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 今日は、昭和時代後期の1968年(昭和43)に、「1968年十勝沖地震」が起き、死者50人・行方不明者2人・負傷者330人を出した日です。
 「1968年十勝沖地震(とかちおきじしん)」は、午前9時48分53秒に、青森県東方沖(震源は北緯40度44分、東経143度35分、深さ0km)を震源として起きた大地震(マグニチュード7.9)でした。地震によるゆれは、最大震度5(函館市、苫小牧市、浦河町、広尾町、 青森市、八戸市、むつ市、盛岡市)で、各所で土砂崩れが起き、津波も発生して、北海道から三陸沿岸に襲来し、三陸沿岸の一部で3~5m、襟裳岬で3mを記録します。
 これによって、北海道南部から東北北部に大きな被害を及ぼし、死者50人・行方不明者2人・負傷者330人を出し、家屋では、全壊673棟、半壊3,004棟、一部損壊15,697棟となりました。その他、船舶、農業用施設・農畜産物、道路・橋梁などにも大きな被害が出ます。
 特に、函館大学や三沢商業高等学校、八戸東高等学校、八戸工業高等専門学校、むつ市役所庁舎の倒壊をはじめ、鉄筋・鉄骨構造に剪断破壊が目だちました。この一帯では、過去にも何度か大きな地震が起き、その後も2003年(平成15)9月26日[M8.0]、2008年(平成20)9月11日[M7.1]にも起きて、被害が出ています。

〇十勝沖で起きた主要な地震一覧

・1843年(天保14年3月26日)[M7.5-8.0]津波で45名の溺死者を記録
・1952年(昭和27年)3月4日[M8.2]死者28人・行方不明者5人・負傷者287人・家屋全壊815棟・半壊1324棟
・1968年(昭和43年)5月16日[M7.9]死者50人・行方不明者2人・負傷者:330人・家屋全壊673棟、半壊3,004棟
・2003年(平成15年)9月26日[M8.0]死者1人・行方不明者1人・負傷者849人・家屋全壊 116棟
・2008年(平成20年)9月11日[M7.1]

〇同じ日の過去の出来事(以前にブログで紹介した記事)

1623年(元和9)囲碁名人・本因坊家初代本因坊算砂の命日(新暦6月13日)詳細
1689年(元禄2)松尾芭蕉が『おくの細道』に旅立った日の新暦換算日(旅の日)詳細
1951年(昭和26)世界保健機関(WHO)が日本の加盟を承認する

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