今日は、昭和時代中期の1963年(昭和38)に、NHK紅白歌合戦でテレビの最高視聴率81.4%(関東地区・ビデオリサーチ社調査)を記録した日です。
これは、1962年(昭和37)に、ビデオリサーチ社による視聴率調査が始まって以来の最高視聴率で、その時のニールセン社の調査では、89.8%を記録していました。
ちなみに、NHK紅白歌合戦の視聴率は、その後も高く、関東地区のビデオリサーチ社調査では、過去の視聴率ベスト10を独占しています。
紅白歌合戦以外の最高視聴率は、1964年(昭和39)10月23日の東京オリンピック大会(女子バレー・日本×ソ連 ほか)の66.8%で、これもNHKの放映でした。
民放の最高視聴率は、2002年(平成14)6月9日のワールドカップサッカー(日本×ロシア)で、66.1%です。
〇視聴率とは?
あるテレビの番組が、一定地域内のどれくらいの人または世帯で見られたかを示す割合のことで、世帯視聴率と個人視聴率がありますが、一般には前者を指してきました。尚、ラジオの場合は聴取率と言っています。
調査方法としては、電話によるインタビュー、個人面接、日記による記録、特定の機械による方法などがありました。日本において歴史的には、1954年(昭和29)に「NHK放送文化研究所」が年に2回、訪問面接法による調査を開始したのが最初とされています。
翌年には電通が年に4回、日記式のアンケートによる調査を始め(1963年1月まで)、1958年(昭和33)には社団法人中央調査社が日記式のアンケートによる調査を年に4回開始し、翌年には毎月に拡大しました。
そして、1961年(昭和36)に外資系のニールセン社、翌年にはビデオ・リサーチ社が調査対象世帯に測定機を置く機械式調査を開始し、視聴率調査の主流となっていきます。
ところが、2000年(平成12)にニールセン社が撤退し、現在では、ビデオリサーチ社が関西、名古屋、札幌、その他大都市地域でそれぞれ実施している機械式調査が中心となりました。その中で、NHKの放送世論調査所では年5回、日記式の全国個人視聴率調査をしてきています。
2015年(平成27)から、関東地区においては、ビデオリサーチ社によるタイムシフト視聴率(録画して視聴するものも含めた視聴率)が提供されるようになりました。
ちなみに、視聴率1%はほぼ100万人が視聴していることに相当するといわれ、商業放送では、広告料金の決定や広告効果測定に重要な要素となっています。しかし、行き過ぎた視聴率競争の結果、番組の質が低下しているとの批判も出されるようになりました。
☆過去のNHK紅白歌合戦視聴率ベスト10(関東地区・ビデオリサーチ社調査)
・第1位 81.4% 第14回NHK紅白歌合戦 1963年12月31日
・第2位 80.6% 第23回NHK紅白歌合戦 1972年12月31日
・第3位 80.4% 第13回NHK紅白歌合戦 1962年12月31日
・第4位 78.1% 第35回NHK紅白歌合戦 1984年12月31日
・第4位 78.1% 第22回NHK紅白歌合戦 1971年12月31日
・第4位 78.1% 第16回NHK紅白歌合戦 1965年12月31日
・第7位 77.0% 第30回NHK紅白歌合戦 1979年12月31日
・第7位 77.0% 第21回NHK紅白歌合戦 1970年12月31日
・第7位 77.0% 第28回NHK紅白歌合戦 1977年12月31日
・第10位 76.9% 第19回NHK紅白歌合戦 1968年12月31日
☆過去のNHK紅白歌合戦以外の番組の視聴率ベスト10(関東地区・ビデオリサーチ社調査)
・第1位 66.8% 東京オリンピック大会(女子バレー・日本×ソ連 ほか) 1964年10月23日[NHK]
・第2位 66.1% W杯サッカー韓日大会(日本×ロシア) 2002年6月9日[フジテレビ]
・第3位 64.0% プロレス (WWA 世界選手権・デストロイヤー×力道山) 1963年5月24日[日本テレビ]
・第4位 63.7% 世界バンタム級タイトルマッチ(ファイテイング原田×エデル・ジョフレ) 1966年5月31日[フジテレビ]
・第5位 62.9% 連続テレビ小説「おしん」 1983年11月12日[NHK]
・第6位 60.9% W杯サッカーフランス'98(日本×クロアチア) 1998年6月20日[NHK]
・第7位 60.4% 世界バンタム級タイトルマッチ(ファイテイング原田×アラン・ラドキン) 1965年11月30日[フジテレビ]
・第8位 59.0% 帰らなかった吉展ちゃん 1965年7月5日[NHK]
・第9位 58.7% 第20回オリンピックミュンヘン大会 1972年9月8日[NHK]
・第10位 57.3% W杯サッカ-南アフリカ大会(日本×パラグアイ) 2010年6月29日[TBS]
これは、1962年(昭和37)に、ビデオリサーチ社による視聴率調査が始まって以来の最高視聴率で、その時のニールセン社の調査では、89.8%を記録していました。
ちなみに、NHK紅白歌合戦の視聴率は、その後も高く、関東地区のビデオリサーチ社調査では、過去の視聴率ベスト10を独占しています。
紅白歌合戦以外の最高視聴率は、1964年(昭和39)10月23日の東京オリンピック大会(女子バレー・日本×ソ連 ほか)の66.8%で、これもNHKの放映でした。
民放の最高視聴率は、2002年(平成14)6月9日のワールドカップサッカー(日本×ロシア)で、66.1%です。
〇視聴率とは?
