が空転し、煤煙によって3名死亡する事故(北陸線柳ヶ瀬トンネル窒息事故)が発生しています。
 そこで、当時の国鉄はこれに代わる新線を建設する方針を決定、1957年(昭和32)10月1日には、深坂トンネルを経由する北陸本線の新線が開通し、旧線は柳ヶ瀬線に改称されてローカル列車のみを運行する路線となりました。それも、業績が振るわず「日本一の赤字線」と呼ばれるまでになり、1964年(昭和39)5月11日に廃戦になっています。
 その後、トンネルは県道用に転用されましたが、幅員が狭いため、大型車、そして自転車などの軽車両、歩行者は通行できないまま、現在に至りました。尚、このトンネルは同じ北陸線の小刀根トンネルに次いで、現存する日本で2番目に古いトンネルとなっていて、2003年(平成15)度に土木学会選奨土木遺産になり、2020年(令和2)6月19日には、小刀根トンネル、山中峠を越える旧北陸線トンネル群などと共に、日本遺産「海を越えた鉄道~世界へつながる 鉄路のキセキ~」の構成資産にもなっています。

〇鉄道トンネルとは?

 鉄道を通すために、山腹や地下などを掘り貫いた通路のことで、隧道(ずいどう)とも呼ばれています。日本の鉄道トンネルの第1号は、東海道本線の大阪~神戸間に、明治時代前期の1871年(明治4)に完成した石屋川トンネル(延長61m)で、イギリスからのお雇い外国人の設計によるものでした。
 1880年(明治13)には、東海道本線の大津市内にあった逢坂山トンネル(延長665m)を日本人の独力により建設したのです。その後、1884年(明治17)には、北陸本線の滋賀県と福井県の県境に柳ヶ瀬トンネル(延長1,352m)を完成させました。
 地形が急峻で、火山の多い国土で、軟弱地盤のある中で、トンネル技術の改良研究が発達していき、1903年(明治36)には、笹子トンネル(延長4,656m)、1931年(昭和6)には、清水トンネル(延長9,702m)、1934年(昭和9)には、丹那トンネル(延長7,804m)、1944年(昭和19)には、関門トンネル(延長3,614m)などが続々と掘削されました。
 また、太平洋戦争後になると、1962年(昭和37)に、北陸本線の北陸トンネル(延長13,870m)、1972年(昭和47)に、山陽新幹線の六甲トンネル(延長16,250m)、1980年(昭和55)に、上越新幹線の大清水トンネル(延長22,221m)などの長大トンネルが次々と建設されていきます。その頂点に立つのが1988年(昭和63)に開通した青函トンネル(延長53,850m)で、このトンネルは、鉄道トンネルとして世界第2位の長さ、海底トンネルとしては、世界一の長さと深さを保ってきました。

☆日本で一番長い鉄道トンネルの推移

・1871年(明治4) 東海道本線の旧石屋川トンネル(延長61m) 日本最初の鉄道トンネル
・1880年(明治13) 東海道本線の旧逢坂山トンネル(延長665m) 日本人技師だけで完成させた初の鉄道トンネル
・1884年(明治17) 旧北陸本線の柳ヶ瀬トンネル(延長1,352m) 
・1898年(明治31) 常磐線の旧金山トンネル(延長1,655)
・1903年(明治36) 中央本線の笹子トンネル(延長4,656m)
・1931年(昭和6) 上越線の清水トンネル(延長9,702m)
・1962年(昭和37) 北陸本線の北陸トンネル(延長13,870m)
・1972年(昭和47) 山陽新幹線の六甲トンネル(延長16,250m)
・1980年(昭和55) 上越新幹線の大清水トンネル(延長22,221m)
・1988年(昭和63) 北海道新幹線の青函トンネル(延長53,850m) 世界一の海底トンネル

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

892年(寛平4)菅原道真が『類聚国史』を撰進する(新暦6月2日)詳細
1863年(文久3)長州藩が下関海峡に碇泊中のアメリカ商船に砲撃し、下関事件が始まる(新暦6月25日)詳細
1871年(明治4)「新貨条例」が公布され、「円・銭・厘」の十進法が採用される(新暦6月27日)詳細
1895年(明治28)三国干渉により遼東半島を清に返還する旨の「遼東半島還付の詔勅」が出される詳細
1900年(明治33)『鉄道唱歌』第一集東海道篇が発行される詳細
1930年(昭和5)日本画家下村観山の命日詳細
1949年(昭和24)シヤウプ使節団のシャウプ博士、ヴィックリ一博士、ハットフィールド氏が来日する詳細
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 今日は、平成時代の2016年(平成28)に、「京都鉄道博物館」が開館した日です。
 「京都鉄道博物館」(きょうとてつどうはくぶつかん)は、京都府京都市下京区の京都梅小路エリアにおいて、西日本旅客鉄道(JR西日本)が梅小路蒸気機関車館(国指定重要文化財)と一体となった施設として計画し、2016年(平成28)4月29日に開館した博物館です。新しく3階建ての本館が建てられ、今までの梅小路蒸気機関車館を含む敷地面積は30,435m²あり、大阪市にあった旧交通科学博物館の車両も移設して、50両の鉄道車両を収蔵してきました。
 その中には、義経号機関車(鉄道記念物)、旧二条駅舎(京都市文化財)、0系新幹線車両(鉄道記念物) 、EF52 1号電気機関車(鉄道記念物)、233号蒸気機関車(鉄道記念物) 、1801号蒸気機関車(鉄道記念物)など明治・大正時代に活躍した鉄道車両の実物や施設を見ることができ、鉄道の歴史を学ぶ上でも重要な施設です。

〇「京都鉄道博物館」の収蔵車両一覧

<プロムナード>
・C62形蒸気機関車26号機 - 1948年、川崎車輛製。
・マロネフ59形二等A・B寝台緩急車1号車 - 1938年、鷹取工場製。
・スシ28形食堂車301号車 - 1933年、日本車輌製造製。
・クハ103形制御車1号車 - 1964年、日本車輌製造製。
・クハ86形制御車001号車 - 1950年、日立製作所製。
・モハ80形電動車001号車 - 1950年、日立製作所製。
・ナシ20形食堂車24号車 - 1970年、日本車輌製造製。
・DD54形ディーゼル機関車33号機 - 1971年、三菱重工業製。
・21形制御電動車1号車 - 1964年、日本車輌製造製。
・16形グリーン車1号車 - 1964年、日本車輌製造製。
・35形普通ビュッフェ合造車1号車 - 1964年、日本車輌製造製。
・22形制御電動車1号車 - 1964年、日本車輌製造製。

<本館>
・230形蒸気機関車233号機 - 1903年、汽車製造製。
・1800形蒸気機関車1801号機 - 1881年、英国キットソン社製。
・521形制御電動車1号車 - 1996年、川崎重工業製。
・クハネ581形制御寝台車35号車 - 1968年、日立製作所製。
・クハ489形制御車1号車 - 1971年、東急車輛製造製。
・EF52形電気機関車1号機 - 1928年、日立製作所製。
・ワム3500形有蓋車7055号車 - 1917年、日本車輌製造製。
・ヨ5000形車掌車5008号車 - 1959年、川崎車輛製。
・EF66形電気機関車35号機 - 1974年、川崎重工業・東洋電機製造製。
・DD51形ディーゼル機関車756号機 - 1972年、日立製作所製。
・キハ81形制御気動車3号車 - 1960年、近畿車輛製。1986年、準鉄道記念物指定。
・キハ80系特急形気動車のボンネット型先頭車。
・122形制御電動車5003号車 - 1989年、日立製作所製。

