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 今日は、昭和時代後期の1968年(昭和43)に、広島県尾道市の尾道水道を渡り、本州本土と向島を結ぶ尾道大橋(国道317号)が開通した日です。
 尾道大橋(おのみちおおはし)は、広島県南東部にある尾道市の尾道水道を渡り、本州本土と向島を結ぶ鋼斜張橋です。昭和時代後期の1966年(昭和41)3月に着工し、1968年(昭和43)1月に竣工、同年3月4日に、日本道路公団「尾道大橋有料道路」(国道317号)として開通しました。
 日本で初めて主径間長が200mを超えた斜張橋で、全長386m、最大支間長215m、海面からの主塔高約76m、海面からの路面高34mとなっていて、歩行者も渡ることのできる生活道路として用いられています。この橋に関しては、昭和42年度全建賞(道路部門)、昭和43年度土木学会田中賞(作品部門)を受賞しました。
 1988年(昭和63)2月1日に本州四国連絡橋公団へ移管され、1999年(平成11)5月には、並行して西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の新尾道大橋が開通しています。同年12月1日に、広島県道路公社へ移管され、2013年(平成25)3月31日に料金徴収期間が満了して、広島県へ移管され、翌日から無料開放されました。

〇尾道大橋関係略年表

・1966年(昭和41)3月 尾道大橋が着工する
・1968年(昭和43)1月 尾道大橋が竣工する
・1968年(昭和43)3月4日 日本道路公団「尾道大橋有料道路」として開通、昭和43年度土木学会田中賞を受賞する
・1988年(昭和63)2月1日 本州四国連絡橋公団へ移管される
・1999年(平成11)5月 並行して、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の新尾道大橋が開通する
・1999年(平成11)12月1日 広島県道路公社へ移管される
・2013年(平成25)3月31日 料金徴収期間が満了する
・2013年(平成25)4月1日 広島県へ移管され、無料開放される

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

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