
箱根登山鉄道(はこねとざんてつどう)は、神奈川県内において、小田原市の小田原駅から箱根町の強羅駅(15.0km・駅数11)を結ぶ鉄道線を運行するローカル私鉄事業者です。1887年(明治20)に、国府津~湯本間の馬車鉄道敷設の請願書が神奈川県に提出され、翌年に、馬車鉄道敷設特許を取得して、小田原馬車鉄道が設立されました。
同年10月1日に国府津駅~小田原駅~湯本駅(現在の箱根湯本駅)間が開業します。1896年(明治29)に小田原電気鉄道に社名変更され、1900年(明治33)3月21日に全線電化されました。
そして、1919年(大正8)に箱根湯本駅~強羅駅間が開業しましたが、翌年に、小田原市内線(国府津駅~小田原駅間)は廃止されます。1921年(大正10)には、鋼索線(ケーブルカー)として、下強羅駅(現在の強羅駅)~上強羅駅(現在の早雲山)間が開業しました。
1928年(昭和3)8月13日に箱根登山鉄道株式会社となり、1935年(昭和10)10月1日に、鉄道線として小田原駅~箱根湯本駅間が開業し、小田原駅~強羅駅間の直通運転がされるようになります。この鉄道線の特徴は、箱根湯本駅と小涌谷駅の間に、80‰という日本の粘着式鉄道では最急となる勾配が存在すること、仙人台信号場と宮ノ下駅の間、小涌谷駅と彫刻の森駅の間に、半径30mという急カーブが存在すること、入生田駅と箱根湯本駅の間には、標準軌と狭軌という異なる軌間で片側のレールを共用する三線軌条が存在することで、鉄道ファンには注目されてきました。
同年10月1日に国府津駅~小田原駅~湯本駅(現在の箱根湯本駅)間が開業します。1896年(明治29)に小田原電気鉄道に社名変更され、1900年(明治33)3月21日に全線電化されました。
そして、1919年(大正8)に箱根湯本駅~強羅駅間が開業しましたが、翌年に、小田原市内線(国府津駅~小田原駅間)は廃止されます。1921年(大正10)には、鋼索線(ケーブルカー)として、下強羅駅(現在の強羅駅)~上強羅駅(現在の早雲山)間が開業しました。
1928年(昭和3)8月13日に箱根登山鉄道株式会社となり、1935年(昭和10)10月1日に、鉄道線として小田原駅~箱根湯本駅間が開業し、小田原駅~強羅駅間の直通運転がされるようになります。この鉄道線の特徴は、箱根湯本駅と小涌谷駅の間に、80‰という日本の粘着式鉄道では最急となる勾配が存在すること、仙人台信号場と宮ノ下駅の間、小涌谷駅と彫刻の森駅の間に、半径30mという急カーブが存在すること、入生田駅と箱根湯本駅の間には、標準軌と狭軌という異なる軌間で片側のレールを共用する三線軌条が存在することで、鉄道ファンには注目されてきました。
〇箱根登山鉄道関係略年表
・1887年(明治20)11月20日 国府津~湯本間の馬車鉄道敷設の請願書を神奈川県に提出する
・1888年(明治21)2月21日 馬車鉄道敷設特許を取得し、小田原馬車鉄道を設立する
・1888年(明治21)10月1日 国府津駅~小田原駅~湯本駅(現在の箱根湯本駅)間が馬車鉄道として開業する
・1896年(明治29)10月31日 小田原電気鉄道(小田電)に社名変更する
・1900年(明治33)3月21日 全線電化される
・1919年(大正8)6月1日 鉄道線の箱根湯本駅~強羅駅間が開業する
・1920年(大正9)12月6日 小田原市内線の国府津駅~小田原駅間が廃止される
・1921年(大正10)12月1日 鋼索線の下強羅駅(現在の強羅駅)~上強羅駅(現在の早雲山駅)間が開業する
・1928年(昭和3)1月20日 小田原電気鉄道が日本電力と合併し、日本電力小田原営業所となる
・1928年(昭和3)8月13日 (旧)箱根登山鉄道株式会社が設立(現在の小田急箱根ホールディングス株式会社)される
・1928年(昭和3)8月16日 日本電力が鉄軌道事業を箱根登山鉄道に分離譲渡する
・1935年(昭和10)10月1日 鉄道線の小田原駅~箱根湯本駅間が開業、小田原市内線の箱根板橋駅~箱根湯本駅間が廃止される
・1942年(昭和17)5月30日 五島慶太が社長に就任する
・1948年(昭和23)6月1日 大東急の分割によって小田急電鉄の関連会社となる
・1950年(昭和25)8月1日 鉄道線の小田原駅~箱根湯本駅間に小田急電鉄の列車が乗り入れ開始する
・1956年(昭和31)6月1日 小田原市内線の小田原駅~箱根板橋駅間が廃止される
・1979年(昭和54)6月1日 スイスのレーティッシュ鉄道と姉妹鉄道提携を結ぶ
・1982年(昭和57)7月12日 鉄道線に大型(20m車)6両編成乗り入れ開始される
・2002年(平成14)4月16日 鉄道・バス共通のプリペイドカード「とざんカード」が導入される
・2003年(平成15)3月19日 鉄道線の小田原駅~箱根湯本駅間にパスネットを導入する
・2003年(平成15)8月1日 小田急電鉄の完全子会社となる。
・2004年(平成16)10月1日 会社再編に伴い、鉄道事業を新設の箱根登山鉄道株式会社(当社)に承継する
・2006年(平成18)3月18日 鉄道線の小田原駅~箱根湯本駅間を終日小田急車で運行する
・2006年(平成18)3月31日 鉄道線での「とざんカード」の発売を中止する
・2006年(平成18)11月30日 鉄道線での「とざんカード」の使用を中止(箱根登山バスでは引き続き利用可能)する
・2007年(平成19)3月18日 鉄道線にPASMOを導入し、Suicaと相互利用可能となる
・2008年(平成20)3月14日 パスネットの自動改札機での使用を終了する
・2009年(平成21)4月1日 スルッとKANSAI協議会と提携、同協議会を通して資材の共同購入を開始する
・2013年(平成25)3月23日 交通系ICカード全国相互利用サービス開始によりTOICA、ICOCAなども利用可能となる
・2015年(平成27)10月7日 グッドデザイン賞ベスト100に箱根登山鉄道が導入した「アレグラ号」(3000形)が選ばれる
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
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