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 今日は、昭和時代中期の1951年(昭和26)に、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が、日本に対する占領地域救済資金 (ガリオア資金) の6月いっぱいの打切りを声明した日です。
 ガリオア資金(がりおあしきん)は、アメリカによる占領地行政救済特別支出金 (Government Appropriation for Relief in Occupied Area) のことで、略称を頭文字をとって、GARIOA(ガリオア)と言います。第二次世界大戦後の1946年(昭和21)に、アメリカ議会が占領地域の飢餓や疾病を防ぐため、1947会計年度から陸軍省歳出予算中に設定した資金でした。
 日本とドイツ両国への食糧援助のために、資金の予算規模は1947年度は7億2500万ドルでしたが、1948年度は10億ドルと増額されます。日本に対してのガリオア援助は、主として食糧援助にあてられ、小麦・小麦粉・とうもろこし・大豆粉など、占領期の日本の輸入食糧の大部分はこの資金によりアメリカより供給されました。
 1949会計年度からガリオア資金の一部として、占領地域経済復興資金(Economic Rehabilitation in Occupied Areas)、略称エロア(EROA)資金が追加され、日本に対するこの資金援助は、主として綿花・羊毛などの産業原料を日本に送ることにあてられます。1951年(昭和26)のアメリカ会計年度の打切りまでの対日援助額は、エロア資金と合わせて約18億ドルに達しました。
 しかし、対日講和発効(1952年)後、同援助資金は「債務」とされ、この内、4億9,000万ドルの返済協定が1962年(昭和37)に調印され、15年間の分割返済(年利2.5%)で返還が決定されます。これに基づいて、1963~73年の間に分割返済が完済されました。尚、ガリオア資金による留学制度(1949~52年)も行われています。

〇ガリオア資金関係略年表

・1946年(昭和21) アメリカ議会が占領地域の飢餓や疾病を防ぐため、1947会計年度から陸軍省歳出予算中に設定する
・1947年(昭和22) 資金の予算規模は、1947年度7億2500万ドルとなる
・1948年(昭和23) 資金の予算規模は、1948年度10億ドルと増額される
・1949年(昭和24) 江ロア資金が追加され、ドッジ・ラインの枠組みの中で西ドイツと同様に見返り資金としての計上を義務付けられる
・1951年(昭和26) 連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が、日本に対する占領地域救済資金 (ガリオア資金) の6月いっぱいの打切りを声明する
・1952年(昭和27) 「サンフランシスコ講和条約」発効後、援助資金の一部は、日本の「債務」とされる
・1953年(昭和28) 池田=ロバートソン会談で、「債務」含みで将来の解決課題とされる
・1962年(昭和37) 日米協定で約4億9000万ドルの返済協定(ガリオア・エロア協定)が調印され、15年間の分割返済が決定される
・1963年(昭和38) 日米間の返済協定に基づいての分割返済が開始される
・1973年(昭和48) 日米間の返済協定に基づいての分割返済が完済される

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

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