<トワイライトプラザ>
・EF58形電気機関車150号機 - 1958年、東京芝浦電気製。
・オロネ24形A寝台車4号車 - 1973年、日本車輌製造製。
・EF65形電気機関車1号機 - 1965年、川崎車輛製。
・EF81形電気機関車103号機 - 1974年、日立製作所製。
・スシ24形食堂車1号車 - 1972年、近畿車輛製。
・スロネフ25形A寝台緩急車501号車 - 1975年、富士重工業製。

<扇形車庫>
・1070形蒸気機関車1080号機 - 1902年、英国ダブス製。
・7100形蒸気機関車7105号機 - 1880年、米国H.K.ポーター製。
・8620形蒸気機関車8630号機 - 1914年、汽車製造製。
・9600形蒸気機関車9633号機 - 1914年、川崎造船所製。
・B20形蒸気機関車10号機 - 1946年、立山重工業製。
・C11形蒸気機関車64号機 - 1935年、川崎車輛製。
・C51形蒸気機関車239号機 - 1927年、汽車製造製。
・C53形蒸気機関車45号機 - 1928年、汽車製造製。
・C55形蒸気機関車1号機 - 1935年、川崎車輛製。
・C56形蒸気機関車160号機 - 1939年、川崎車輛製。
・C57形蒸気機関車1号機 - 1937年、川崎車輛製。
・C58形蒸気機関車1号機 - 1938年、汽車製造製。
・C59形蒸気機関車164号機 - 1946年、日立製作所製。
・C61形蒸気機関車2号機 - 1948年、三菱重工業製。
・C62形蒸気機関車1号機 - 1948年、日立製作所製。
・C62形蒸気機関車2号機 - 1948年、日立製作所製。
・D50形蒸気機関車140号機 - 1925年、日立製作所製。
・D51形蒸気機関車1号機 - 1936年、川崎車輛製。
・D51形蒸気機関車200号機 - 1938年、鉄道省浜松工場製。
・D52形蒸気機関車468号機 - 1946年、三菱重工業製。

<引込線>
・オハ25 551 - 1977年、富士重工業製。
・オハ46 13 - 1955年、汽車製造製。
・クハ117形制御車1号車 -1979年、川崎重工業製。
・マイテ49形客車2号車

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1855年(安政2)経済学者・史学者・政治家田口卯吉の誕生日(新暦6月12日)詳細
1886年(明治19)「華族世襲財産法」(明治19年勅令第34号)が公布される詳細
1895年(明治28) 帝国奈良博物館(現在の奈良国立博物館)が開館する詳細
1912年(明治45)北炭夕張炭鉱(第二斜坑ほか)でガス爆発事故が起こり、死者269人を出す詳細
1951年(昭和26)沖縄社会大衆党、沖縄人民党を中心に「日本復帰促進期成会」が結成される詳細
1997年(平成9)「化学兵器禁止条約」が発効する詳細
2006年(平成18)生口島北IC~生口島南IC(生口島道路)の開通で西瀬戸自動車道が全通する詳細
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 今日は、昭和時代後期の1968年(昭和43)に、東名高速道路の最初の開業区間・東京~厚木・富士~静岡・岡崎~小牧が開通した日です。
 東名高速道路(とうめいこうそくどうろ)は、昭和時代後期の1969年(昭和44)5月26日に全線開通した、東京から愛知県小牧市まで全長346kmにおよぶ高速道路です。この完成によって、小牧インターチェンジで、4年前に完成していた名神高速車道と接続し、関東から関西が高速道路で結ばれることになり、日本の大動脈となりました。
 この高速道路の構想は、1953年(昭和28)に当時の建設省が公表した「東京神戸間有料道路計画書」が始めです。そして、名神高速車道が先行建設されることになりましたが、東名高速道路の方は、1962年(昭和37)に工事に着手し、1968年(昭和43)4月25日に、東京インターチェンジ~厚木インターチェンジ間・富士インターチェンジ~静岡インターチェンジ間・岡崎インターチェンジ~小牧インターチェンジ間が部分開通しました。
 そして、徐々に開通区間を延ばしていって、着工より7年で全線開通となります。平地部では、100km/h制限(一部の区間は80km/h)で走行することができ、名神高速車道とあわせて、関東から関西への自動車輸送時間が大幅に短縮されることになりました。

〇東名高速道路関係略年表

・1951年(昭和26) 東京~神戸高速自動車道調査を再開する
・1956年(昭和31)5月19日 ワトキンス調査団が来日する
・1957年(昭和32)10月17日 東京~神戸間の内、競争のない小牧~西宮間(名神高速道路)の施行命令が下る
・1958年(昭和33)3月19日 松永安左エ門の私設シンクタンク「産業計画会議」が東京~神戸間 高速道路の建設を政府に勧告する
・1960年(昭和35)7月25日 「東海道幹線自動車国道建設法」が施行される
・1962年(昭和37) 東京IC~静岡IC間と豊川IC~小牧IC間の整備計画が策定される
・1963年(昭和38) 静岡IC~豊川IC間、豊川IC~小牧IC間の整備計画策定、および、改めて東京 - 小牧間に施行命令を下す
・1965年(昭和40)4月22日 全線起工式が開催される
・1966年(昭和41)7月1日 「国土開発幹線自動車道建設法」が施行され、「東海道幹線自動車国道建設法」か廃止される
・1968年(昭和43)4月25日 最初の開業区間である東京~厚木・富士~静岡・岡崎~小牧が開通し、小牧ICで名神高速道路と接続する
・1969年(昭和44)2月1日 静岡IC~崎IC間が開通する
・1969年(昭和44)3月31日 厚木IC~大井松田IC間・御殿場IC~富士IC間が開通する
・1969年(昭和44)5月26日 大井松田IC~御殿場IC間の開通により、全線開通する
・1971年(昭和46)12月21日 首都高速3号渋谷線渋谷出入口~用賀出入口間開通により、首都高速道路と接続する
・1972年(昭和47)10月5日 小牧JCT開通により、中央道と接続する
・1974年(昭和49)3月26日 浜松西ICが開通する
・1977年(昭和52)  足柄SA上り線に高速国道初の仮眠休憩所であるレストイン足柄がオープンする
・1979年(昭和54)7月11日 日本坂トンネル火災事故が発生する
・1981年(昭和56)4月25日 秦野中井ICが開通する
・1986年(昭和61)11月21日 音羽蒲郡ICが開通する
・1988年(昭和63)3月30日 裾野ICが開通する
・1991年(平成3)3月28日 御殿場IC~大井松田IC間の新上り線(東名足柄橋を含む)が開通する
・1993年(平成5)3月22日 東名三好ICが開通する
・1993年(平成5)3月25日 相良牧之原ICが開通する
・1993年(平成5)12月3日 名古屋ICで東名阪自動車道(現・名古屋第二環状自動車道)と接続する
・1993年(平成5)12月21日 掛川ICが開通する
・1994年(平成6)12月15日 厚木IC~伊勢原市、秦野中井IC~大井松田IC間の6車線化が完了する
・1995年(平成7)4月28日 伊勢原市~秦野中井IC間の6車線化完了する
・1998年(平成10)3月2日 横浜青葉ICが開通する
・1998年(平成10)3月27日 日本坂トンネル 新下り線(3車線)が供用開始する
・1999年(平成11)4月4日 磐田ICが開通する
・2001年(平成13)10月19日 小牧ICで名古屋高速11号小牧線と接続する
・2003年(平成15)3月15日 豊田JCT開通により伊勢湾岸道(豊田東IC方面)と接続する
・2004年(平成16)11月27日 日進JCT開通により、名古屋瀬戸道路と接続する
・2004年(平成16)12月12日 豊田JCTが完成し、伊勢湾岸道(四日市方面)と接続する
・2004年(平成16)12月22日 御殿場IC~駒門PA間の6車線化が完了する
・2007年(平成19)4月1日 富士川PAスマートIC・遠州豊田PAスマートICが供用開始する
・2009年(平成21)7月27日 沼津ICで伊豆縦貫道と接続する
・2010年(平成22)2月27日 海老名JCT開通により、圏央道と接続する
・2011年(平成23)1月23日 相良牧之原ICで金谷御前崎連絡道と接続する
・2011年(平成23)10月21日 上り線の豊田JCT~音羽蒲郡IC間・下り線の美合PA~豊田JCT間を暫定6車線化する
・2012年(平成24)4月14日 新東名高速道路の御殿場JCT~浜松いなさJCT間、清水連絡路の清水JCT~新清水JCT間、引佐連絡路の三ヶ日JCT~浜松いなさJCT間がそれぞれ開通、御殿場JCTで新東名と、清水JCTで清水連絡路と三ヶ日JCTで引佐連絡路とそれぞれ接続する
・2016年(平成28)2月13日 新東名高速道路の浜松いなさJCT~豊田東JCT間が開通する
・2016年(平成28)3月12日 大井川焼津藤枝スマートIC供用開始する
・2016年(平成28)3月19日 愛鷹スマートIC供用開始する
・2016年(平成28)10月8日 上り線の豊田JCT~音羽蒲郡IC間・下り線の美合PA~豊田JCT間を再び4車線化する
・2017年(平成29)3月18日 三方原スマートICが供用開始する
・2018年(平成30)3月24日 守山スマートICが供用開始する
・2019年(平成31)3月9日 足柄スマートICが供用開始する
・2019年(平成31)3月17日 伊勢原JCT・舘山寺スマートICが供用開始する
・2019年(令和元)9月14日 日本平久能山スマートICが供用開始する
・2020年(令和2)3月22日 横浜青葉JCTで首都高速神奈川7号横浜北西線と接続する
・2020年(令和2)3月28日 駒門スマートICが供用開始する
・2021年(令和3)3月27日 豊田上郷スマートICが供用開始する
・2021年(令和3)3月31日 綾瀬スマートICが供用開始する