あるテレビの番組が、一定地域内のどれくらいの人または世帯で見られたかを示す割合のことで、世帯視聴率と個人視聴率がありますが、一般には前者を指してきました。尚、ラジオの場合は聴取率と言っています。
調査方法としては、電話によるインタビュー、個人面接、日記による記録、特定の機械による方法などがありました。日本において歴史的には、1954年(昭和29)に「NHK放送文化研究所」が年に2回、訪問面接法による調査を開始したのが最初とされています。
翌年には電通が年に4回、日記式のアンケートによる調査を始め(1963年1月まで)、1958年(昭和33)には社団法人中央調査社が日記式のアンケートによる調査を年に4回開始し、翌年には毎月に拡大しました。
そして、1961年(昭和36)に外資系のニールセン社、翌年にはビデオ・リサーチ社が調査対象世帯に測定機を置く機械式調査を開始し、視聴率調査の主流となっていきます。
ところが、2000年(平成12)にニールセン社が撤退し、現在では、ビデオリサーチ社が関西、名古屋、札幌、その他大都市地域でそれぞれ実施している機械式調査が中心となりました。その中で、NHKの放送世論調査所では年5回、日記式の全国個人視聴率調査をしてきています。
2015年(平成27)から、関東地区においては、ビデオリサーチ社によるタイムシフト視聴率(録画して視聴するものも含めた視聴率)が提供されるようになりました。
ちなみに、視聴率1%はほぼ100万人が視聴していることに相当するといわれ、商業放送では、広告料金の決定や広告効果測定に重要な要素となっています。しかし、行き過ぎた視聴率競争の結果、番組の質が低下しているとの批判も出されるようになりました。
☆過去のNHK紅白歌合戦視聴率ベスト10(関東地区・ビデオリサーチ社調査)
・第1位 81.4% 第14回NHK紅白歌合戦 1963年12月31日
・第2位 80.6% 第23回NHK紅白歌合戦 1972年12月31日
・第3位 80.4% 第13回NHK紅白歌合戦 1962年12月31日
・第4位 78.1% 第35回NHK紅白歌合戦 1984年12月31日
・第4位 78.1% 第22回NHK紅白歌合戦 1971年12月31日
・第4位 78.1% 第16回NHK紅白歌合戦 1965年12月31日
・第7位 77.0% 第30回NHK紅白歌合戦 1979年12月31日
・第7位 77.0% 第21回NHK紅白歌合戦 1970年12月31日
・第7位 77.0% 第28回NHK紅白歌合戦 1977年12月31日
・第10位 76.9% 第19回NHK紅白歌合戦 1968年12月31日
☆過去のNHK紅白歌合戦以外の番組の視聴率ベスト10(関東地区・ビデオリサーチ社調査)
・第1位 66.8% 東京オリンピック大会(女子バレー・日本×ソ連 ほか) 1964年10月23日[NHK]
・第2位 66.1% W杯サッカー韓日大会(日本×ロシア) 2002年6月9日[フジテレビ]
・第3位 64.0% プロレス (WWA 世界選手権・デストロイヤー×力道山) 1963年5月24日[日本テレビ]
・第4位 63.7% 世界バンタム級タイトルマッチ(ファイテイング原田×エデル・ジョフレ) 1966年5月31日[フジテレビ]
・第5位 62.9% 連続テレビ小説「おしん」 1983年11月12日[NHK]
・第6位 60.9% W杯サッカーフランス'98(日本×クロアチア) 1998年6月20日[NHK]
・第7位 60.4% 世界バンタム級タイトルマッチ(ファイテイング原田×アラン・ラドキン) 1965年11月30日[フジテレビ]
・第8位 59.0% 帰らなかった吉展ちゃん 1965年7月5日[NHK]
・第9位 58.7% 第20回オリンピックミュンヘン大会 1972年9月8日[NHK]
・第10位 57.3% W杯サッカ-南アフリカ大会(日本×パラグアイ) 2010年6月29日[TBS]