ガウスの歴史を巡るブログ(その日にあった過去の出来事)

 学生時代からの大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。その中でいろいろと歴史に関わる所を巡ってきましたが、日々に関わる歴史上の出来事や感想を紹介します。Yahooブログ閉鎖に伴い、こちらに移動しました。

カテゴリ: 教育・文化

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 今日は、江戸時代前期の1672年(寛文12)に、小石川の水戸藩邸(現在の文京区後楽園付近)に、史局を移して彰考館と命名し、『大日本史』の編輯が本格化した日ですが、新暦では6月8日となります。
 『大日本史』(だいにほんし)は、水戸藩第2代藩主徳川光圀の下に着手された日本の歴史書でした。光圀の世子時代の1657年(明暦3)に史局(後の彰考館)を開設して、国史の編纂事業に着手、1672年(寛文12)に、小石川の水戸藩邸(現在の文京区後楽園付近)に、史局を移して彰考館と命名し、1720年(享保5年10月29日)に、論賛を付載した本紀(73巻)と列伝(170巻)が幕府に献上(享保本『大日本史』250巻)されます。
 その後も、修史事業は継続され、1810年(文化7)には、旧稿本の修訂の成った成稿本が朝廷に献上されました。それから紀伝の他にも、志、表の編纂も行われましたが、廃藩置県後は、水戸徳川家へ受け継がれ、1906年(明治39)に、本紀・列伝・志・表の四部と目録合計402巻(徳川家蔵版、231冊、和本)が完成して一切の業務を終了します。
 活字本は、1911年(明治44)~1918年(大正7)にかけて、吉川弘文館からが刊行されました。神武天皇~後小松天皇までの百代の治世を漢文で叙述した紀伝体の史書で、本紀(帝王)73巻、列伝170巻、志126巻、表28巻、目録5巻の計402巻から成っています。
 史観は朱子学による大義名分論をとり、①神功皇后を本紀ではなく皇后列伝に入れ、②大友皇子の即位を認め、③南朝を正統とするなど、従来の史書と記述が異なることが特色とされ、幕末の尊王論に影響を与えました。史料収集、史籍校訂、考証にもすぐれ、水戸学という学風を生んだとされます。

〇『大日本史の構成』

【本紀】
巻之一 本紀第一 - 神武天皇 綏靖天皇 安寧天皇 懿徳天皇 孝昭天皇 孝安天皇 孝霊天皇 孝元天皇 開化天皇
巻之二 本紀第二 - 崇神天皇 垂仁天皇 景行天皇 成務天皇
巻之三 本紀第三 - 仲哀天皇 応神天皇
巻之四 本紀第四 - 仁徳天皇 履中天皇 反正天皇 允恭天皇
巻之五 本紀第五 - 安康天皇 雄略天皇 清寧天皇 顕宗天皇 仁賢天皇
巻之六 本紀第六 - 武烈天皇 継体天皇 安間天皇〔ママ〕 宣化天皇
巻之七 本紀第七 - 欽明天皇 敏達天皇 用明天皇 崇峻天皇
巻之八 本紀第八 - 推古天皇 舒明天皇
巻之九 本紀第九 - 皇極天皇 孝徳天皇 斉明天皇
巻之十 本紀第十 - 天智天皇 天皇大友
巻之十一 本紀第十一 - 天武天皇
巻之十二 本紀第十二 - 持統天皇
巻之十三 本紀第十三 - 文武天皇
巻之十四 本紀第十四 - 元明天皇
巻之十五 本紀第十五 - 元正天皇
巻之十六 本紀第十六 - 聖武天皇
巻之十七 本紀第十七 - 孝謙天皇
巻之十八 本紀第十八 - 廃帝
巻之十九 本紀第十九 - 称徳天皇
巻之二十 本紀第二十 - 光仁天皇
巻之二十一 本紀第二十一 - 桓武天皇
巻之二十二 本紀第二十二 - 平城天皇
巻之二十三 本紀第二十三 - 嵯峨天皇
巻之二十四 本紀第二十四 - 淳和天皇
巻之二十五 本紀第二十五 - 仁明天皇上
巻之二十六 本紀第二十六 - 仁明天皇下
巻之二十七 本紀第二十七 - 文徳天皇
巻之二十八 本紀第二十八 - 清和天皇
巻之二十九 本紀第二十九 - 陽成天皇
巻之三十 本紀第三十 - 光孝天皇
巻之三十一 本紀第三十一 - 宇多天皇
巻之三十二 本紀第三十二 - 醍醐天皇
巻之三十三 本紀第三十三 - 朱雀天皇
巻之三十四 本紀第三十四 - 村上天皇
巻之三十五 本紀第三十五 - 冷泉天皇
巻之三十六 本紀第三十六 - 円融天皇
巻之三十七 本紀第三十七 - 華山天皇
巻之三十八 本紀第三十八 - 一条天皇
巻之三十九 本紀第三十九 - 三条天皇
巻之四十 本紀第四十 - 後一条天皇
巻之四十一 本紀第四十一 - 後朱雀天皇
巻之四十二 本紀第四十二 - 後冷泉天皇
巻之四十三 本紀第四十三 - 後三条天皇
巻之四十四 本紀第四十四 - 白河天皇
巻之四十五 本紀第四十五 - 堀河天皇
巻之四十六 本紀第四十六 - 鳥羽天皇
巻之四十七 本紀第四十七 - 崇徳天皇
巻之四十八 本紀第四十八 - 近衛天皇
巻之四十九 本紀第四十九 - 後白河天皇
巻之五十 本紀第五十 - 二条天皇
巻之五十一 本紀第五十一 - 六条天皇
巻之五十二 本紀第五十二 - 高倉天皇
巻之五十三 本紀第五十三 - 安徳天皇
巻之五十四 本紀第五十四 - 後鳥羽天皇
巻之五十五 本紀第五十五 - 土御門天皇
巻之五十六 本紀第五十六 - 順徳天皇
巻之五十七 本紀第五十七 - 九条廃帝
巻之五十八 本紀第五十八 - 後堀河天皇
巻之五十九 本紀第五十九 - 四条天皇
巻之六十 本紀第六十 - 後嵯峨天皇
巻之六十一 本紀第六十一 - 後深草天皇
巻之六十二 本紀第六十二 - 亀山天皇
巻之六十三 本紀第六十三 - 後宇多天皇
巻之六十四 本紀第六十四 - 伏見天皇
巻之六十五 本紀第六十五 - 後伏見天皇
巻之六十六 本紀第六十六 - 後二条天皇
巻之六十七 本紀第六十七 - 花園天皇
巻之六十八 本紀第六十八 - 後醍醐天皇上
巻之六十九 本紀第六十九 - 後醍醐天皇下
巻之七十 本紀第七十 - 後村上天皇
巻之七十一 本紀第七十一 - 長慶天皇 後亀山天皇
巻之七十二 本紀第七十二 - 後小松天皇上
巻之七十三 本紀第七十三 - 後小松天皇下