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

722年(養老6)百万町歩開墾計画が出される(新暦6月13日)詳細
1613年(慶長18)武将大久保長安の命日(新暦6月13日)詳細
1881年(明治14)『交詢雑誌』第45号に、交詢社の「私擬憲法案」が発表される詳細
1888年(明治21)「市制」と共に、「町村制」が公布される詳細
1946年(昭和21)出版人・岩波書店創業者・貴族院議員岩波茂雄の命日詳細
1957年(昭和32)「高速自動車国道法」(昭和32年法律第79号)が公布・施行される詳細
1978年(昭和53)洋画家東郷青児の命日詳細
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 今日は、明治時代中頃の1889年(明治22)に、官設鉄道・静岡駅~浜松駅間(現在の東海道本線)が開業し、長浜駅~大津駅間で琵琶湖航路を利用することで、新橋駅~神戸駅間が繋がった日です。
 東海道本線(とうかいどうほんせん)は、東京駅を起点とし神戸駅に至る589.5kmの鉄道の営業線(現在はJRが運行)ですが、5本の支線(計131.2km)があり、全営業キロは720.7kmとなります。日本の太平洋岸を通り、名古屋を経由して京浜と京阪神を結ぶ大動脈で、日本の最重要幹線鉄道とされました。
 日本最初の鉄道区間として、明治時代前期の1872年10月14日(明治5年9月12日)に、新橋駅~横浜駅 (現在の桜木町駅)間が開通します。1874年(明治7)以降神戸から路線を東進させていき、1889年(明治22)4月16日に長浜駅~大津駅間で琵琶湖航路を利用することで、関東から関西までの輸送路が一応繋がりました。
 さらに、1992年(明治25)7月1日に新橋駅~神戸駅間が陸路によって全通しましたが、現在の御殿場線経由によるものです。需要の増加に対応するため、1913年(大正2)には、全線の複線化が完成し、翌年の東京駅設置に伴い、東京駅が起点となりました。
 1934年(昭和9)の丹那トンネル(7,804m)完成により、国府津~御殿場~沼津間は御殿場線となります。また、電化については、1914年(大正3)の東京駅~横浜駅間の完成から始まり、1956年(昭和31)11月19日に全線の直流電化が完成しました。
 1964年(昭和39)10月1日には、並行して、東海道新幹線が開業します。1987年(昭和62)4月1日に行われた国鉄分割民営化によって、旅客3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)と貨物1社(JR貨物)に経営が分かれました。

〇東海道本線関係略年表(明治5年以前の日付は旧暦です)

<1872年(明治5)>
・5月7日 品川駅~横浜駅間が旅客線として仮開業する
・6月5日 川崎駅・神奈川駅が開業する
・9月12日 新橋駅~品川駅間が延伸開業、新橋駅~横浜駅間が正式開業し、鉄道開業式典が挙行される

<1873年(明治6)>
・9月15日 新橋駅~横浜駅間で貨物営業を開始する

<1874年(明治7)>
・5月11日 大阪駅~神戸駅間が旅客線として開業する
・12月1日 大阪駅~神戸駅間で貨物営業を開始する

<1875年(明治8)>
・5月1日 支線(安治川支線)大阪駅~安治川駅間が開業する
・7月26日 向日町駅~大阪駅間が旅客線として延伸開業する
・9月5日 向日町駅~大宮通仮停車場間が延伸開業する
・12月1日 新橋駅~品川駅間が複線化される

<1877年(明治10)>
・2月6日 京都駅~大宮通仮停車場間が延伸開業する
・11月20日 京都駅~大阪駅間で貨物営業を開始する
・12月1日 安治川支線 大阪駅~安治川駅間が廃止される

<1879年(明治12)>
・3月1日 大森駅~川崎駅間が複線化する
・8月18日 大谷駅~京都駅間が延伸開業する
・11月1日 川崎駅~鶴見駅間が複線化する

<1880年(明治13)>
・7月15日 逢坂山トンネル開通により、大津駅~大谷駅間が延伸開業する
・11月14日 品川駅~大森駅間が複線化する

<1881年(明治14)>
・5月7日 鶴見駅~横浜駅間が複線化する

<1882年(明治15)>
・5月1日 太湖汽船が琵琶湖上の長浜駅~大津駅間に鉄道連絡船を就航する

<1883年(明治16)>
・5月1日 関ヶ原駅~長浜駅間が開業する

<1884年(明治17)>
・5月25日 大垣駅~関ヶ原駅間が延伸開業する

<1886年(明治19)>
・3月1日 武豊駅~熱田駅間が開業する
・4月1日 熱田駅~清洲駅間が延伸開業する
・5月1日 清洲駅~一ノ宮駅間が延伸開業する
・6月1日 一ノ宮駅~木曽川駅間が延伸開業する

<1887年(明治20)>
・1月21日 大垣駅~加納駅間が延伸開業する
・4月25日 木曽川駅~加納駅間が延伸開業し、武豊駅~長浜駅間が全通する
・7月11日 横浜駅(初代)~国府津駅間が延伸開業する

<1888年(明治21)>
・9月1日 浜松駅~大府駅間が延伸開業し、大府駅~武豊駅間が支線となる

<1889年(明治22)>
・2月1日 国府津駅~静岡駅間が延伸開業する
・4月16日 静岡駅~浜松駅間が延伸開業、長浜駅~大津駅間琵琶湖の水路経由で、新橋駅~神戸駅間が繋がる
・7月1日 分岐点(のちの深谷駅)~馬場駅間が延伸開業し、新橋駅~神戸駅間が全通、太湖汽船の長浜駅~大津駅間航路は廃止される

