今日は、江戸時代後期の1801年(享和元)に、国学四大人の一人・国学者本居宣長の亡くなった日ですが、新暦では11月5日となります。
本居宣長(もとおり のりなが)は、1730年(享保15年5月7日)に、伊勢国松坂(現在の三重県松阪市)の木綿商の父・小津定利の次男(母は勝)として生まれましたが、幼名は富之助と言いました。
1740年(元文5)に11歳で父を亡くし、1748年(寛延元)19歳で同国山田の紙商今井田家の養子となりましたが、21歳で不縁となって実家に出戻ります。
1751年(宝暦元)に兄が亡くなって、小津家の家督を相続しましたが、商売には向かず店をたたんで、医師を志し、上洛しました。この頃、姓を本居と変え、医学を堀元厚・武川幸順に、儒学を堀景山に師事し、漢学や国学なども学びます。
1758年(宝暦7)に松坂に帰郷し、医師を開業、その一方で、自宅で『源氏物語』の講義や『日本書紀』の研究に励みました。
1763年(宝暦13)賀茂真淵と会い、のちに入門、『古事記伝』を書き始めます。並行して、語学研究、評論執筆にいそしみ、門人も増えていきました。
1793年(寛政5)には64歳で随筆『玉勝間』を起稿、1798年(寛政10)には、『古事記伝』44巻を完成させます。
その後も、国文、神話、神道、国語などの研究に努めましたが、1801年(享和元年9月29日)に、松坂において、数え年72歳で亡くなりました。門人は487人に達し、田中道麿、服部中庸、横井千秋、石塚竜麿らを輩出しています。
〇本居宣長の主要な著作
・歌論『排蘆小船』(1756年)
・文学論『石上私淑言』(1763年)
・文学論『紫文要領』(1763年)
・語学書『てにをは紐鏡』(1771年)
・神道論『直毘霊』(1772年)
・語学書『字音仮名用格』(1776年)
・歴史書『馭戎慨言』(1777年)
・国学書『万葉集玉乃小琴』(1779年)
・歌論『葛花(くずばな)』(1780年成立)
・暦学書『真暦考』(1782年)
・天文書『天文図説』(1782年)
・語学書『御国詞活用抄』(1782年頃成立)
・語学書『詞の玉緒』(1785年)
・語学書『漢字三音考』(1785年刊)
・国学書『鉗狂人(けんきょうじん)』(1785年成立)
・歌集『玉鉾(たまほこ)百首』(1787年)
・政治論『秘本玉くしげ』(1787年)
・国学書『呵刈葭(かかいか)』(1790年頃成立)
・語学書『玉あられ』(1792年刊)
・随筆『玉勝間(たまかつま)』(1793年)
・国学書『古今和歌集遠鏡(とおかがみ)』(1793年頃成立)
・国学書『源氏物語玉の小櫛(おぐし)』(1796年)
・国学書『古事記伝』44巻(1798年完成)
・『家のむかし物語』(1798年成立)
・注釈書『古訓古事記』(1799年)
・国学書『初山踏(ういやまぶみ)』(1799年)
・歌文集『鈴屋集』(1798~1800年刊)
・『遺言書』(1800年)
・『古語拾遺疑斎辨(こごしゅういぎさいべん)』
・『おもひ草』
・国学書『鈴屋答問録』
本居宣長(もとおり のりなが)は、1730年(享保15年5月7日)に、伊勢国松坂(現在の三重県松阪市)の木綿商の父・小津定利の次男(母は勝)として生まれましたが、幼名は富之助と言いました。
1740年(元文5)に11歳で父を亡くし、1748年(寛延元)19歳で同国山田の紙商今井田家の養子となりましたが、21歳で不縁となって実家に出戻ります。
1751年(宝暦元)に兄が亡くなって、小津家の家督を相続しましたが、商売には向かず店をたたんで、医師を志し、上洛しました。この頃、姓を本居と変え、医学を堀元厚・武川幸順に、儒学を堀景山に師事し、漢学や国学なども学びます。
1758年(宝暦7)に松坂に帰郷し、医師を開業、その一方で、自宅で『源氏物語』の講義や『日本書紀』の研究に励みました。
1763年(宝暦13)賀茂真淵と会い、のちに入門、『古事記伝』を書き始めます。並行して、語学研究、評論執筆にいそしみ、門人も増えていきました。
1793年(寛政5)には64歳で随筆『玉勝間』を起稿、1798年(寛政10)には、『古事記伝』44巻を完成させます。
その後も、国文、神話、神道、国語などの研究に努めましたが、1801年(享和元年9月29日)に、松坂において、数え年72歳で亡くなりました。門人は487人に達し、田中道麿、服部中庸、横井千秋、石塚竜麿らを輩出しています。
〇本居宣長の主要な著作
・歌論『排蘆小船』(1756年)
・文学論『石上私淑言』(1763年)
・文学論『紫文要領』(1763年)
・語学書『てにをは紐鏡』(1771年)
・神道論『直毘霊』(1772年)
・語学書『字音仮名用格』(1776年)
・歴史書『馭戎慨言』(1777年)
・国学書『万葉集玉乃小琴』(1779年)
・歌論『葛花(くずばな)』(1780年成立)
・暦学書『真暦考』(1782年)
・天文書『天文図説』(1782年)
・語学書『御国詞活用抄』(1782年頃成立)
・語学書『詞の玉緒』(1785年)
・語学書『漢字三音考』(1785年刊)
・国学書『鉗狂人(けんきょうじん)』(1785年成立)
・歌集『玉鉾(たまほこ)百首』(1787年)
・政治論『秘本玉くしげ』(1787年)
・国学書『呵刈葭(かかいか)』(1790年頃成立)
・語学書『玉あられ』(1792年刊)
・随筆『玉勝間(たまかつま)』(1793年)
・国学書『古今和歌集遠鏡(とおかがみ)』(1793年頃成立)
・国学書『源氏物語玉の小櫛(おぐし)』(1796年)
・国学書『古事記伝』44巻(1798年完成)
・『家のむかし物語』(1798年成立)
・注釈書『古訓古事記』(1799年)
・国学書『初山踏(ういやまぶみ)』(1799年)
・歌文集『鈴屋集』(1798~1800年刊)
・『遺言書』(1800年)
・『古語拾遺疑斎辨(こごしゅういぎさいべん)』
・『おもひ草』
・国学書『鈴屋答問録』