【列伝】
巻之七十四 列伝第一 后妃一
巻之七十五 列伝第二 后妃二
巻之七十六 列伝第三 后妃三
巻之七十七 列伝第四 后妃四
巻之七十八 列伝第五 后妃五
巻之七十九 列伝第六 后妃六
巻之八十 列伝第七 后妃七
巻之八十一 列伝第八 后妃八
巻之八十二 列伝第九 后妃九
巻之八十三 列伝第第十 后妃十
巻之八十四 列伝第十一 后妃十一
巻之八十五 列伝第十二 后妃十二
巻之八十六 列伝第十三 皇子一
巻之八十七 列伝第十四 皇子二
巻之八十八 列伝第十五 皇子三
巻之八十九 列伝第十六 皇子四
巻之九十 列伝第十七 皇子五
巻之九十一 列伝第十八 皇子六
巻之九十二 列伝第十九 皇子七
巻之九十三 列伝第二十 皇子八
巻之九十四 列伝第二十一 皇子九
巻之九十五 列伝第二十二 皇子十
巻之九十六 列伝第二十三 皇子十一
巻之九十七 列伝第二十四 皇子十二
巻之九十八 列伝第二十五 皇子十三
巻之九十九 列伝第二十六 皇子十四
巻之一百 列伝第二十七 皇女一
巻之一百一 列伝第二十八 皇女二
巻之一百二 列伝第二十九 皇女三
巻之一百三 列伝第三十 皇女四
巻之一百四 列伝第三十一 皇女五
巻之一百五 列伝第三十二 皇女六
巻之一百六 列伝第三十三
巻之一百七 列伝第三十四 
巻之一百八 列伝第三十五
巻之一百九 列伝第三十六
巻之一百一十 列伝第三十七
巻之一百十一 列伝第三十八
巻之一百十二 列伝第三十九
巻之一百十三 列伝第四十 
巻之一百十四 列伝第四十一
巻之一百十五 列伝第四十二
巻之一百十六 列伝第四十三
巻之一百十七 列伝第四十四
巻之一百十八 列伝第四十五
巻之一百十九 列伝第四十六
巻之一百二十 列伝第四十七 
巻之一百二十一 列伝第四十八 
巻之一百二十二 列伝第四十九
巻之一百二十三 列伝第五十 
巻之一百二十四 列伝第五十一
巻之一百二十五 列伝第五十二 
巻之一百二十六 列伝第五十三 
巻之一百二十七 列伝第五十四
巻之一百二十八 列伝第五十五
巻之一百二十九 列伝第五十六
巻之一百三十 列伝第五十七
巻之一百三十一 列伝第五十八
巻之一百三十二 列伝第五十九
巻之一百三十三 列伝第六十 
巻之一百三十四 列伝第六十一 
巻之一百三十五 列伝第六十二
巻之一百三十六 列伝第六十三 
巻之一百三十七 列伝第六十四
巻之一百三十八 列伝第六十五
巻之一百三十九 列伝第六十六
巻之一百四十 列伝第六十七
巻之一百四十一 列伝第六十八
巻之一百四十二 列伝第六十九
巻之一百四十三 列伝第七十 
巻之一百四十四 列伝第七十一
巻之一百四十五 列伝第七十二 
巻之一百四十六 列伝第七十三
巻之一百四十七 列伝第七十四
巻之一百四十八 列伝第七十五
巻之一百四十九 列伝第七十六
巻之一百五十 列伝第七十七
巻之一百五十一 列伝第七十八
巻之一百五十二 列伝第七十九
巻之一百五十三 列伝第八十 
巻之一百五十四 列伝第八十一 
巻之一百五十五 列伝第八十二
巻之一百五十六 列伝第八十三
巻之一百五十七 列伝第八十四 
巻之一百五十八 列伝第八十五 
巻之一百五十九 列伝第八十六
巻之一百六十 列伝第八十七
巻之一百六十一 列伝第八十八
巻之一百六十二 列伝第八十九 
巻之一百六十三 列伝第九十
巻之一百六十四 列伝第九十一
巻之一百六十五 列伝第九十二
巻之一百六十六 列伝第九十三 
巻之一百六十七 列伝第九十四
巻之一百六十八 列伝第九十五
巻之一百六十九 列伝第九十六
巻之一百七十 列伝第九十七
巻之一百七十一 列伝第九十八
巻之一百七十二 列伝第九十九 
巻之一百七十三 列伝第百 
巻之一百七十四 列伝第百一 
巻之一百七十五 列伝第百二 
巻之一百七十六 列伝第百三 
巻之一百七十七 列伝第百四
巻之一百七十八 列伝第百五 
巻之一百七十九 列伝第百六 将軍一 
巻之一百八十 列伝第百七 将軍二
巻之一百八十一 列伝第百八 将軍三 
巻之一百八十二 列伝第百九 将軍四 
巻之一百八十三 列伝第第百十 将軍五 
巻之一百八十四 列伝第百十一 将軍六 
巻之一百八十五 列伝第百十二 将軍七 
巻之一百八十六 列伝第百十三 将軍八 
巻之一百八十七 列伝第百十四 将軍家族一 
巻之一百八十八 列伝第百十五 将軍家族二 
巻之一百八十九 列伝第百十六 将軍家族三
巻之一百九十 列伝第百十七 将軍家族四 
巻之一百九十一 列伝第百十八 将軍家臣一 
巻之一百九十二 列伝第百十九 将軍家臣二 
巻之一百九十三 列伝第百二十 将軍家臣三 
巻之一百九十四 列伝第百二十一 将軍家臣四 
巻之一百九十五 列伝第百二十二 将軍家臣五 
巻之一百九十六 列伝第百二十三 将軍家臣六 
巻之一百九十七 列伝第百二十四 将軍家臣七 
巻之一百九十八 列伝第百二十五 将軍家臣八 
巻之一百九十九 列伝第百二十六 将軍家臣九 
巻之二百  列伝第百二十七 将軍家臣十
巻之二百一 列伝第百二十八 将軍家臣十一 
巻之二百二 列伝第百二十九 将軍家臣十二 
巻之二百三 列伝第百三十 将軍家臣十三 
巻之二百四 列伝第百三十一 将軍家臣十四 
巻之二百五 列伝第百三十二 将軍家臣十五
巻之二百六 列伝第百三十三 将軍家臣十六
巻之二百七 列伝第百三十四 将軍家臣十七 
巻之二百八 列伝第百三十五 将軍家臣十八
巻之二百九 列伝第百三十六 将軍家臣十九 
巻之二百十 列伝第百三十七 将軍家臣二十 
巻之二百十一 列伝第百三十八 将軍家臣二十一 
巻之二百十二 列伝第百三十九 将軍家臣二十二
巻之二百十三 列伝第百四十 文学一
巻之二百十四 列伝第百四十一 文学二 
巻之二百十五 列伝第百四十二 文学三 
巻之二百十六 列伝第百四十三 文学四
巻之二百十七 列伝第百四十四 文学五 
巻之二百十八 列伝第百四十五 歌人一
巻之二百十九 列伝第百四十六 歌人二
巻之二百二十 列伝第百四十七 歌人三 
巻之二百二十一 列伝第百四十八 歌人四 
巻之二百二十二 列伝第百四十九 孝子
巻之二百二十三 列伝第百五十 義烈 
巻之二百二十四 列伝第百五十一 列女 
巻之二百二十五 列伝第百五十二 隠逸
巻之二百二十六 列伝第百五十三 方技

