今日は、昭和時代前期の1945年(昭和20)に、青森大空襲において、焼失家屋18,045戸、被災者70,166人、死者1,018人、重軽傷者は255人を出した日です。
青森大空襲(あおもりだいくうしゅう)は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20)7月28日午後10時37分から1時間11分間、アメリカ軍のB-29爆撃機62機により、青森県青森市中心部に対して行われた夜間空襲でした。この時、E48焼夷集束弾2,186発が投下され、市街地面積の88%を焼失、死者1,018人、重軽傷者は255人、焼失家屋18,045戸、被災者70,166人の大きな被害が出ます。
人的被害が大きかったのは、「防空法」により、「逃げるな、火を消せ」が国策とされ、青森では、空襲の直前に「空襲を恐れて逃げた者は処罰する。7月28日までに自宅へ戻れ」と知事・市長が通告していて、その期限とされた日までに戻ってきた市民が犠牲になったためとされてきました。戦後は、戦災復興土地区画整理事業により中心市街地が整備され、県庁所在地として行政・商業・文化等機能が集積し、本州と北海道を結ぶ流通拠点として発展したとされます。
人的被害が大きかったのは、「防空法」により、「逃げるな、火を消せ」が国策とされ、青森では、空襲の直前に「空襲を恐れて逃げた者は処罰する。7月28日までに自宅へ戻れ」と知事・市長が通告していて、その期限とされた日までに戻ってきた市民が犠牲になったためとされてきました。戦後は、戦災復興土地区画整理事業により中心市街地が整備され、県庁所在地として行政・商業・文化等機能が集積し、本州と北海道を結ぶ流通拠点として発展したとされます。
〇太平洋戦争下の主要な空襲一覧
<1942年(昭和17)>
・4月18日 東京、名古屋、神戸などが初空襲される(ドウリットル指揮の16機の米陸軍機B-25による)
<1944年(昭和19)>
・11月24日 B-29による初めての東京空襲が行われる
<1945年(昭和20)>
・1月19日 阪神地方へ初の本格的空襲が行われる
・3月10日 東京大空襲か行われ、死傷10万人以上、焼失27万余戸、罹災100余万人が出る
・3月12日 名古屋大空襲で中心街が焼失する(家屋25,734棟棟被災、105,093人罹災、死者519人、負傷者負傷者734人)
・3月13~14日 大阪へ初の大空襲が行われる
・3月17日 神戸大空襲が行われ神戸市西部が消失する(約65,000棟が全半焼、死者2,598人)
・3月19日 名古屋大空襲で名古屋駅が炎上する(家屋39,893棟被災、151,332人罹災、死者826人、負傷者2,728人)
・3月29日 北九州が空襲される
・4月4日 川崎の他鶴見・港北・神奈川・西各区が空襲を受ける(罹災戸数5,873戸、死者398人)
・4月13日 東京空襲(西部地域)が行われる
・4月15日 東京・横浜・川崎の空襲が行われる(罹災住宅5万2655戸、死者972人)
・5月14日 名古屋空襲で名古屋城が焼失する(家屋21,905棟被災、66,585人罹災、死者338人、負傷者783人)
・5月24日 東京へ250機来襲し、皇居が炎上する
・5月25~26日 東京空襲(山手地域)が行われる
・5月29日 京浜へ600機来襲し、川崎、横浜が被災(横浜大空襲)する(死者3,650人、重軽傷者10,198人、行方不明309人)
・6月1日 大阪、尼崎等へ400機来襲する
・6月5日 兵庫県神戸市へ350機来襲する(西部の神戸市垂水区から東部の西宮市まで広範囲が爆撃される)
・6月7日 大阪周辺へ250機来襲する
・6月19~20日 静岡大空襲で旧静岡市の中心部が焼失する(焼失家屋26,891戸、被災者114,000人、死者1,952人)
・6月29日 岡山空襲で岡山城が焼失する(家屋12,693棟被災、死者が1,737人)
・7月9日 和歌山大空襲で和歌山城が焼失する(焼失家屋31,137戸、被災者113,548人、死者・行方不明者1,424人)
・7月10日 仙台空襲で市中心部が焼失する(焼失家屋11,933戸、被災者57,321人、死者・行方不明者1,000人以上)
・7月14~15日 北海道空襲で、米空母13隻から発進した艦載機により、北海道各地(釧路、根室、函館、帯広等)が爆撃され、青函連絡船の翔鳳丸など8隻が沈没する
・7月17日 沼津大空襲で沼津市の中心部が焼失する(焼失家屋9,523戸、重軽傷者505人、死者274人)
・7月28日 青森大空襲で青森市の中心部が焼失する(焼失家屋18,045戸、重軽傷者255人、死者1,018人)
・8月5日 B-29爆撃機92機が前橋市・高崎市を空襲し、死傷者1,323人が出る
・8月6日 B-29が広島に原子爆弾を投下し、市街地は廃墟と化し、20万人以上の人命が喪われる
・8月7日 愛知県の豊川海軍工廠が爆撃され女子挺身隊員・国民学校児童ら2,477人の死者を出す
・8月8日 福山大空襲で福山城が消失する(焼失家屋数10,179戸、被災者数47,326人、死者354人)