<1891年(明治24)>
・1月12日 深谷駅~長浜駅間が貨物支線として運行再開、御殿場駅~沼津駅間が複線化する
・3月1日 小山駅~御殿場駅間が複線化する

<1894年(明治27)>
・4月16日 西ノ宮駅~三ノ宮駅間が複線化する

<1895年(明治28)>
・4月1日 線路名称が東海道線となる

<1896年(明治29)>
・3月11日 大阪駅~西ノ宮駅間が複線化する
・11月 貨物支線 深谷駅~長浜駅間が休止する

<1897年(明治30)>
・3月5日 大谷駅~京都駅間が複線化する

<1898年(明治31)>
・4月15日 馬場駅~大谷駅間複線化され、馬場駅~京都駅間の複線化が完成する
・7月15日 蒲原駅~興津駅間が複線化する
・8月1日 横浜駅~大船駅間が複線化する
・10月1日 京都駅~向日町駅間が複線化する
・12月15日 大船駅~茅ケ崎駅間が複線化する
・12月25日 岩淵駅~蒲原駅間、興津駅~静岡駅間が複線化する

<1899年(明治32)>
・2月3日 吹田駅~大阪駅間が複線化する
・2月24日 沼津駅~鈴川駅間が複線化する
・7月13日 熱田駅~名古屋駅間が複線化する
・8月5日 平塚駅~国府津駅間が複線化する

<1900年(明治33)>
・4月29日 茅ケ崎駅~平塚駅間が複線化する
・6月6日 草津駅~馬場駅間が複線化する
・11月5日 鈴川駅~富士川合図所間が複線化する

<1901年(明治34)>
・2月5日 国府津駅~山北駅間が複線化する
・3月15日 大井聯絡所から大崎駅間で貨物列車の運行を開始する
・6月11日 山北駅~小山駅間が複線化する
・8月23日 大垣駅~垂井駅間が複線化する
・11月27日 八幡駅~野州駅間が複線化する
・11月28日 能登川駅~八幡駅間が複線化する
・12月1日 河瀬駅~能登川駅間が複線化する
・12月5日 米原駅~河瀬駅間が複線化する
・12月28日 関ヶ原駅~長岡駅間が複線化する

<1902年(明治35)>
・2月10日 垂井駅~関ヶ原駅間が複線化する
・6月16日 野洲駅~草津駅間が複線化する
・9月1日 蒲郡駅~岡崎駅間が複線化。
・11月1日 長岡駅~米原駅間が複線化する
・12月21日 静岡駅~石部信号所間が複線化する

<1903年(明治36)>
・7月6日 鷲津駅~豊橋駅間が複線化する
・12月7日 金谷駅~堀ノ内駅間が複線化する
・12月20日 岐阜駅~長良信号所間が複線化する

<1904年(明治37)>
・2月8日 浜松駅~舞坂駅間が複線化する
・8月5日 舞坂駅~鷲津駅間が複線化する

<1905年(明治38)>
・2月20日 天竜川駅~浜松駅間が複線化する
・4月5日 堀ノ内駅~掛川駅間が複線化する

<1907年(明治40)>
・3月1日 清洲信号所から木曽川駅間が複線化する
・3月27日 名古屋駅~枇杷島駅間が複線化する
・4月8日 枇杷島駅~清洲信号所間が複線化する
・4月20日 焼津駅~島田駅間が複線化する
・6月13日 大府駅~大高駅間が複線化する
・9月26日 大高駅~熱田駅間が複線化する
・12月20日 掛川駅~袋井駅間が複線化する

<1908年(明治41)>
・2月2日 刈谷駅~大府駅間が複線化する
・3月28日 袋井駅~中泉駅間、安城駅~刈谷駅間が複線化する
・4月29日 穂積駅~大垣駅間が複線化する
・6月2日 豊橋駅~御油駅間が複線化する
・6月29日 御油駅~蒲郡駅間が複線化する
・7月29日 岡崎駅~安城駅間が複線化する
・11月5日 中泉駅~天竜橋信号所間が複線化する

<1909年(明治42)>
・6月15日 木曽橋信号所から岐阜駅間、長良信号所から穂積駅間が複線化する
・10月12日 国有鉄道線路名称制定で、新橋駅~神戸駅間を東海道本線とする
・12月16日 浜松町駅~烏森駅間の電車線が開業、浜松町駅~品川駅間が複々線化する

<1910年(明治43)>
・3月6日 富士川信号所から岩淵駅間が複線化する
・9月15日 有楽町駅~呉服橋駅間の電車線が延伸開業、呉服橋駅(東京駅の仮駅)が開業する
・11月1日 磯浜仮信号所から焼津駅間が複線化する

<1911年(明治44)>
・3月10日 用宗駅~磯浜仮信号所間が複線化する

<1912年(明治45)>
・7月27日 島田駅~金谷駅間が複線化する

<1913年(大正2)>
・8月1日 天竜川橋梁が複線化され、全線の複線化が完成する

<1914年(大正3)>
・12月20日 東京駅が正式に開業し、東海道本線の起点となる

<1918年(大正7)>
・4月1日:丹那トンネルの工事が開始される

<1919年(大正8)>
・8月1日 支線(美濃赤坂線)大垣駅~荒尾聯絡所から美濃赤坂駅間が開業する

<1923年(大正12)>
・9月1日 関東大震災が発生、横浜駅舎焼失、根府川駅で土砂に押されて列車が転落するなど大被害を受け、東京駅~御殿場駅間等が不通となる

<1925年(大正14)>
・12月13日 横浜駅~国府津駅間が電化される

<1934年(昭和9)>
・12月1日 丹那トンネルが完成し、熱海駅~沼津駅間が電化複線で開業、国府津駅~御殿場駅~沼津駅間は御殿場線として分離され、本線は丹那トンネル経由となる

<1949年(昭和24)>
・2月1日 沼津駅~静岡駅間が電化する
・5月20日 静岡駅~浜松駅間が電化する

<1953年(昭和28)>
・7月21日 浜松駅~名古屋駅間が電化する
・11月11日 名古屋駅~稲沢駅間が電化する

<1955年(昭和30)>
・7月20日 稲沢駅~垂井駅~米原駅間、大垣駅~新垂井駅~関ヶ原駅間が電化する

<1956年(昭和31)>
・11月19日 米原駅~京都駅間が電化され、東京駅~神戸駅間の電化が完成する

<1964年(昭和39)>
・10月1日 東海道本線の輸送増強としての別線として建設された東海道新幹線が開業する

<1987年(昭和62)>
・4月1日 国鉄分割民営化で、東京駅~熱海駅間など計176.2kmを東日本旅客鉄道が、熱海駅~米原駅間など計372.7kmを東海旅客鉄道が、米原駅~神戸駅間など計166.1kmを西日本旅客鉄道が、貨物支線3線区計18.3kmを日本貨物鉄道が継承する

