これによって、小牧インターチェンジで、4年前に完成していた名神高速車道と接続し、関東から関西が高速道路で結ばれることになり、日本の大動脈となりました。
東名高速道路の構想は、1953年(昭和28)に当時の建設省が公表した「東京神戸間有料道路計画書」が始めです。そして、時の政府は最初に整備すべき区間を名古屋~神戸間に限定し、名神高速道路として先行建設されることになりましたが、それは、東京オリンピック前の1964年(昭和39)に部分開通し、翌年に全線開通していました。
東名高速道路の方は、1962年(昭和37)に工事に着手し、1968年(昭和43)4月25日に、東京インターチェンジ~厚木インターチェンジ間・富士インターチェンジ~静岡インターチェンジ間・岡崎インターチェンジ~小牧インターチェンジ間が部分開通したのです。
そして、徐々に開通区間を延ばしていって、1969年(昭和44)5月26日に全線開通となりました。平地部では、100km/h制限(一部の区間は80km/h)で走行することができ、名神高速道路とあわせて、関東から関西への自動車輸送時間が大幅に短縮されることになったのです。