【岡】
巻之二百二十七 列伝第百五十四 叛臣一
巻之二百二十八 列伝第百五十五 叛臣二 
巻之二百二十九 列伝第百五十六 叛臣三 
巻之二百三十 列伝第百五十七 叛臣四
巻之二百三十一 列伝第百五十八 逆臣
巻之二百三十二 列伝第百五九 諸蕃一
巻之二百三十三 列伝第百五十 諸蕃二 
巻之二百三十四 列伝第百六十一 諸蕃三 
巻之二百三十五 列伝第百六十二 諸蕃四 
巻之二百三十六 列伝第百六十三 諸蕃五 
巻之二百三十七 列伝第百六十四 諸蕃六
巻之二百三十八 列伝第百六十五 諸蕃七 
巻之二百三十九 列伝第百六十六 諸蕃八 
巻之二百四十 列伝第百六十七 諸蕃九
巻之二百四十一 列伝第百六十八 諸蕃十 
巻之二百四十二 列伝第百六十九 諸蕃十一 
巻之二百四十三 列伝第百七十 諸蕃十二 

【志】
巻之二百四十四 志第一 神祇一 総叙一
巻之二百四十五 志第二 神祇二 総叙二
巻之二百四十六 志第三 神祇三 総叙三
巻之二百四十七 志第四 神祇四 祭儀上
巻之二百四十八 志第五 神祇五 祭儀下 
巻之二百四十九 志第六 神祇六 神社一
巻之二百五十 志第七 神祇七 神社二
巻之二百五十一 志第八 神祇八 神社三 
巻之二百五十二 志第九 神祇九 神社四 
巻之二百五十三 志第十 神祇十 神社五 
巻之二百五十四 志第十一 神祇十一 神社六 
巻之二百五十五 志第十二 神祇十二 神社七 
巻之二百五十六 志第十三 神祇十三 神社八 
巻之二百五十七 志第十四 神祇十四 神社九
巻之二百五十八 志第十五 神祇十五 神社十 
巻之二百五十九 志第十六 神祇十六 神社十一 
巻之二百六十 志第十七 神祇十七 神社十二 
巻之二百六十一 志第十八 神祇十八 神社十三 
巻之二百六十二 志第十九 神祇十九 神社十四 
巻之二百六十三 志第二十 神祇二十 神社十五 
巻之二百六十四 志第二十一 神祇二十一 神社十六
巻之二百六十五 志第二十二 神祇二十二 
巻之二百六十六 志第二十三 神祇二十三 
巻之二百六十七 志第二十四 氏族一 皇別一 
巻之二百六十八 志第二十五 氏族二 皇別二 
巻之二百六十九 志第二十六 氏族三 皇別三 
巻之二百七十 志第二十七 氏族四 皇別四 
巻之二百七十一 志第二十八 氏族五 皇別五
巻之二百七十二 志第二十九 氏族六 神別一 
巻之二百七十三 志第三十 氏族七 神別二 
巻之二百七十四 志第三十一 氏族八 神別三 
巻之二百七十五 志第三十二 氏族九 神別四
巻之二百七十六 志第三十三 氏族十 蕃別一
巻之二百七十七 志第三十四 氏族十一 蕃別二 
巻之二百七十八 志第三十五 氏族十二 
巻之二百七十九 志第三十六 氏族十三 
巻之二百八十 志第三十七 職官一 
巻之二百八十一 志第三十八 職官二
巻之二百八十二 志第三十九 職官三
巻之二百八十三 志第四十 職官四
巻之二百八十四 志第四十一 職官五

【廃官】
巻之二百八十五 志第四十二 国郡一 
巻之二百八十六 志第四十三 国郡二 畿内一 
巻之二百八十七 志第四十四 国郡三 畿内二 
巻之二百八十八 志第四十五 国郡四 畿内三 
巻之二百八十九 志第四十六 国郡五 畿内四 
巻之二百九十 志第四十七 国郡六 東海道一 
巻之二百九十一 志第四十八 国郡七 東海道二 
巻之二百九十二 志第四十九 国郡八 東海道三 
巻之二百九十三 志第五十 国郡九 東海道四 
巻之二百九十四 志第五十一 国郡十 東海道五 
巻之二百九十五 志第五十二 国郡十一 東海道六
巻之二百九十六 志第五十三 国郡十二 東海道七 
巻之二百九十七 志第五十四 国郡十三 東海道八 
巻之二百九十八 志第五十五 国郡十四 東山道一 
巻之二百九十九 志第五十六 国郡十五 東山道二 
巻之三百 志第五十七 国郡十六 東山道三 
巻之三百一 志第五十八 国郡十七 東山道四
巻之三百二 志第五十九 国郡十八 東山道五
巻之三百三 志第六十 国郡十九 北陸道一 
巻之三百四 志第六十一 国郡二十 北陸道二 
巻之三百五 志第六十二 国郡二十一 北陸道三
巻之三百六 志第六十三 国郡二十二 山陰道一 
巻之三百七 志第六十四 国郡二十三 山陰道二 
巻之三百八 志第六十五 国郡二十四 山陰道三 
巻之三百九 志第六十六 国郡二十五 山陽道一 
巻之三百一十 志第六十七 国郡二十六 山陽道二 
巻之三百十一 志第六十八 国郡二十七 南海道一 
巻之三百十二 志第六十九 国郡二十八 南海道二 
巻之三百十三 志第七十 国郡二十九 西海道一
巻之三百十四 志第七十一 国郡三十 西海道二 
巻之三百十五 志第七十二 国郡三十一 西海道三 
巻之三百十六 志第七十三 国郡三十二 西海道四
巻之三百十七 志第七十四 国郡三十三 西海道五
巻之三百十八 志第七十五 食貨一 
巻之三百十九 志第七十六 食貨二 
巻之三百二十 志第七十七 食貨三 
巻之三百二十一 志第七十八 食貨四 
巻之三百二十二 志第七十九 食貨五 
巻之三百二十三 志第八十 食貨六 
巻之三百二十四 志第八十一 食貨七
巻之三百二十五 志第八十二 食貨八
巻之三百二十六 志第八十三 食貨九 
巻之三百二十七 志第八十四 食貨十 
巻之三百二十八 志第八十五 食貨十一 
巻之三百二十九 志第八十六 食貨十二 
巻之三百三十 志第八十七 食貨十三 
巻之三百三十一 志第八十八 食貨十四 
巻之三百三十二 志第八十九 食貨十五
巻之三百三十三 志第九十 食貨十六 
巻之三百三十四 志第九十一 礼楽一 
巻之三百三十五 志第九十二 礼楽二
巻之三百三十六 志第九十三 礼楽三
巻之三百三十七 志第九十四 礼楽四
巻之三百三十八 志第九十五 礼楽五
巻之三百三十九 志第九十六 礼楽六 
巻之三百四十 志第九十七 礼楽七
巻之三百四十一 志第九十八 礼楽八
巻之三百四十二 志第九十九 礼楽九
巻之三百四十三 志第一百 礼楽十 
巻之三百四十四 志第一百一 礼楽十一 
巻之三百四十五 志第一百二 礼楽十二 
巻之三百四十六 志第一百三 礼楽十三 
巻之三百四十七 志第一百四 礼楽十四 
巻之三百四十八 志第一百五 礼楽十五 
巻之三百四十九 志第一百六 礼楽十六 
巻之三百五十 志第一百七 兵一 
巻之三百五十一 志第一百八 兵二 
巻之三百五十二 志第一百九 兵三 
巻之三百五十三 志第一百十 兵四 
巻之三百五十四 志第一百十一 兵五 
巻之三百五十五 志第一百十二 兵六
巻之三百五十六 志第一百十三 刑法一
巻之三百五十七 志第一百十四 刑法二
巻之三百五十八 志第一百十五 陰陽一 
巻之三百五十九 志第一百十六 陰陽二 災祥一 
巻之三百六十 志第一百十七 陰陽三 災祥二 
巻之三百六十一 志第一百十八 陰陽四 災祥三
巻之三百六十二 志第一百十九 陰陽五 災祥四
巻之三百六十三 志第一百二十 陰陽六 災祥五 
巻之三百六十四 志第一百二十一 仏事一 
巻之三百六十五 志第一百二十二 仏事二
巻之三百六十六 志第一百二十三 仏事三 
巻之三百六十七 志第一百二十四 仏事四 
巻之三百六十八 志第一百二十五 仏事五
巻之三百六十九 志第一百二十六 仏事六 