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1882年(明治15)大隈重信らが立憲改進党を結成する詳細
1884年(明治31)柳ヶ瀬トンネル(全長1,352m)完成により長浜~敦賀の鉄道(敦賀線、後の北陸本線)が開業する詳細
1910年(明治43)輪島町の大火で、全焼1,055軒、半焼15軒の被害を出す詳細
1937年(唱和12)「朝日新聞」で永井荷風著『墨東綺譚』の連載が開始される詳細
1945年(昭和20)小説家田村俊子の命日詳細
1956年(昭和31)日本道路公団が設立される詳細
2020年(平成32)物理化学者長倉三郎の命日詳細
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1921rusenzu01
 今日は、大正時代の1922年(大正11)に、改正「鉄道敷設法」(大正11年法律第37号)が公布・施行され、別表によって、149項目、178線(10,220km)に及ぶ、建設予定線が決定された日です。
 改正「鉄道敷設法」(かいせいてつどうふせつほう)は、1892年(明治25)6月21日に公布された「鉄道敷設法」(明治25年法律第4号)を1922年(大正11)4月11日に全面改正・公布(大正11年法律第37号)した法律の通称です。鉄道建設の基本方針を定めた法律で、別表によって、全国で新たに149項目、178線(10,220km)が敷設予定線と規定されました。
 しかし、財源、着手・完成期限、建設順位については何も規定されなかったので、その後も建設計画はしばしば政争の具に供されることとなります。大平洋戦争やモータリゼーションの影響もあり、実現し開業に至ったのは、その4分の1程度に過ぎませんでした。
 その後、日本国有鉄道が分割民営化されたのに伴い、「鉄道国有法」(明治39年法律第17号)、並びに「地方鉄道法」(大正8年法律第52号)とともに廃止されています。
 以下に、「鐵道敷設法」(明治25年法律第4号)及び、改正「鐵道敷設法」(大正11年法律第37号)を掲載しておきますので、ご参照下さい。

〇「鐵道敷設法」(明治25年法律第4号) 1892年(明治25)6月21日公布

第一章 總則

第一條 政府ハ帝國ニ必要ナル鐵道ヲ完成スル爲漸次豫定ノ線路ヲ調査シ及敷設ス

第二條 豫定鐵道線路ハ左ノ如シ
中央線
一 神奈川縣下八王子若ハ靜岡縣下御殿場ヨリ山梨縣下甲府及長野縣下諏訪ヲ經テ伊那郡若ハ西筑摩郡ヨリ愛知縣下名古屋ニ至ル鐵道
一 長野縣下長野若ハ篠ノ井ヨリ松本ヲ經テ前項ノ線路ニ接續スル鐵道
一 山梨縣下甲府ヨリ靜岡縣下岩淵ニ至ル鐵道
中央線及北陸線ノ連絡線
一 岐阜縣下岐阜若ハ長野縣下松本ヨリ岐阜縣下高山ヲ經テ富山縣下富山ニ至ル鐵道
北陸線
一 福井縣下敦賀ヨリ石川縣下金澤ヲ經テ富山縣下富山ニ至ル鐵道及本線ヨリ分岐シテ石川縣下七尾ニ至ル鐵道
北陸線及北越線ノ連絡線
一 富山縣下富山ヨリ新潟縣下直江津ニ至ル鐵道
北越線
一 新潟縣下直江津又ハ群馬縣下前橋若ハ長野縣下豐野ヨリ新潟縣下新潟及新發田ニ至ル鐵道
北越線及奧羽線ノ連絡線
一 新潟縣下新發田ヨリ山形縣下米澤ニ至ル鐵道若ハ新潟縣下新津ヨリ福島縣下若松ヲ經テ白河、本宮近傍ニ至ル鐵道
奧羽線
一 福島縣下福島近傍ヨリ山形縣下米澤及山形、秋田縣下秋田靑森縣下弘前ヲ經テ靑森ニ至ル鐵道及本線ヨリ分岐シテ山形縣下酒田ニ至ル鐵道
一 宮城縣下仙臺ヨリ山形縣下天童若ハ宮城縣下石ノ卷ヨリ小午田ヲ經テ山形縣下船形町ニ至ル鐵道
一 岩手縣下黑澤尻若ハ花卷ヨリ秋田縣下橫手ニ至ル鐵道
一 岩手縣下盛岡ヨリ宮古若ハ山田ニ至ル鐵道
總武線及常磐線
一 東京府下上野ヨリ千葉縣下千葉、佐倉ヲ經テ銚子ニ至ル鐵道及本線ヨリ分岐シテ木更津ニ至ル鐵道
一 茨城縣下水戶ヨリ福島縣下平ヲ經テ宮城縣下岩沼ニ至ル鐵道
近畿線
一 奈良縣下奈良ヨリ三重縣下上柘植ニ至ル鐵道
一 大阪府下大阪若ハ奈良縣下八木又ハ高田ヨリ五條ヲ經テ和歌山縣下和歌山ニ至ル鐵道
一 京都府下京都ヨリ奈良縣下奈良ニ至ル鐵道
一 京都府下京都ヨリ舞鶴ニ至ル鐵道
山陽線
一 廣島縣下三原ヨリ山口縣下赤間關ニ至ル鐵道
一 廣島縣下海田市ヨリ吳ニ至ル鐵道
山陰線
一 京都府下舞鶴ヨリ兵庫縣下豐岡、鳥取縣下鳥取、島根縣下松江、濱田ヲ經テ山口縣下山口近傍ニ至ル鐵道
山陰及山陽連絡線
一 兵庫縣下姬路ヨリ生野若ハ笹山ヲ經テ京都府下舞鶴又ハ園部ニ至ル鐵道若ハ兵庫縣下土山ヨリ京都府下福知山ヲ經テ舞鶴ニ至ル鐵道
一 兵庫縣下姬路近傍ヨリ鳥取縣下鳥取ニ至ル鐵道又ハ岡山縣下岡山ヨリ津山ヲ經テ鳥取縣下米子及境ニ至ル鐵道若ハ岡山縣下倉敷又ハ玉島ヨリ鳥取縣下境ニ至ル鐵道
一 廣島縣下廣島ヨリ島根縣下濱田ニ至ル鐵道
四國線
一 香川縣下琴平ヨリ高知縣下高知ヲ經テ須崎ニ至ル鐵道
一 德島縣下德島ヨリ前項ノ線路ニ接續スル鐵道
一 香川縣下多度津ヨリ愛媛縣下今治ヲ經テ松山ニ至ル鐵道
九州線
一 佐賀縣下佐賀ヨリ長崎縣下佐世保及長崎ニ至ル鐵道
一 熊本縣下熊本ヨリ三角ニ至ル鐵道及宇土ヨリ分岐シ八代ヲ經テ鹿兒島縣下鹿兒島ニ至ル鐵道
一 熊本縣下熊本ヨリ大分縣下大分ニ至ル鐵道
一 福岡縣下小倉ヨリ大分縣下大分、宮崎縣下宮崎ヲ經テ鹿兒島縣下鹿兒島ニ至ル鐵道
一 福岡縣下飯塚ヨリ原田ニ至ル鐵道
一 福岡縣下久留米ヨリ山鹿ヲ經テ熊本縣下熊本ニ至ル鐵道
以上ノ線路ニ變更增減ヲ要スルモノアルトキハ帝國議會ノ協贊ヲ經テ之ヲ決定スヘシ

