
藤原伊織(ふじわら いおり)は、昭和時代中期の1948年(昭和23)2月17日に、大阪府大阪市において生まれましたが、本名は利一(としかず)と言いました。大阪府立高津高等学校を卒業後、1967年(昭和42)に東京大学文科Ⅲ類に進学し、在学中の1968年(昭和43)に「第2次東大文学Ⅱ」誌(文学集団)に、「ゲーム」を書き、同誌の「表紙・目次イラスト」も描き、1971年(昭和46)には、発売された LPレコードに収録された「めくら花」の詞を書いています。
1973年(昭和48)に東京大学文学部フランス文学科卒業後、(株)電通に入社、その後も勤務のかたわら小説を書き続けました。1977年(昭和52)に『踊りつかれて』で、野性時代新人文学賞佳作に入選、1978年(昭和53)に『風の魚』で、第5回野性時代新人文学賞候補、1982年(昭和57)に『気分はいつも、四月の光』で、第9回野性時代新人文学賞候補、1984年(昭和59)には、『ベルゲンの蕩児』で、第64回オール讀物新人賞候補となります。
1985年(昭和60)に『ダックスフントのワープ』で、第9回すばる文学賞、1995年(平成7)に『テロリストのパラソル』で、第41回江戸川乱歩賞を受賞、翌年には、同作で第114回直木賞も受賞し、フジテレビ金曜エンタテイメント枠にて萩原健一主演でテレビドラマ化されました。2000年(平成12)に『てのひらの闇』で、第53回日本推理作家協会賞[長編及び連作短編集部門]候補となり、翌年には、同作がテレビ東京女と愛とミステリー枠にて舘ひろし主演でテレビドラマ化されています。
2002年(平成14)に(株)電通を退社しましたが、2005年(平成17)には、癌に侵されていることを公表しました。個性あふれる登場人物が活躍するハードボイルド小説で人気を集めたものの、2007年(平成19)5月17日に、東京都品川区の病院において、食道癌のため59歳で亡くなっています。
尚、翌年に『シリウスの道』がWOWOWドラマW枠で内野聖陽主演でテレビドラマ化されました。
1973年(昭和48)に東京大学文学部フランス文学科卒業後、(株)電通に入社、その後も勤務のかたわら小説を書き続けました。1977年(昭和52)に『踊りつかれて』で、野性時代新人文学賞佳作に入選、1978年(昭和53)に『風の魚』で、第5回野性時代新人文学賞候補、1982年(昭和57)に『気分はいつも、四月の光』で、第9回野性時代新人文学賞候補、1984年(昭和59)には、『ベルゲンの蕩児』で、第64回オール讀物新人賞候補となります。
1985年(昭和60)に『ダックスフントのワープ』で、第9回すばる文学賞、1995年(平成7)に『テロリストのパラソル』で、第41回江戸川乱歩賞を受賞、翌年には、同作で第114回直木賞も受賞し、フジテレビ金曜エンタテイメント枠にて萩原健一主演でテレビドラマ化されました。2000年(平成12)に『てのひらの闇』で、第53回日本推理作家協会賞[長編及び連作短編集部門]候補となり、翌年には、同作がテレビ東京女と愛とミステリー枠にて舘ひろし主演でテレビドラマ化されています。
2002年(平成14)に(株)電通を退社しましたが、2005年(平成17)には、癌に侵されていることを公表しました。個性あふれる登場人物が活躍するハードボイルド小説で人気を集めたものの、2007年(平成19)5月17日に、東京都品川区の病院において、食道癌のため59歳で亡くなっています。
尚、翌年に『シリウスの道』がWOWOWドラマW枠で内野聖陽主演でテレビドラマ化されました。
〇藤原伊織の主要な著作
・『ダックスフントのワープ』(1987年)第9回すばる文学賞受賞
・『テロリストのパラソル』(1995年)第41回江戸川乱歩賞、第114回直木賞受賞
・『ひまわりの祝祭』(1997年)
・『雪が降る』(1998年)
・『てのひらの闇』(1999年)第53回日本推理作家協会賞[長編及び連作短編集部門]候補
・『蚊トンボ 白鬚の冒険』(2002年)
・『シリウスの道』(2005年)
・『ダナエ』(2007年)
・『遊戯』(2007年)
・『名残り火 てのひらの闇II』(2007年)
☆藤原伊織関係略年表
・1948年(昭和23)2月17日 大阪府大阪市において、生まれる
・1967年(昭和42) 東京大学文科Ⅲ類に進学する
・1968年(昭和43) 東大在学中、『第2次東大文学Ⅱ』誌(文学集団)に、「ゲーム」を書き、同誌の「表紙・目次イラスト」も描く
・1971年(昭和46) 東大在学中、発売された LPレコードに収録された「めくら花」の詞を書く
・1973年(昭和48) 東京大学文学部フランス文学科卒業後、(株)電通に入社する
・1977年(昭和52) 『踊りつかれて』で、野性時代新人文学賞佳作に入選する
・1978年(昭和53) 『風の魚』で、第5回野性時代新人文学賞候補となる
・1982年(昭和57) 『気分はいつも、四月の光』で、第9回野性時代新人文学賞候補となる
・1984年(昭和59) 『ベルゲンの蕩児』で、第64回オール讀物新人賞候補となる
・1985年(昭和60) 『ダックスフントのワープ』で、第9回すばる文学賞を受賞する
・1995年(平成7) 『テロリストのパラソル』で、第41回江戸川乱歩賞を受賞する
・1996年(平成8) 『テロリストのパラソル』で、第114回(1995年度下半期)直木賞を受賞、フジテレビ金曜エンタテイメント枠にて萩原健一主演でテレビドラマ化される
・2000年(平成12) 『てのひらの闇』で、第53回日本推理作家協会賞[長編及び連作短編集部門]候補となる
・2001年(平成13) 『てのひらの闇』が、テレビ東京女と愛とミステリー枠にて舘ひろし主演でテレビドラマ化される
・2002年(平成14) (株)電通を退社する
・2005年(平成17) 癌に侵されていることを公表する
・2007年(平成19)5月17日、東京都品川区の病院において、食道癌のため59歳で亡くなる
・2008年(平成20) 『シリウスの道』がWOWOWドラマW枠で内野聖陽主演でテレビドラマ化される
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
1272年(文永9) | 第88代の天皇とされる後嵯峨天皇の命日(新暦3月17日) | 詳細 |
1906年(明治39) | 大隈重信を会頭とし、島村抱月・坪内逍遙らが中心となり、文芸協会が結成される | 詳細 |
1928年(昭和3) | 国語学者・国語辞典『言海』の編纂者である大槻文彦の命日 | 詳細 |
1946年(昭和21) | 「金融緊急措置令」(勅令第83号)が発布・施行される | 詳細 |
1955年(昭和30) | 小説家・評論家・随筆家坂口安吾の命日(安吾忌) | 詳細 |
1972年(昭和47) | 小説家平林たい子の命日 | 詳細 |
2005年(平成17) | 愛知県常滑市に中部国際空港(愛称:セントレア)が開港する | 詳細 |