【表】
巻之三百七十 表第一 臣連伴造一
巻之三百七十一 表第二 臣連伴造二
巻之三百七十二 表第三 公卿一
巻之三百七十三 表第四 公卿二
巻之三百七十四 表第五 公卿三
巻之三百七十五 表第六 公卿四
巻之三百七十六 表第七 公卿五
巻之三百七十七 表第八 公卿六
巻之三百七十八 表第九 公卿七
巻之三百七十九 表第十 国郡司一
巻之三百八十 表第十一 国郡司二
巻之三百八十一 表第十二 国郡司三
巻之三百八十二 表第十三 国郡司四
巻之三百八十三 表第十四 国郡司五
巻之三百八十四 表第十五 国郡司六
巻之三百八十五 表第十六 国郡司七
巻之三百八十六 表第十七 国郡司八
巻之三百八十七 表第十八 国郡司九
巻之三百八十八 表第十九 国郡司十
巻之三百八十九 表第二十 国郡司十一
巻之三百九十 表第二十一 国郡司十二
巻之三百九十一 表第二十二 蔵人検非違使一
巻之三百九十二 表第二十三 蔵人検非違使二
巻之三百九十三 表第二十四 蔵人検非違使三
巻之三百九十四 表第二十五 蔵人検非違使四
巻之三百九十五 表第二十六 将軍僚属一
巻之三百九十六 表第二十七 将軍僚属二
巻之三百九十七 表第二十八 将軍僚属三

☆『大日本史』関係略年表(明治5年以前の日付は旧暦です)

・1645年(正保2年) 18歳の徳川光圀(後の水戸藩第二代藩主)が修史の志をたてる
・1646年(正保3年) 光圀は学者を京都方面に派遣して古書の収集を始める
・1657年(明暦3年2月) 世子時代の光圀が江戸神田の別邸に史局を設けて修史事業を開始する
・1672年(寛文12年) 史局を小石川の本邸(現在の文京区後楽園付近)に移して彰考館と命名する
・1683年(天和3年) 神武天皇から後醍醐天皇までの時代を扱った「新撰紀伝」104巻が完成する
・1676年(延宝4年) 全国的な史料調査が開始される
・1693年(元禄6年) これまでの間に史料調査が主なものだけでも十三回行われる
・1697年(元禄10年) 神武から後小松までの本紀である「百王本紀」が一応完成する
・1698年(元禄11年) 光圀は彰考館員の多くを江戸から水戸城内に移し(以後江戸と水戸双方に彰考館が置かれることとなった)、列伝の執筆を督励する
・1699年(元禄12年) 皇妃・皇子・皇女の各伝ができ、列伝の草稿もほぼ整う
・1700年(元禄13年12月6日) 紀伝全体の完成をみるに至らないまま、光圀が亡くなる
・1710年(宝永7年) 続編編纂の議が総裁(江戸)酒泉竹軒らによって提案される
・1715年(正徳5年4月) 書名が「大日本史」と決まる
・1715年(正徳5年11月) 大井松隣の代作になる第三代藩主綱条の叙文が作られる
・1715年(正徳5年12月6日) 光圀の忌日には、本紀七十三巻・列伝百七十巻、計二百四十三巻の清書本が光圀の廟に供えられる(正徳本『大日本史』)
・1716年(享保元年) 綱条が続編編纂を正式に命じる
・1720年(享保5年10月29日) 論賛を付載した本紀と列伝が幕府に献上される(享保本『大日本史』250巻)
・1737年(元文2年) 安積が紀伝の校閲作業を終える
・1786年(天明6年) 立原翠軒が総裁(水戸)となり、修史事業の再興に熱意を傾ける
・1803年(享和3年) 藤田派の高橋が「天朝百王一姓」のわが国においては臣下が天皇の行為を論評するごときは許されないとして、その削除を要求する
・1809年(文化6年) 論賛全文の削除が決定する
・1810年(文化7年) 藩主に代わって藤田が執筆した上表文を添えてこれを朝廷にも送付する
・1849年(嘉永2年) 紀伝243巻全部が完了する
・1852年(嘉永5年) 紀伝243巻を訂正し、幕府と朝廷に改めて献じる
・1864年(元治元年) 志・表の編纂の完成をみずに豊田天功が没する
・1869年(明治2年) 彰考館が水戸徳川家に帰属すると館員は削減され、豊田の門人栗田寛(栗里)・菅政友・津田信存ら10名ほどになる
・1892年(明治25年) 栗田が文科大学教授となって上京、津田も同年没してからは、青山延寿・清水正健・栗田勤らが校訂と出版にあたる
・1906年(明治39年)2月 本紀・列伝・志・表の四部と目録合計402巻(徳川家蔵版、231冊、和本)が完成して一切の業務を終了する
・1911年(明治44年)~1918年(大正7年) 吉川弘文館から活字本が刊行される

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1401年(応永8)室町幕府第3代将軍足利義滿が遣明使を派遣し、日明貿易への第一歩となる(新暦6月24日)詳細
1829年(文政12)江戸時代の大名・老中で寛政の改革の主導者松平定信の命日(新暦6月14日)詳細
1866年(慶応2)英・米・仏・蘭の4ヶ国と「改税約書」(別名:江戸条約)が結ばれる(新暦6月25日)詳細
1869年(明治2)「出版条令」が制定され、出版許可制と出版取調所が設置される(新暦6月22日)詳細
1884年(明治17)水戸明治17年「下市の大火」が起き、死者2名、焼失1,200余戸を出す詳細
1930年(昭和2)小説家田山花袋の命日(花袋忌)詳細
1942年(昭和17)「企業整備令」公布で、平和的民需産業である中小企業の整理・淘汰が強制されるようになる詳細
1972年(昭和47)日本ビル火災史上最悪の惨事である千日デパート火災が起き、死者118名、負傷者81名を出す詳細
1983年(昭和58)サラ金規制の為の「貸金業の規制等に関する法律(現在の貸金業法)」が公布される詳細
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 今日は、明治時代後期の1909年(明治42)に、長岡半太郎が電気工学において、有限長ソレノイド(コイル)のインダクタンスを求めるための係数、長岡係数を提唱した日です。
 長岡係数(ながおかけいすう)は、導線を巻いてインダクタを作るときに使う係数で、無限長ソレノイドのインダクタンスを求める公式により、有限長ソレノイドのインダクタンスを求められるようにしたものです。日本の物理学の父と称される長岡半太郎が、1909年(明治42)5月6日に、発表し、通称「長岡係数」と呼ばれてきました。
 これは、電磁気学の理論を応用物理学、特に電気工学の分野で実用化する上で極めて重要な貢献であり、日本初の物理学における世界的な業績の一つであるとされています。今日でも、コイルの設計などにおいて広く利用されてきました。

〇長岡半太郎(ながおか はんたろう)とは?