第三條 鐵道工事ハ緩急ニ應シテ其ノ期限ヲ數期ニ區分シ每期ノ工事ヲ繼續事業トス

第四條 鐵道事業ニ要スル費用ハ公債ヲ募集シテ之ニ充ツ

第五條 鐵道公債ノ利子ハ一箇年百分ノ五以下トス

第六條 鐵道公債ニ關シ本法ニ規定ナキモノハ總テ明治十九年勅令第六十六號整理公債條例ニ據ル

第二章 第一期鐵道及公債募集

第七條 豫定線路中左ノ線路ハ第一期間ニ於テ其ノ實測及敷設ニ著手ス
一 中央豫定線ノ內神奈川縣下八王子若ハ靜岡縣下御殿場ヨリ山梨縣下甲府及長野縣下諏訪ヲ經テ伊那郡若ハ西筑摩郡ヨリ愛知縣下名古屋ニ至ル鐵道
一 北陸豫定線ノ內福井縣下敦賀ヨリ石川縣下金澤ヲ經テ富山縣下富山ニ至ル鐵道
一 北越豫定線ノ內新潟縣下直江津又ハ群馬縣下前橋若ハ長野縣下豐野ヨリ新潟縣下新潟及新發田ニ至ル鐵道
一 奧羽豫定線ノ內福島縣下福島近傍ヨリ山形縣下米澤及山形、秋田縣下秋田靑森縣下弘前ヲ經テ靑森ニ至ル鐵道
一 山陽豫定線ノ內廣島縣下三原ヨリ山口縣下赤間關ニ至ル鐵道及廣島縣下海田市ヨリ吳ニ至ル鐵道
一 九州豫定線ノ內佐賀縣下佐賀ヨリ長崎縣下長崎及佐世保ニ至ル鐵道及熊本縣下熊本ヨリ三角ニ至ル鐵道
一 近畿豫定線ノ內京都府下京都ヨリ舞鶴ニ至ル鐵道若ハ兵庫縣下土山ヨリ京都府下福知山ヲ經テ舞鶴ニ至ル鐵道
一 近畿線ノ內大阪府下大阪若ハ奈良縣下高田若ハ八木ヨリ五條ヲ經テ和歌山縣下和歌山ニ至ル鐵道
一 山陰山陽聯絡豫定線ノ內兵庫縣下姬路近傍ヨリ鳥取縣下鳥取ヲ經テ境ニ至ル鐵道又ハ岡山縣下岡山ヨリ津山ヲ經テ鳥取縣下境ニ至ル鐵道若ハ岡山縣下倉敷ヨリ鳥取縣下境ニ至ル鐵道
以上線路ノ外ニ尙敷設ノ急ヲ要スヘシト認ムルモノアルトキハ帝國議會ノ協贊ヲ經テ更ニ第一期工事トシ特ニ公債ヲ募集スルコトヲ得
比較線路ハ政府ニ於テ更ニ調査ヲ遂ケ帝國議會ノ協贊ヲ經テ之ヲ決定スヘシ

第八條 第一期鐵道工事ハ起工ノ年ヨリ向フ十二箇年ヲ以テ成效期限トス

第九條 第一期鐵道敷設ノ費用ニ充ツル爲金六千萬圓ヲ限リ明治二十五年度ヨリ十二箇年間ニ漸次公債ヲ募集スヘシ

第十條 政府ハ第一期ニ敷設スヘキ鐵道線路ヲ實測シ每線路ノ工費豫算ヲ定メ帝國議會ノ協贊ヲ求ムヘシ

第三章 私設鐵道ノ處分

第十一條 既成私設鐵道ニシテ第二條ニ依リ敷設スヘキ線路ノ爲買收ノ必要アリト認ムルモノハ政府ハ其ノ會社ト協議ノ上價格ヲ豫定シ帝國議會ノ協贊ヲ求ムヘシ

第十二條 私設鐵道買收ノ費用ハ公債ヲ發行シ代價トシテ其ノ會社ニ交付スヘシ

第十三條 豫定鐵道線路中私設會社ニ敷設ヲ許可シタルモノハ其ノ會社ノ全部線路ヲ買收スルカ又ハ會社ノ申請ニ依リ相當ノ處分ヲナシタル上ニアラサレハ之ヲ敷設セス

第十四條 豫定鐵道線路中未タ敷設ニ著手セサルモノニシテ若私設鐵道會社ヨリ敷設ノ許可ヲ願出ル者アルトキハ帝國議會ノ協贊ヲ經テ之ヲ許可スルコトアルヘシ

第四章 鐵道會議

第十五條 政府ハ鐵道會議ニ諮詢シテ左ノ事項ヲ施行ス
一 鐵道工事著手ノ順序
一 第十條ノ決定ニ基キ鐵道工事ノ都合ニ依リ其ノ都度募集スヘキ公債金額

第十六條 鐵道會議ノ組織ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム

〇改正「鐵道敷設法」(大正11年法律第37号) 1922年(大正11)4月11日公布・施行

第一條 帝國ニ必要ナル鐵道ヲ完成スル爲政府ノ敷設スヘキ豫定鐵道線路ハ別表ニ揭クル所ニ依ル

第二條 政府ハ前條豫定鐵道線路ヲ調査敷設セムトスルトキハ經費ノ豫算ヲ定メ漸次繼續費トシテ帝國議會ノ協贊ヲ求ムヘシ

第三條 豫定鐵道線路ニ該當スルモノト雖一地方ノ交通ヲ目的トスルモノニ在リテハ政府ハ地方鐵道トシテ其ノ敷設ヲ免許スルコトヲ得

第四條 豫定鐵道線路ヲ變更シ又ハ豫定鐵道線路中新ニ工事ニ著手スルモノヲ定ムルトキハ鐵道會議ノ諮詢ヲ經ヘシ

第五條 鐵道會議ニ關スル規程ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム

附 則

明治二十五年法律第四號鐵道敷設法、北海道鐵道敷設法、明治二十七年法律第六號乃至第十號、同年法律第十二號乃至第十五號、明治二十九年法律第七十二號乃至第七十七號、明治三十年法律第十一號、同年法律第三十二號、同年法律第三十三號及同年法律第三十五號ハ之ヲ廢止ス
本法施行前鐵道建設費豫算ヲ以テ帝國議會ノ協贊ヲ經タル鐵道線路ハ本法ニ依リ敷設スルモノト看做ス

(別表)

