今日は、平成時代の2004年(平成16)に、新潟県中越地震(マグニチュード6.8)が起こり、死者68人(うち災害関連死が52人)、重軽傷者4,805人を出した日です。
新潟県中越地震(にいがたけんちゅうえつじしん)は、午後5時56分に発生したマグニチュード6.8の地震で、震源は新潟県北魚沼郡川口町(北緯37°17.3′、東経 138°52.2′)で、深さは約13kmとされました。内陸直下型地震で、1995年(平成7)1月17日の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)以来、当時観測史上2回目の最大震度7を記録、新潟県を中心に東北地方から近畿地方にかけての広い範囲で揺れを感じ、その後マグニチュード6級の大きな余震が続いています。
この結果、地震発生前の長雨による地盤の緩みと重なって、地滑りなどの被害が多発し、死者68人(うち災害関連死が52人)、負傷者4,805人、全壊した住家3,175棟、半壊した住家13,810棟などの被害が生じました。また、交通では走行中の上越新幹線が脱線、関越自動車道が不通となるなど県内の道路網は100ヶ所以上で寸断されて山間地の多数の集落が孤立、地場産業のニシキゴイや闘牛用の牛の被害も出ています。避難者はピーク時で10万人を超え、自動車内での避難生活でエコノミークラス症候群とみられる死者が出ました。
〇平成時代に日本周辺で起きた主要な地震一覧(被害が大きかったもの)
・1993年(平成5)7月12日 北海道南西沖地震 (Mj7.8) 死者・行方不明者230人、奥尻島などへの巨大津波で甚大な被害
・1995年(平成7)1月17日 兵庫県南部地震[阪神・淡路大震災](Mj7.3) 死者・行方不明者6,437人
・2004年(平成16)10月23日 新潟県中越地震[新潟県中越大震災](Mj6.8) 死者68人(うち災害関連死が52人)
・2007年(平成19)7月16日 新潟県中越沖地震(Mj6.8) 死者15人、局所的に最大1 mの津波を観測
・2008年(平成20)6月14日 岩手・宮城内陸地震(Mj7.2) 死者・行方不明者23人
・2011年(平成23)3月11日 東北地方太平洋沖地震[東日本大震災] (Mj8.4) 死者・行方不明者約2万2000人(うち災害関連死が約3500人)、戦後最悪の震災
・2016年(平成28)4月16日 熊本地震(Mj7.3) 2日前の前震を含めて死者273人(うち災害関連死が218人、豪雨による土砂災害の死者で地震との関連が認められた死者が5人)
・2018年(平成30)9月6日 北海道胆振東部地震(Mj6.7) 死者42人
〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)
711年(和銅4) | 「蓄銭叙位令」が出される (新暦12月7日) | 詳細 |
1669年(寛文9) | 日高アイヌの総酋長シャクシャインの命日 (新暦11月16日) | 詳細 |
1871年(明治4) | 詩人・英文学者土井晩翠の誕生日(新暦12月5日) | 詳細 |