 明治時代から昭和時代前期にかけて活躍した物理学者です。幕末の1865年(慶応元年6月28日)に、肥前国大村(現在の長崎県大村市)で、大村藩藩士長岡治三郎の一人息子として生まれました。
 1874年(明治7)に一家とともに上京し、本郷区湯島小学校に入学、共立学校を経て、東京英語学校(東京大学予備門)に進学します。1882年(明治15)に東京大学理学部へ入学し、C.G.ノットの指導の下で全国地磁気測量に参加しました。
 卒業後は、大学院へ進み、磁気のひずみの実験や回折の数理物理学的な研究などを行い、1890年(明治23)に同大の助教授となります。1893年(明治26)から約3年間、ドイツ、オーストリアに留学し、ヘルムホルツ、ボルツマン、プランクらに学び、帰国して、1896年(明治29)に東京帝国大学教授となりました。
 1903年(明治36)に土星型原子模型を発表して注目され、1909年(明治42)に長岡係数を提唱します。1917年(大正6)に理化学研究所創立とともに研究員となり、1931年(昭和6)大阪帝国大学初代総長、1939年(昭和14)帝国学士院長と要職を歴任しました。
 その間、1928年(昭和3)勲二等旭日重光章、1937年(昭和12)第1回文化勲章の受章などの栄誉にも輝きます。実験物理学と理論物理学の両面にわたって活動し、多くの弟子を育てて、日本の物理学の水準を国際的な高さに引き上げましたが、1950年(昭和25)12月11日に、東京都文京区西片町の自宅において、脳出血のため、85歳で亡くなくなり、正三位勲一等旭日大綬章追贈されました。

☆長岡半太郎関係略年表

・1865年(慶応元年6月28日) 肥前国大村(現在の長崎県大村市)で、大村藩藩士長岡治三郎の一人息子として生まれる
・1874年(明治7) 一家とともに上京し、本郷区湯島小学校に入学する
・1882年(明治15) 東京大学理学部へ入学する
・1887年(明治20) 東京帝国大学大学院に進学する
・1890年(明治23) 東京帝国大学の助教授となり、磁気歪を研究してニッケル線に圧と捩りを与えると反磁性化することを確定する
・1892年(明治25) 田中館愛橘と長岡は「濃尾地震に伴ふ等磁力線の変位」を発表する
・1893年(明治26) 約3年間、ドイツ、オーストリアに留学し、ヘルムホルツ、ボルツマン、プランクらに学ぶ
・1896年(明治29) 東京帝国大学教授となる
・1902年(明治35) 長岡と本多光太郎は「鋼、Ni、Co、Ni鋼の磁歪」を発表する
・1903年(明治36) 土星型原子模型を発表して注目される
・1905年(明治38) 正五位となる
・1906年(明治39) 勲四等瑞宝章を受章する
・1909年(明治42) 長岡係数を提唱する
・1910年(明治43) 勲三等瑞宝章を受章する
・1915年(大正4) 正四位となる
・1917年(大正6) 理化学研究所創立とともに研究員となる
・1928年(昭和3) 勲二等旭日重光章を受章する、
・1931年(昭和6) 大阪帝国大学初代総長となる
・1932年(昭和7) 勲一等瑞宝章を受章する
・1934年(昭和9) 貴族院議員(~1947年)となる
・1937年(昭和12) 第1回文化勲章を受章する
・1939年(昭和14) 帝国学士院長となる
・1950年(昭和25)12月11日 東京都文京区西片町の自宅において、脳出血のため、85歳で亡くなり、正三位勲一等旭日大綬章追贈される

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

763年(天平宝字7)唐代の高僧・日本律宗の開祖鑑真の命日(新暦6月25日)詳細
1408年(応永15)室町幕府3代将軍足利義満の命日(新暦5月31日)詳細
1607年(慶長12)朝鮮使節(朝鮮通信使)が初めて江戸を訪問し、江戸幕府第2代将軍秀忠と会見(新暦6月29日)詳細
1865年(慶応元)(閏)坂本龍馬が長州の桂小五郎と会談し、薩長同盟が始動する(新暦6月28日)詳細
1909年(明治42)「新聞紙法」が公布される詳細
1950年(昭和25)住宅金融公庫設立のため、「住宅金融公庫法」(昭和25年法律第156号)が公布・施行される詳細
1975年(昭和50)法医学者・血清学者・人類遺伝学者古畑種基の命日詳細
1983年(昭和58)農業経済学者・農政家東畑精一の命日詳細
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 今日は、昭和時代中期の1958年(昭和33)に、広島平和記念公園に原爆の子の像が完成した日です。
 原爆の子の像(げんばくのこのぞう)は、広島県広島市の広島平和記念公園内にある、佐々木禎子(像のモデル、原爆による白血病で死去)の幟町中学校の同級生らによる募金運動により作られた像です。佐々木禎子(当時12歳)は、2歳のときに被爆しましたが外傷もなく、その後元気に成長しました。
 しかし、9年後の小学校6年生の秋(昭和29年・1954年)に突然、病のきざしが現れ、翌年2月に白血病と診断され広島赤十字病院に入院します。回復を願って包み紙などで鶴を折り続けましたが、8か月の闘病生活の後、昭和30年(1955年)10月25日に亡くなりました。
 禎子さんの死を契機として、原爆で亡くなった子供達の霊を慰め平和を築くための像を作ろうという運動がおこり、全国からの募金で平和記念公園内に「原爆の子の像」が、1958年(昭和33)5月5日完成しました。像の高さは9mで、その頂上には折鶴を捧げ持つ少女のブロンズ像が立ち、平和な未来への夢を託し、側面には少年と少女の二体の像が配されています。

<原爆の子の像の碑文>

【表】

これはぼくらの叫びです
これは私たちの祈りです
世界に平和を
     きずくための

【裏】

原爆で亡くなつた兄姉
の霊をなぐさめ世界
に平和を呼びかける
ために広島市小・中
高校の子供が結集し
全国の友達の支援の
もとにこれをつくる
一九五八年五月五日
広島平和をきずく児童生徒の会

説明文
原爆の子の像
建立者:広島平和をきずく児童・生徒の会
制作者:東京芸術大学教授 菊池一雄氏 
 この像は、2歳のときに被爆した佐々木禎子さんが、10年後に白血病で亡くなったことをきっかけに、同級生たちが「原爆で亡くなったすべての子どもたちのために慰霊碑をつくろう」と呼びかけ、全国の3,200余りの学校や世界9か国からの寄付などにより、958年5月5日に完成したものです。
 像の高さは9メートルで、その頂上には折鶴を捧げ持つ少女のブロンズ像が立ち、平和な未来への夢を託しています。側面には少年と少女の二体の像が配されています。
 像の下に置かれた石像には、「これはぼくらの叫びです これは私たちの祈りです 世界に平和をきずくための」という碑文が刻まれています。内部につるされた鐘には、ノーベル物理学賞受賞者である湯川秀樹博士の筆による「千羽鶴」、「地に空に平和」の文字が彫られています。この鐘と金色の鶴は、2003年に複製されたものです。
    
       広島市

〇広島平和記念公園(ひろしまへいわきねんこうえん)とは?

