
東武鉄道(とうぶてつどう)は、関東地方の東京都、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県に鉄道路線を持つ、JRグループを除く日本の民営鉄道の中では第2位の路線網を有する会社です。鉄道以外の交通・流通・住宅・レジャーなどの関連会社からなる東武グループの中核となってきました。
1897年(明治30)に企業設立され、1899年(明治32)8月27日に、北千住~久喜間から営業を開始、1910年(明治43)最初に伊勢崎線が全通します。それ以後、1912年(明治45)に佐野鉄道、1913年(大正2)に太田軽便鉄道、1920年(大正9)に東上鉄道、1944年(昭和19)総武鉄道、1947年(昭和22)に東武自動車、日光軌道を合併・買収して大きくなってきました。
1948年(昭和23)からは、日光・鬼怒川特急の運転も開始します。また、1962年(昭和37)から伊勢崎線が北千住駅で地下鉄日比谷線と相互乗入れし、1987年(昭和62)より東上線が和光市駅で地下鉄有楽町線と相互乗入れを開始、2008年(平成20)には地下鉄副都心線とも相互乗入れを始めました。
1897年(明治30)に企業設立され、1899年(明治32)8月27日に、北千住~久喜間から営業を開始、1910年(明治43)最初に伊勢崎線が全通します。それ以後、1912年(明治45)に佐野鉄道、1913年(大正2)に太田軽便鉄道、1920年(大正9)に東上鉄道、1944年(昭和19)総武鉄道、1947年(昭和22)に東武自動車、日光軌道を合併・買収して大きくなってきました。
1948年(昭和23)からは、日光・鬼怒川特急の運転も開始します。また、1962年(昭和37)から伊勢崎線が北千住駅で地下鉄日比谷線と相互乗入れし、1987年(昭和62)より東上線が和光市駅で地下鉄有楽町線と相互乗入れを開始、2008年(平成20)には地下鉄副都心線とも相互乗入れを始めました。
〇東武鉄道関係略年表
・1895年(明治28)4月6日:創立願いが出される
・1896年(明治29)10月16日:創立総会が開催される
・1897年(明治30)9月3日:本免許状下付(北千住~足利間)される
・1897年(明治30)11月1日:企業創立され、登記完了する
・1899年(明治32)8月27日:初の路線で現在の伊勢崎線となる北千住駅~久喜駅間開業する
・1905年(明治38):営業不振により、根津嘉一郎(初代)を初代東武鉄道社長に迎える
・1906年(明治39)3月25日:貴族院での「鉄道国有法」修正可決案で東武鉄道が買収対象から除外される
・1910年(明治43):伊勢崎線が全通する
・1912年(明治45)3月30日:佐野鉄道(現在の佐野線)を合併する
・1913年(大正2)3月:太田軽便鉄道(現在の桐生線)を合併する
・1920年(大正9)7月22日:東上鉄道(現在の東上本線)と対等合併する
・1923年(大正12年)9月1日:関東大震災により被災。
・1927年(昭和2)10月1日:後の伊香保軌道線(1956年廃止)を東京電燈から買収する
・1929年(昭和4)10月1日:日光線が全通する
・1931年(昭和6)5月25日:浅草雷門駅(現在の浅草駅)に乗り入れ、東京地下鉄道(現在の東京メトロ〉の銀座線と接続する
・1931年(昭和6)8月11日:宇都宮線が開業する
・1931年(昭和6)11月1日:浅草駅の駅ビルに松屋が入店する
・1931年(昭和6)12月20日:西板線のうち、西新井駅~大師前駅間(現在の大師線)が先行開業する
・1933年(昭和8)10月27日:傍系バス会社として毛武自動車(東武バスの前身)が設立される
・1934年(昭和9)4月1日:川越地区で直営バス事業を開始する
・1936年(昭和11)9月8日:毛武自動車が東武自動車に社名変更する
・1937年(昭和12)1月10日:上州鉄道(現在の小泉線)を合併する
