1934年(昭和9)11月に、来日した全アメリカ軍(ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ジミー・フォックスら)と対戦するために、社会人から全日本軍が編成されましたが、このチームを母体として、同年12月26日に、選手19名で日本初のプロ野球チームである「大日本東京野球倶楽部→東京巨人軍」(現在の読売ジャイアンツ)が結成されました。
翌年12月には、大阪タイガース(現在の阪神タイガース)が、1936年(昭和11)に名古屋軍、名古屋金鯱軍、東京セネタース、阪急軍、大東京軍が発足し、これら7チームによって、同年2月5日に、日本職業野球連盟が創立されます。
そして、2月9日に名古屋鳴海球場で行われた、東京巨人軍対名古屋金鯱軍戦(3対10で名古屋金鯱軍が勝利)が日本におけるプロ野球第1戦となりました。
4月に第1回のリーグ戦(順位決定なし)、同年7月に連盟結成記念のトーナメント戦(順位決定なし)、9月-12月には秋季リーグ戦(東京巨人軍優勝)が開催されます。
その後は、1937年、1938年は春と秋の2シーズン制、1939年から1シーズン制となりました。1939年(昭和14)には、日本野球連盟に改称されましたが、1944年(昭和19)に太平洋戦争のため活動を休止します。
しかし、戦後の1945年(昭和20)に復活し、1949年(昭和24)には「セントラル野球連盟」(セントラル・リーグ)と「太平洋野球連盟」(パシフィック・リーグ)に分かれて現在に至り、国民的人気を得るようになりました。