 広島県広島市中区の太平洋戦争時の原爆投下爆心地付近にある市民公園です。昭和時代前期の1945年(昭和20)8月6日に原爆が投下され、一瞬の内に市街地は廃墟と化し、20万人以上の人命が喪われました。
 戦後、1949年(昭和24)制定の「広島平和記念都市建設法」に基づいて建設され、原爆死没者の慰霊と恒久平和を祈ることを目的に、丹下健三によって設計されたのです。原爆ドーム・原爆死没者慰霊碑・広島平和記念資料館が南北の線上に並ぶように建設されました。
 公園内には、他に広島国際会議場、原爆供養塔、平和の鐘、原爆の子の像、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館等及び多数のモニュメントがあり、原爆の悲惨さを語りかけています。毎年8月6日には、平和祈念式が行われ、世界中から平和を願って、この公園に人が集まります。
 尚、1996年(平成8)には、原爆ドームがユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

☆広島平和記念公園関係略年表

・1946年(昭和21)11月1日 「中島公園」(10.72ha)として、原爆ドームを除く地域が都市計画公園として、戦告237号で指定される
・1949年(昭和24)8月6日 「広島平和記念都市建設法」が制定される
・1951年(昭和26)8月6日 現在の区域を公園とすることが決定する
・1954年(昭和239)4月1日 平和記念公園が完成する
・1958年(昭和33)5月5日 公園内に原爆の子の像が完成する
・1996年(平成8)12月5日 原爆ドームが世界遺産に登録され、平和公園はバッファーゾーン(緩衝地域)に指定される
・1999年(平成11) 広島平和記念資料館と合わせて、日本の近代建築20選(DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築)に選定される
・2002年(平成14)8月1日 新たに国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が建設される
・2006年(平成18)7月5日 広島平和記念資料館が、同じく広島の世界平和記念聖堂とともに、戦後の建物としては初めて国の重要文化財に指定される
・2007年(平成19)2月6日 平和公園の中央部分が国の名勝に指定される
・2008年(平成20)3月28日 名勝の指定部分が公園全体に拡大される

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1763年(宝暦13)俳人小林一茶の誕生日(新暦6月12日)詳細
1829年(文政12)囲碁棋士・14世本因坊秀和跡目の本因坊秀策の誕生日(新暦6月6日)詳細
1911年(明治44)文学者市古貞次の誕生日詳細
1925年(大正14)改正「衆議院普通選挙法」(普通選挙法)公布で満25歳以上の全成年男子に選挙権が与えられる詳細
1951年(昭和26)子供の権利に関する宣言「児童憲章」が制定される(児童憲章制定記念日)詳細
1958年(昭和33)東京都に「多摩動物公園」が開園する詳細
1965年(昭和40)神奈川県横浜市の多摩丘陵の一画に「こどもの国」が開園する詳細
1999年(平成11)文芸評論家・国文学者中島河太郎の命日詳細
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 今日は、「植物園の日」(「みどりの日」であることから、日本植物園協会が2007年に制定)です。
 植物園(しょくぶつえん)は、広辞苑によると、「植物学の進歩・向上及び植物に関する知識の普及に資するために設備せられた植物の培養所。」となっています。日本最古の植物園は、「小石川植物園」(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)で、1684年(貞享元)に江戸幕府が江戸小石川に設けた御薬園が元になっていました。
 また、「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション植物園」は、1886年(明治19)に札幌農学校附属植物園として設立されたものです。日本では現在、日本植物園協会に加盟しているものだけでも、113園(2017年現在)があります。

〇日本の主要な植物園一覧(日本植物園協会加盟施設)

<北海道>
・北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園(北海道札幌市中央区)
・札幌市百合が原緑のセンター(北海道札幌市北区)
・札幌市豊平公園緑のセンター(北海道札幌市豊平区)
・札幌市平岡樹芸センター(北海道札幌市清田区)
・函館市熱帯植物園(北海道函館市)

<東北>
・能代エナジアムパーク(秋田県能代市)
・仙台市野草園(宮城県仙台市太白区)
・東北大学植物園(宮城県仙台市青葉区)
・山形市野草園(山形県山形市)

<関東>
・とちぎ花センター(栃木県栃木市)
・ぐんまフラワーパーク(群馬県前橋市)
・水戸市植物公園(茨城県水戸市)
・森林総合研究所樹木園(茨城県つくば市)
・筑波実験植物園(茨城県つくば市)
・茨城県植物園(茨城県那珂市)
・千葉県立中央博物館生態園(千葉県千葉市中央区)
・東京大学大学院農学生命科学研究科附属緑地植物実験所(千葉県千葉市花見川区)
・清水公園(千葉県野田市)
・川口市立グリーンセンター(埼玉県川口市)
・国営武蔵丘陵森林公園都市緑化植物園(埼玉県比企郡滑川町)
・東京大学大学院理学系研究科附属植物園(東京都文京区、栃木県日光市)
・板橋区立赤塚植物園(東京都板橋区)
・板橋区立熱帯環境植物館(東京都板橋区)
・新宿御苑(東京都新宿区)
・渋谷区ふれあい植物センター(東京都渋谷区)
・夢の島熱帯植物館(東京都江東区)
・神代植物公園(東京都調布市)
・多摩森林科学園(東京都八王子市)
・横浜市こども植物園(神奈川県横浜市南区)
・神奈川県立フラワーセンター大船植物園(神奈川県鎌倉市)
・箱根町立箱根湿生花園(神奈川県足柄下郡箱根町)

<中部>
・新潟県立植物園(新潟県新潟市秋葉区)
・富山県中央植物園(富山県富山市)
・氷見市海浜植物園(富山県氷見市)
・南砺市園芸植物園フローラルパーク(富山県南砺市)
・七尾フラワーパーク・のと蘭ノ国(石川県七尾市)
・福井総合植物園プラントピア(福井県丹生郡越前町)
・花フェスタ記念公園(岐阜県可児市)
・伊豆シャボテン公園(静岡県伊東市)
・浜松市フラワーパーク(静岡県浜松市西区)
・浜松市フルーツパーク(静岡県浜松市北区)
・碧南市農業活性化センターあおいパーク(愛知県碧南市)
・東山植物園(愛知県名古屋市千種区)
・名古屋市緑化センター(愛知県名古屋市昭和区)
・安城産業文化公園デンパーク(愛知県安城市)
・豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市)