・1938年(昭和13)4月17日:本社社屋が完成する
・1938年(昭和13)8月:「陸上交通事業調整法」が施行され、東武鉄道が北関東地域における統合主体となる
・1939年(昭和14)6月1日:東武自動車が東武鉄道の直営バス事業を継承してバス事業を一元化する
・1943年(昭和18)5月1日:下野電気鉄道(現在の鬼怒川線)を合併する
・1943年(昭和18)7月1日:越生鉄道(現在の越生線)を合併する
・1944年(昭和19)3月1日:総武鉄道(現在の野田線)を合併する
・1946年(昭和21)3月25日:啓志線全線が開通する
・1947年(昭和22)5月31日:日光軌道(後の日光軌道線)、傍系のバス会社である東武自動車を合併する
・1948年(昭和23)8月6日:日光~鬼怒川特急の運転を開始する
・1949年(昭和24)4月3日:東上本線寄居駅から秩父鉄道秩父本線への旅客列車乗り入れを開始する
・1950年(昭和25)10月5日:日光普通索道線 (0.3km) が開通する
・1955年(昭和30)7月2日:東武鉄道最初の夜行列車として不定期列車「日光山岳夜行」が運転される
・1956年(昭和31):桐生線新大間々駅(現・赤城駅)から上毛電気鉄道上毛線に乗り入れる急行「じょうもう」の運転が開始される
・1959年(昭和34)4月1日:東上線で蒸気機関車の運転を廃止する
・1959年(昭和34)7月1日:矢板線が廃止される
・1960年(昭和35)10月:デラックスロマンスカー(DRC)1720系が日光・鬼怒川特急に就役する
・1962年(昭和37)5月31日:伊勢崎線が帝都高速度交通営団(現在の東京メトロ)日比谷線と相互直通運転を開始する
・1966年(昭和41)7月1日:本線で蒸気機関車の運転を廃止する
・1968年(昭和43)2月25日:日光軌道線廃止により、軌道路線が全廃となる
・1972年(昭和47)7月11日:伊勢崎線・東上線において冷房車の営業運転を開始する
・1974年(昭和49)7月2日:伊勢崎線北千住駅~竹ノ塚駅間を複々線化する
・1981年(昭和56)3月28日:東武動物公園が開園する
・1981年(昭和56)4月29日:全ての乗合バスをワンマン運転化する
・1983年(昭和58)6月1日:熊谷線が廃止される
・1986年(昭和61)10月9日:鬼怒川線が野岩鉄道会津鬼怒川線と相互直通運転を開始する
・1987年(昭和62)8月25日:東上本線和光市駅~志木駅間を複々線化、帝都高速度交通営団有楽町線と相互直通運転を開始する
・1989年(平成元)5月20日:伊勢崎線東向島駅高架下に東武博物館が開館する
・1990年(平成2)6月1日:100系(愛称:スペーシア)が日光~鬼怒川特急に就役する
・1992年(平成4)4月1日:東上本線の秩父鉄道秩父本線への定期旅客列車の乗り入れが廃止される
・1993年(平成5)4月24日:東武ワールドスクウェアが開園する
・1997年(平成9)3月25日:伊勢崎線北千住駅の大規模改良工事、草加駅~越谷駅間の連続立体交差化と複々線化が完成する
・2002年(平成14)9月30日:バス事業本部を廃止する
・2003年(平成15)3月19日:伊勢崎線にて帝都高速度交通営団半蔵門線・東京急行電鉄田園都市線と相互直通運転を開始する
・2006年(平成18)3月18日:日光線と東日本旅客鉄道(JR東日本)宇都宮線(東北本線)と相互直通運転する特急「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」を新設する
・2008年(平成20)6月14日:東上本線が東京メトロ副都心線開業に伴い同線と相互直通運転を開始する
・2013年(平成25)3月16日:東上本線が、東急東横線の渋谷駅~代官山駅間の地下化工事の完成により東京メトロ副都心線を介して東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転を開始する