本州ノ部
一 靑森縣田名部ヨリ大畑ヲ經テ大間ニ至ル鐵道
二 靑森縣靑森ヨリ三厩、小泊ヲ經テ五所川原ニ至ル鐵道
三 靑森縣弘前ヨリ田代ニ至ル鐵道
四 靑森縣三戶ヨリ七戶ヲ經テ千曳ニ至ル鐵道
五 靑森縣三戶ヨリ秋田縣毛馬內ヲ經テ花輪ニ至ル鐵道
六 岩手縣久慈ヨリ小本ヲ經テ宮古ニ至ル鐵道
七 岩手縣山田ヨリ釜石ヲ經テ大船渡ニ至ル鐵道
八 岩手縣小鳥谷ヨリ葛卷ヲ經テ袰野附近ニ至ル鐵道及落合附近ヨリ分岐シテ茂市ニ至ル鐵道
九 岩手縣川井ヨリ遠野ヲ經テ高田ニ至ル鐵道
十 岩手縣一戶ヨリ荒屋ニ至ル鐵道
十一 岩手縣雫石ヨリ川尻ニ至ル鐵道
十二 岩手縣一ノ關ヨリ槻木附近ニ至ル鐵道
十三 秋田縣鷹ノ巢ヨリ阿仁合ヲ經テ角館ニ至ル鐵道
十四 秋田縣生保內ヨリ鳩ノ湯附近ニ至ル鐵道
十五 秋田縣本莊ヨリ矢島ヲ經テ院內ニ至ル鐵道
十六 秋田縣十文字ヨリ檜山臺附近ニ至ル鐵道
十七 宮城縣氣仙沼ヨリ津谷、志津川ヲ經テ前谷地ニ至ル鐵道及津谷ヨリ分岐シ佐沼ヲ經テ田尻ニ至ル鐵道
十八 宮城縣松島ヨリ石卷ヲ經テ女川ニ至ル鐵道
十九 宮城縣仙臺ヨリ古川ニ至ル鐵道
二十 宮城縣仙臺ヨリ山形縣山寺ヲ經テ山形ニ至ル鐵道及宮城縣川崎附近ヨリ分岐シテ山形縣神町ニ至ル鐵道
二十一 宮城縣長町ヨリ靑根附近ニ至ル鐵道
二十二 宮城縣白石ヨリ山形縣上ノ山ニ至ル鐵道
二十三 山形縣鶴岡ヨリ大鳥ニ至ル鐵道
二十四 山形縣楯岡ヨリ寒河江ニ至ル鐵道
二十五 山形縣左澤ヨリ荒砥ニ至ル鐵道
二十六 山形縣米澤ヨリ福島縣喜多方ニ至ル鐵道
二十七 福島縣福島ヨリ宮城縣丸森ヲ經テ福島縣中村ニ至ル鐵道及丸森ヨリ分岐シテ白石ニ至ル鐵道
二十八 福島縣川俣ヨリ浪江ニ至ル鐵道
二十九 福島縣柳津ヨリ只見ヲ經テ新潟縣小出ニ至ル鐵道及只見ヨリ分岐シテ古町ニ至ル鐵道
三十 福島縣須賀川ヨリ長沼ニ至ル鐵道
三十一 福島縣平ヨリ小名濱ニ至ル鐵道
三十二 福島縣石川ヨリ植田ニ至ル鐵道
三十三 栃木縣今市コリ高德ヲ經テ福島縣田島ニ至ル鐵道及高德ヨリ分岐シテ矢板ニ至ル鐵道
三十四 栃木縣日光ヨリ足尾ニ至ル鐵道
三十五 栃木縣鹿沼ヨリ栃木ヲ經テ茨城縣古河ニ至ル鐵道
三十六 栃木縣茂木ヨリ烏山ヲ經テ茨城縣大子ニ至ル鐵道及栃木縣大桶附近ヨリ分岐シテ黑磯ニ至ル鐵道
三十七 栃木縣市塙ヨリ寶積寺ニ至ル鐵道
三十八 茨城縣水戶ヨリ阿野澤ヲ經テ東野附近ニ至ル鐵道及阿野澤ヨリ分岐シテ栃木縣茂木ニ至ル鐵道
三十九 茨城縣水戶ヨリ鉾田ヲ經テ鹿島ニ至ル鐵道
四十 茨城縣常陸大宮ヨリ太田ヲ經テ大甕ニ至ル鐵道
四十一 茨城縣勝田ヨリ上菅谷ニ至ル鐵道
四十二 茨城縣高濱ヨリ玉造ヲ經テ延方ニ至ル鐵道及玉造ヨリ分岐シテ鉾田ニ至ル鐵道
四十三 茨城縣土浦ヨリ水海道、境、埼玉縣久喜、鴻巢、坂戶ヲ經テ飯能ニ至ル鐵道及水海道ヨリ分岐シテ佐貫ニ至ル鐵道竝境ヨリ分岐シテ古河ニ至ル鐵道
四十四 茨城縣土浦ヨリ江戶崎ニ至ル鐵道
四十五 茨城縣古河ヨリ栃木縣佐野ニ至ル鐵道
四十六 千葉縣佐原ヨリ小見川ヲ經テ松岸ニ至ル鐵道及小見川ヨリ分岐シテ八日市場ニ至ル鐵道
四十七 千葉縣八幡宿ヨリ大多喜ヲ經テ小湊ニ至ル鐵道
四十八 千葉縣木更津ヨリ久留里、大多喜ヲ經テ大原ニ至ル鐵道
四十九 千葉縣上總湊ヨリ鴨川ニ至ル鐵道
五十 千葉縣船橋ヨリ佐倉ニ至ル鐵道
五十一 東京府八王子ヨリ埼玉縣飯能ヲ經テ群馬縣高崎ニ至ル鐵道
五十二 東京府大崎ヨリ神奈川縣長津田ヲ經テ松田ニ至ル鐵道
五十三 神奈川縣橫須賀ヨリ浦賀ニ至ル鐵道
五十四 群馬縣澁川ヨリ中之條ヲ經テ長野原ニ至ル鐵道
五十五 新潟縣來迎寺ヨリ小千谷ヲ經テ岩澤ニ至ル鐵道
五十六 佐渡國夷ヨリ河原田ヲ經テ相川ニ至ル鐵道
五十七 長野縣豐野ヨリ飯山ヲ經テ新潟縣十日町ニ至ル鐵道及飯山ヨリ分岐シテ屋代ニ至ル鐵道
五十八 長野縣小海附近ヨリ山梨縣小淵澤ニ至ル鐵道
五十九 長野縣松本ヨリ岐阜縣高山ニ至ル鐵道
六十 長野縣辰野ヨリ飯田ヲ經テ靜岡縣濱松ニ至ル鐵道及飯田ヨリ分岐シテ三留野ニ至ル鐵道
六十一 靜岡縣熱海ヨリ下田、松崎ヲ經テ大仁ニ至ル鐵道
六十二 靜岡縣御殿場ヨリ山梨縣吉田ヲ經テ靜岡縣大宮ニ至ル鐵道及吉田ヨリ分岐シテ大月ニ至ル鐵道
六十三 靜岡縣掛川ヨリ二俣、愛知縣大野、靜岡縣浦川、愛知縣武節ヲ經テ岐阜縣大井ニ至ル鐵道及大野附近ヨリ分岐シテ長篠ニ至ル鐵道竝浦川附近ヨリ分岐シテ靜岡縣佐久間附近ニ至ル鐵道
六十四 富山縣猪谷ヨリ岐阜縣船津ニ至ル鐵道
六十五 富山縣八尾ヨリ福光ヲ經テ石川縣金澤附近ニ至ル鐵道
六十六 富山縣氷見ヨリ石川縣羽咋ニ至ル鐵道
六十七 石川縣羽咋ヨリ高濱ヲ經テ三井附近ニ至ル鐵道
六十八 石川縣穴水ヨリ宇出津ヲ經テ飯田ニ至ル鐵道
六十九 愛知縣千種ヨリ擧母ヲ經テ武節ニ至ル鐵道
七十 愛知縣豐橋ヨリ伊良湖岬ニ至ル鐵道
七十一 愛知縣武豐ヨリ師崎ニ至ル鐵道
七十二 愛知縣名古屋ヨリ岐阜縣太田ニ至ル鐵道
七十三 岐阜縣中津川ヨリ下呂附近ニ至ル鐵道
七十四 岐阜縣大垣ヨリ福井縣大野ヲ經テ石川縣金澤ニ至ル鐵道
七十五 三重縣四日市ヨリ岐阜縣關ケ原ヲ經テ滋賀縣木ノ本ニ至ル鐵道
七十六 滋賀縣貴生川ヨリ京都府加茂ニ至ル鐵道
七十七 滋賀縣濱大津ヨリ高城ヲ經テ福井縣三宅ニ至ル鐵道及高城ヨリ分岐シテ京都府二條ニ至ル鐵道