<近畿>
・草津市立水生植物公園みずの森(滋賀県草津市)
・京都府立植物園(京都府京都市左京区)
・宇治市植物公園(京都府宇治市)
・大阪市立長居植物園(大阪府大阪市住吉区)
・咲くやこの花館(大阪府大阪市鶴見区)
・天王寺公園植物温室(大阪府大阪市天王寺区)
・大阪市立大学理学部附属植物園(大阪府交野市)
・大阪府立花の文化園(大阪府河内長野市)
・神戸市立森林植物園(兵庫県神戸市北区)
・六甲高山植物園(兵庫県神戸市灘区)
・尼崎市都市緑化植物園(兵庫県尼崎市)
・宝塚植物園(兵庫県宝塚市)
・兵庫県立フラワーセンター(兵庫県加西市)
・奇跡の星の植物館(兵庫県淡路市)
・和歌山県植物公園緑花センター(和歌山県岩出市)

<中国>
・鳥取県立とっとり花回廊(鳥取県西伯郡南部町)
・岡山市半田山植物園(岡山県岡山市北区)
・広島市植物公園(広島県広島市佐伯区)
・緑と花と彫刻の博物館(山口県宇部市)

<四国>
・高知県立牧野植物園(高知県高知市)

<九州>
・福岡市動植物園(福岡県福岡市中央区)
・長崎県亜熱帯植物園(サザンパーク野母崎)(長崎県長崎市)
・佐世保市亜熱帯動植物園(長崎県佐世保市)
・熊本市動植物園(熊本県熊本市)
・仙巌園自然植物園(鹿児島県鹿児島市)
・フラワーパークかごしま(鹿児島県指宿市)
・奄美アイランド植物園(鹿児島県奄美市)

<沖縄>
・熱帯・亜熱帯都市緑化植物園(沖縄県国頭郡本部町)
・ネオパークオキナワ[名護自然動植物公園](沖縄県名護市)

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1550年(天文19)室町幕府12代将軍足利義晴の命日(新暦5月20日)詳細
1881年(明治14)「小学校教則綱領」が制定される詳細
1895年(明治28)三国干渉により、閣議で、日本が遼東半島の全面放棄の勧告を受諾することを決める詳細
1913年(大正2)函館大正2年大火で、1,532戸が焼失する詳細
1949年(昭和24)GHQにより「国税行政の再編成に関する覚書」 (SCAPIN-2001) が出される詳細
1950年(昭和25)現行の「生活保護法」が公布・施行される詳細
1962年(昭和37)「家庭用品品質表示法」が公布(施行は同年10月1日)される詳細
1976年(昭和51)30件の郷土芸能が初の重要無形民俗文化財に指定される詳細
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 今日は、昭和時代中期の1949年(昭和24)に、河出書房が戦後初の全集・大系本『現代日本小説大系』(全65巻)を刊行開始した日です。
 『現代日本小説大系』(げんだいにほんしょうせつたいけい)は、昭和時代中期の1949年(昭和24)4月30日から1952年(昭和27)にかけて、河出書房から刊行された、日本の小説の全集です。敗戦後間もない頃に刊行された本全集は、戦後初の本格的大系性を持つ、全65巻の文学全集として、出版史にその名を残す企画でした。
 廉価版(定価180円)として出版され、1ページあたり53銭という手頃感から人気となり、新たな円本ブームの契機となります。監修は、永井荷風 、正宗白鳥、志賀直哉、谷崎潤一郎の4人ですが、青野季吉、片岡良一、川端康成、中野重治、中島健蔵、伊藤整、中村光夫、荒正人という、8人の少壮・気鋭の作家・批評家・研究者によって編集されました。
 その特色は、作品収録の多さに加えて、解説の充実にあり、解説はそのまま、明治・大正・昭和の日本近代文学の通史をなしています。

