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 今日は、平成時代の2011年(平成23)に、九州新幹線の新八代駅~博多駅が延伸開業し、鹿児島ルートが全線開通となった日でした。
 九州新幹線の鹿児島ルートは、博多駅~鹿児島中央駅(実距離256.8km)を結ぶ、九州旅客鉄道(JR九州)が運営する高速鉄道路線(新幹線)です。
 1970年(昭和45)5月18日に成立した「全国新幹線鉄道整備法」に基づき、1973年(昭和48)11月13日に整備新幹線5路線の一つとして、建設計画が決定しました。
 その後財政の悪化等によって凍結されましたが、1987年(昭和62)に凍結が解除され、1991年(平成3)に新八代~鹿児島中央間の建設が本格着工されます。博多~新八代間は、1998年(平成10)から整備が進められ、まず2004年(平成16)3月13日に新八代~鹿児島中央間が先行開通しました。
 残りの博多~新八代間も、2011年(平成23)3月12日に開業し、これによって鹿児島ルートは全線開通となります。
 このルートは、全区間を独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(旧日本鉄道建設公団)が建設し、JR九州に貸与されるかたちで運営されました。
 レール幅は、在来線の狭軌(1,067mm)より広い標準軌(1,435mm)、全線にロングレールを採用し、複線交流電化方式で、すべて立体交差にし、車両も工夫して、最高時速260kmの高速運転ができるようにしてあります。
 開通時には、博多駅~鹿児島中央駅の所要時間は最速で1時間19分に短縮され、また、新大阪―鹿児島中央間の直通運転も実施され、同区間は最短3時間45分で結ばれました。
 尚、長崎ルートは、2008年(平成20)3月に武雄温泉~諫早間が着工しましたが、まだ未開通となっています。