七十八 京都府園部ヨリ兵庫縣篠山附近ニ至ル鐵道
七十九 京都府殿田附近ヨリ福井縣小濱ニ至ル鐵道
八十 京都府山田ヨリ兵庫縣出石ヲ經テ豐岡ニ至ル鐵道
八十一 奈良縣櫻井ヨリ榛原、三重縣名張ヲ經テ松阪ニ至ル鐵道及名張ヨリ分岐シテ伊賀上野附近ニ至ル鐵道竝榛原ヨリ分岐シ松山ヲ經テ吉野ニ至ル鐵道
八十二 奈良縣五條ヨリ和歌山縣新宮ニ至ル鐵道
八十三 兵庫縣谷川ヨリ西脇、北條ヲ經テ姬路附近ニ至ル鐵道
八十四 兵庫縣姬路ヨリ岡山縣江見ヲ經テ津山ニ至ル鐵道
八十五 兵庫縣上郡ヨリ佐用ヲ經テ鳥取縣智頭ニ至ル鐵道
八十六 兵庫縣有年ヨリ岡山縣伊部ヲ經テ西大寺附近ニ至ル鐵道
八十七 淡路國岩屋ヨリ洲本ヲ經テ福良ニ至ル鐵道
八十八 鳥取縣郡家ヨリ若櫻ヲ經テ兵庫縣八鹿附近ニ至ル鐵道
八十九 岡山縣勝山ヨリ鳥取縣倉吉ニ至ル鐵道
九十 岡山縣倉敷ヨリ茶屋町ニ至ル鐵道
九十一 廣島縣福山ヨリ府中、三次、島根縣來島ヲ經テ出雲今市ニ至ル鐵道及來島附近ヨリ分岐シテ木次ニ至ル鐵道
九十二 廣島縣吉田口附近ヨリ大朝附近ニ至ル鐵道
九十三 廣島縣三原ヨリ竹原ヲ經テ吳ニ至ル鐵道
九十四 廣島縣廣島附近ヨリ加計ヲ經テ島根縣濱田附近ニ至ル鐵道
九十五 島根縣瀧原附近ヨリ大森ヲ經テ石見大田ニ至ル鐵道
九十六 山口縣岩國ヨリ島根縣日原ニ至ル鐵道
九十七 山口縣岩國ヨリ玖珂ヲ經テ德山ニ至ル鐵道
九十八 山口縣德佐ヨリ大井ニ至ル鐵道
九十九 山口縣小郡ヨリ大田ヲ經テ萩ニ至ル鐵道及大田附近ヨリ分岐シテ於福ニ至ル鐵道
四國ノ部
百 香川縣高松ヨリ琴平ニ至ル鐵道
百一 愛媛縣川之江ヨリ德島縣阿波池田附近ニ至ル鐵道
百二 愛媛縣松山附近ヨリ高知縣越知ヲ經テ佐川ニ至ル鐵道
百三 愛媛縣八幡濱ヨリ卯ノ町、宮野下、宇和島ヲ經テ高知縣中村ニ至ル鐵道及宮野下ヨリ分岐シテ高知縣中村ニ至ル鐵道
百四 愛媛縣大洲附近ヨリ近永附近ニ至ル鐵道
百五 高知縣江川崎附近ヨリ窪川ヲ經テ崎山附近ニ至ル鐵道
百六 高知縣川內附近ヨリ高岡ヲ經テ宇佐ニ至ル鐵道
百七 高知縣後免ヨリ安藝、德島縣日和佐ヲ經テ古庄附近ニ至ル鐵道
百八 高知縣山田ヨリ蕨野附近ニ至ル鐵道
九州ノ部
百九 福岡縣博多ヨリ佐賀縣山本ニ至ル鐵道
百十 福岡縣篠栗ヨリ長尾附近ニ至ル鐵道
百十一 福岡縣久留米ヨリ熊本縣山鹿ヲ經テ宮原附近ニ至ル鐵道
百十二 佐賀縣岸嶽ヨリ伊万里ニ至ル鐵道
百十三 佐賀縣佐賀ヨリ福岡縣矢部川、熊本縣隈府ヲ經テ肥後大津ニ至ル鐵道及隈府ヨリ分岐シテ大分縣森附近ニ至ル鐵道
百十四 佐賀縣肥前山口附近ヨリ鹿島ヲ經テ長崎縣諫早ニ至ル鐵道
百十五 大分縣中津ヨリ日田ニ至ル鐵道
百十六 大分縣杵築ヨリ富來ヲ經テ宇佐附近ニ至ル鐵道
百十七 大分縣幸崎ヨリ佐賀關ニ至ル鐵道
百十八 大分縣臼杵ヨリ三重ニ至ル鐵道
百十九 熊本縣高森ヨリ宮崎縣三田井ヲ經テ延岡ニ至ル鐵道
百二十 熊本縣高森ヨリ瀧水附近ニ至ル鐵道
百二十一 熊本縣宇土ヨリ濱町ヲ經テ宮崎縣三田井附近ニ至ル鐵道
百二十二 熊本縣湯前ヨリ宮崎縣杉安ニ至ル鐵道
百二十三 宮崎縣小林ヨリ宮崎ニ至ル鐵道
百二十四 鹿兒島縣山野ヨリ熊本縣水俣ニ至ル鐵道
百二十五 鹿兒島縣國分ヨリ宮崎縣都城ニ至ル鐵道
百二十六 鹿兒島縣國分ヨリ高須、志布志、宮崎縣福島ヲ經テ內海附近ニ至ル鐵道及高須ヨリ分岐シテ鹿兒島縣川北附近ニ至ル鐵道
百二十七 鹿兒島縣鹿兒島附近ヨリ指宿、枕崎ヲ經テ加世田ニ至ル鐵道
北海道ノ部
百二十八 渡島國函館ヨリ釜谷ニ至ル鐵道
百二十九 渡島國上磯ヨリ木古內ヲ經テ江差ニ至ル鐵道及木古內ヨリ分岐シテ福山ニ至ル鐵道
百三十 膽振國八雲ヨリ後志國利別ニ至ル鐵道
百三十一 膽振國京極ヨリ喜茂別、壯瞥ヲ經テ紋鼈ニ至ル鐵道
百三十二 膽振國京極ヨリ留壽都ヲ經テ壯瞥ニ至ル鐵道
百三十三 膽振國苫小牧ヨリ鵡川、日高國浦河、十勝國廣尾ヲ經テ帶廣ニ至ル鐵道
百三十四 膽振國鵡川ヨリ石狩國金山ニ至ル鐵道及「ペンケオロロツプナイ」附近ヨリ分岐シテ石狩國登川ニ至ル鐵道
百三十五 石狩國札幌ヨリ石狩ヲ經テ天鹽國增毛ニ至ル鐵道
百三十六 石狩國札幌ヨリ當別ヲ經テ沼田ニ至ル鐵道
百三十七 石狩國白石ヨリ膽振國廣島ヲ經テ追分ニ至ル鐵道及廣島ヨリ分岐シテ苫小牧ニ至ル鐵道
百三十八 石狩國比布ヨリ下愛別附近ニ至ル鐵道
百三十九 石狩國「ルベシベ」ヨリ北見國瀧ノ上ニ至ル鐵道
百四十 日高國高江附近ヨリ十勝國帶廣ニ至ル鐵道
百四十一 十勝國上士幌ヨリ石狩國「ルベシベ」ニ至ル鐵道
百四十二 十勝國芽室ヨリ「トムラウシ」附近ニ至ル鐵道
百四十三 天鹽國名寄ヨリ石狩國雨龍ヲ經テ天鹽國羽幌ニ至ル鐵道
百四十四 天鹽國羽幌ヨリ天鹽ヲ經テ下沙流別附近ニ至ル鐵道
百四十五 北見國興部ヨリ幌別、枝幸ヲ經テ濱頓別ニ至ル鐵道及幌別ヨリ分岐シテ小頓別ニ至ル鐵道
百四十六 北見國中湧別ヨリ常呂ヲ經テ網走ニ至ル鐵道
百四十七 北見國留邊蘂ヨリ伊頓武華ニ至ル鐵道
百四十八 釧路國釧路ヨリ北見國相生ニ至ル鐵道
百四十九 根室國厚床附近ヨリ標津ヲ經テ北見國斜里ニ至ル鐵道

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