〇『現代日本小説大系』(全65巻)の収録内容

◆写実主義
・序巻 (収録内容:写実主義 第1 坪内逍遥、矢野龍渓)
◆写実主義時代
・第1巻(収録内容:写実主義 第1 二葉亭四迷、森鴎外、嵯峨の屋御室、山田美妙、尾崎紅葉、木村曙、三宅花圃、坪内逍遥)
・第2巻(収録内容:写実主義 第2 尾崎紅葉)
・第3巻(収録内容:写実主義 第3 幸田露伴)
・補 巻(収録内容:写実主義 第4 饗庭篁村、斎藤緑雨、江見水蔭、巌谷小波、山田美妙、宮崎湖処子、北村透谷、正岡子規)
◆浪漫主義時代
・第4巻(収録内容:浪漫主義時代 第1 樋口一葉、高山樗牛、泉鏡花)
・第5巻(収録内容:浪漫主義時代 第2 森鴎外、二葉亭四迷)
・第6巻(収録内容:浪漫主義時代 第3 広津柳浪、川上眉山、小栗風葉、小杉天外、内田魯庵)
・第7巻(収録内容:浪漫主義時代 第4 徳冨蘆花、木下尚江)
・第8巻(収録内容:浪漫主義時代 第5 国木田独歩、島崎藤村、田山花袋、二葉亭四迷)
◆自然主義
・第9巻(収録内容:自然主義 第1 田山花袋、徳田秋声、国木田独歩、三島霜川)
・第10巻(収録内容:自然主義 第2 島崎藤村)
・第11巻(収録内容:自然主義 第3 田山花袋、徳田秋声)
・第12巻(収録内容:自然主義 第4 正宗白鳥、真山青果、徳田秋声)
・第13巻(収録内容:自然主義 第5 岩野泡鳴、近松秋江)
・第14巻(収録内容:自然主義 第6 岩野泡鳴 、田山花袋、正宗白鳥、徳田秋声)
・第15巻(収録内容:自然主義 第7 上司小剣、田村俊子、中村星湖、小川未明、加能作次郎)
◆新浪漫主義
・第16巻(収録内容:新浪漫主義 第1 夏目漱石)
・第17巻(収録内容:新浪漫主義 第2 寺田寅彦、鈴木三重吉、森田草平、中勘助、 内田百間)
・第18巻(収録内容:新浪漫主義 第3 高浜虚子、伊藤左千夫、長塚節)
・第19巻(収録内容:新浪漫主義 第4 森鴎外)
・第20巻(収録内容:新浪漫主義 第5 永井荷風、谷崎潤一郎)
・第21巻(収録内容:新浪漫主義 第6 水上滝太郎、久保田万太郎、小山内薫、木下杢太郎)
・第22巻(収録内容:新浪漫主義 第7 夏目漱石)
◆新理想主義
・第23巻(収録内容:新理想主義 第1 武者小路実篤)
・第24巻(収録内容:新理想主義 第2 志賀直哉、里見弴)
・第25巻(収録内容:新理想主義 第3 有島武郎)
・第26巻(収録内容:新理想主義 第4 夏目漱石)
・第27巻(収録内容:新理想主義 第5 志賀直哉)
・第28巻(収録内容:新理想主義 第6 長与善郎、有島武郎、有島生馬)
・第29巻(収録内容:新理想主義 第7 野上弥生子、宮本百合子)
・第30巻(収録内容:新理想主義 第8 石川啄木、荒畑寒村、平出修、上司小剣、小川未明、長谷川如是閑、宮地嘉六、武林無想庵、宮本百合子)
◆新現実主義
・第31巻(収録内容:新現実主義 第1 芥川龍之介、菊池寛)
・第32巻(収録内容:新現実主義 第2 山本有三、豊島与志雄、久米正雄)
・第33巻(収録内容:新現実主義 第3 広津和郎、葛西善蔵、宇野浩二)
・第34巻(収録内容:新現実主義 第4 佐藤春夫、室生犀星、滝井孝作)
・第35巻(収録内容:新現実主義 第5 里見弴、佐藤春夫、久保田万太郎、谷崎潤一郎)
・第36巻(収録内容:新現実主義 第6 加能作次郎、谷崎精二、相馬泰三、素木しづ子、水野仙子、加藤武雄、吉田絃二郎、岡田三郎、尾崎士郎、佐佐木茂索、藤森成吉)
・第37巻(収録内容:新現実主義 第7 島崎藤村、徳田秋声、田山花袋、正宗白鳥)
・第38巻(収録内容:新現実主義 第8 永井荷風、谷崎潤一郎)
・第39巻(収録内容:新現実主義 第9 幸田露伴、森鴎外、泉鏡花)
◆プロレタリア文学
・第40巻(収録内容:プロレタリア文学 第1 葉山嘉樹、前田河広一郎、金子洋文、山川亮、今野賢三、黒島伝治、里村欣三、山田清三郎、宮嶋資夫、江口渙)
・第41巻(収録内容:プロレタリア文学 第2 徳永直、佐多稲子、橋本英吉、岩藤雪夫、加賀耿二、平林たい子)
・第42巻(収録内容:プロレタリア文学 第3 林房雄、中野重治、立野信之、小林多喜二、村山知義、武田麟太郎、片岡鉄兵、藤森成吉)
◆モダニズム
・第43巻(収録内容:モダニズム 第1 横光利一、川端康成、中河与一、片岡鉄兵、今東光、池谷信三郎)
・第44巻(収録内容:モダニズム 第2 牧野信一、宇野千代、十一谷義三郎、稲垣足穂、林芙美子、嘉村礒多)
・第45巻(収録内容:モダニズム 第3 竜胆寺雄、井伏鱒二、堀辰雄、阿部知二、伊藤整、梶井基次郎、芹沢光治良、深田久弥、藤沢桓夫)
◆昭和十年代
・第46巻(収録内容:昭和十年代 第1 横光利一、川端康成)
・第47巻(収録内容:昭和十年代 第2 広津和郎、宇野浩二、室生犀星、豊島与志雄)
・第48巻(収録内容:昭和十年代 第3 中野重治、島木健作、高見順、武田麟太郎)
・第49巻(収録内容:昭和十年代 第4 舟橋聖一、石川達三、丹羽文雄、中山義秀、伊藤永之介、徳永直)
・第50巻(収録内容:昭和十年代 第5 石坂洋次郎、阿部知二)
・第51巻(収録内容:昭和十年代 第6 岸田国士、尾崎士郎、火野葦平)
・第52巻(収録内容:昭和十年代 第7 井伏鱒二、尾崎一雄、林芙美子、上林暁、伊藤整、坪田譲治)
・第53巻(収録内容:昭和十年代 第8 堀辰雄、太宰治、岡本かの子)
・第54巻(収録内容:昭和十年代 第9 坂口安吾、石川淳、田畑修一郎、北条民雄、中島敦、田中英光)
・第55巻(収録内容:昭和十年代 第10 宮本百合子、佐多稲子、壺井栄、大谷藤子、鶴田知也、本庄陸男、福田清人、平林彪吾、荒木巍、森山啓、和田伝、岩倉政治)
・第56巻(収録内容:昭和十年代 第11 武田麟太郎、渋川驍、新田潤、寺崎浩、北原武夫、井上友一郎、矢田津世子、高木卓、富沢有為男、榊山潤、大鹿卓、保高徳蔵)
・第57巻(収録内容:昭和十年代 第12 浅見淵、小田嶽夫、中村地平、岡田三郎、網野菊、石塚友二、永井龍男、川崎長太郎、丸岡明、外村繁)
・第58巻(収録内容:昭和十年代 第13 島木健作、間宮茂輔、伊藤永之介)
・第59巻(収録内容:昭和十年代 第14 丹羽文雄、石川達三、火野葦平、上田広、日比野士朗)
・第60巻(収録内容:昭和十年代 第15 幸田露伴、永井荷風、正宗白鳥、徳田秋声)
◆戦後篇
・別冊第1巻(収録内容:戦後篇 第1 坂口安吾、太宰治、織田作之助、石川淳)
・別冊第2巻(収録内容:戦後篇 第2 井伏鱒二、中山義秀、平林たい子、阿部知二)
・別冊第3巻(収録内容:戦後篇 第3 椎名麟三、野間宏、梅崎春生、三島由紀夫、中村真一郎、武田泰淳、大岡昇平)

☆「現代日本小説大系」刊行委員会への希望 宮本百合子

「現代日本小説大系」が刊行される意味は、ただ日本の近代文学をもう一遍よみかえし、検討し、将来の文学に寄与するという風な、すべてのこれまでの刊行会の挨拶の範囲では、使命が果されないと思う。これはまじめに日本の社会の推移を基礎にした精神史のみなおしという決心のもとにすすめられるべき仕事だと思う。目次のゲラをみると、これまでの既成文学史と同様に、写実主義時代、浪漫主義時代、自然主義時代と順を追って、プロレタリア文学、モダニズムとすすんでいる。こういうわけ方は、東京堂出版の「日本文学史」や改造社の「文学全集」でもやったことである。写実主義時代の日本の民主的な文学、浪漫主義時代の作家によってかかれた反戦的な作品は、ここに見当らない。しかし、われわれがこんにちと明日の日本の文学を真すぐにのばしてゆくためには、小田切秀雄著「発禁作品集」、宮武外骨の「筆禍史」をも十分研究した文学史が必要である。写実主義時代といえば、二葉亭から緑雨、露伴の「風流仏」というのでは、解説者の努力によってのみなにかの新しい文化史的価値がそえられるという程度ではないかと危ぶまれる。
 昭和十年代の扱い方は、とくに複雑であろうと予期される。この時期は日本のおそるべきファシズムの時代であった。この時代の後半にジャーナリズムに通用した作品は、決して率直にファシズムと戦争に対して抵抗を示すことができなかった。この目次では戦争協力と超国家主義の作家たちが登場していないとともに、こんにち新しいファシズムの力と闘ってゆくために皆が知らなければならない当時の現実の、むしろ本質的な部分がうずめられている。綺麗ごとになってしまっては、歴史を前進させるバネがぬける。したがって、一層これ以前の時期から、野暮に正直に不遇な日本の民主精神と、平和への精神が追求される必要が痛感される。

 「青空文庫」より

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

670年(天智天皇9)法隆寺が落雷により全焼する詳細
1183年(文治5)源義経追捕の宣旨により藤原泰衡が衣川の館を襲い、源義経が自害する(新暦6月15日)詳細
1358年(正平13)室町幕府初代将軍足利尊氏の命日(新暦6月7日)詳細
1886年(明治19)秋田県で秋田大火(俵屋火事)が起き、死者17名、負傷者186名、焼失戸数3,554戸を出す詳細
1888年(明治21)「枢密院官制」が公布・施行されて、枢密院が設置され、伊藤博文が初代議長に就任する詳細
1926年(大正15)小説家河野多惠子の誕生日詳細
1942年(昭和17)第21回衆議院議員総選挙(翼賛選挙)の投票で、翼賛政治体制協議会推薦者が381議席を占める詳細
1950年(昭和25)「図書館法」が公布される(図書館記念日)詳細
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