イメージ 1

 今日は、平成時代の、1993年(平成5)に、レインボーブリッジ(東京港連絡橋)の開通した日です。
 この橋は、正式名称を東京港連絡橋といい、東京都港区芝浦地区と台場地区とを結ぶ吊り橋です。1987年(昭和62)に着工されましたが、当時建設中の東京臨海副都心と都心とを繋ぎ、また都心への交通集中を解消するという役割がありました。
 しかし、空と海と陸の交通の要所となる東京港周辺という立地から、上空は羽田空港への飛行機のため、主塔の高さに制限があり、下は大型船が通行するための航路設計が必要で、工法等にも様々な制約があったのです。それでも、6年ほどで竣工し、一般公募により「レインボーブリッジ」の愛称が決められました。
 橋の構造は、芝浦側アプローチ部1,465mと吊り橋部918mと台場側アプローチ部1,367mからなり、吊り橋部の中央径間(主塔間の距離)は570m、幅は29m、主塔の高さは126mあります。
 通常は吊り橋部のみの橋長798mの橋とされていて、建設当時は、東日本最長の吊り橋(中央径間の長さで比較)でしたが、1998年(平成10)に白鳥大橋(北海道室蘭市)に抜かれたものの、現在日本の13位です。
 また、吊り橋部は上下2層構造になっていて、上部が首都高速11号台場線、下部が新交通システムゆりかもめの軌道と一般道の車道・歩道となっている鉄道道路併用橋です。

〇日本の長大吊り橋ベスト15(中央径間の長さで比較しています)

1. 明石海峡大橋(兵庫県神戸市垂水区・淡路市)中央径間1,991m…1998年開通
2. 南備讃瀬戸大橋(香川県坂出市)中央径間1,100m…1988年開通
3. 来島海峡第三大橋(愛媛県今治市)中央径間1,030m…1999年開通
4. 来島海峡第二大橋(愛媛県今治市)中央径間1,020m…1999年開通
5. 北備讃瀬戸大橋(香川県坂出市)中央径間990m…1988年開通
6. 下津井瀬戸大橋(岡山県倉敷市・香川県坂出市)中央径間940m…1988年開通
7. 大鳴門橋(徳島県鳴門市・兵庫県南あわじ市)中央径間876m…1985年開通
8. 因島大橋(広島県尾道市)中央径間770m…1983年開通
9. 安芸灘大橋(広島県呉市)中央径間750m…2000年開通
10. 白鳥大橋(北海道室蘭市)中央径間720m…1998年開通
11. 関門橋(福岡県北九州市門司区・山口県下関市)中央径間712m…1973年開通
12. 来島海峡第一大橋(愛媛県今治市)中央径間600m…1999年開通
13. 東京港連絡橋<レインボーブリッジ>(東京都)中央径間570m…1993年開通
14. 大島大橋(広島県尾道市・愛媛県今治市)中央径間560m…1988年開通
15. 豊島大橋(広島県呉市)中央径間540m…2008年開通