
東京大正博覧会(とうきょうたいしょうはくらんかい)は、東京府が大正天皇即位の奉祝と産業振興を図るため、上野公園等を会場として、7月31日まで開催した博覧会でした。会場は、上野公園を第1会場、不忍池畔を第2会場とし、それに青山練兵場(現在の神宮外苑)、芝浦を分会場としています。
上野公園(第1会場)には、工業館、美術館、水産館、農業館、林業館、鉱山館、染織館など、不忍池畔(第2会場)には、朝鮮、台湾、満州、樺太などの殖民地の特設館が建てられ、分会場の青山では陸軍の飛行機、芝浦では海軍の飛行機がそれぞれ2機づつ展示されました。上野公園と不忍池を結ぶ日本初のエスカレーターや不忍池を渡るロープウェイ、青山会場の巨大な造りものの軍艦三笠や、点滅照明とハーフミラーの応用装置によって変幻自在に踊る美人島探検館、インド聖僧のミイラの展示などに人気が集まります。
入場者数は、初日だけでも1万5千人集まり、会期期間全体(133日間)では、7.463.400人を集め大成功で閉幕しました。
上野公園(第1会場)には、工業館、美術館、水産館、農業館、林業館、鉱山館、染織館など、不忍池畔(第2会場)には、朝鮮、台湾、満州、樺太などの殖民地の特設館が建てられ、分会場の青山では陸軍の飛行機、芝浦では海軍の飛行機がそれぞれ2機づつ展示されました。上野公園と不忍池を結ぶ日本初のエスカレーターや不忍池を渡るロープウェイ、青山会場の巨大な造りものの軍艦三笠や、点滅照明とハーフミラーの応用装置によって変幻自在に踊る美人島探検館、インド聖僧のミイラの展示などに人気が集まります。
入場者数は、初日だけでも1万5千人集まり、会期期間全体(133日間)では、7.463.400人を集め大成功で閉幕しました。
〇日本での主要な博覧会一覧(太平洋戦争以前)
・1871年(明治4)「大学南校物産会」(東京府)
・1871年(明治4)「京都博覧会」(京都府)
・1872年(明治5)「湯島聖堂博覧会」(東京府)
・1874年(明治7)「名古屋博覧会」(愛知県名古屋)
・1875年(明治8)「奈良博覧会」(奈良県奈良)
・1876年(明治9)「宮城博覧会」(宮城県仙台)
・1877年(明治10)「勧業博覧会」(長崎県長崎)
・1877年(明治10)「第1回内国勧業博覧会」(東京府)
・1881年(明治14)「第2回内国勧業博覧会」(東京府)
・1885年(明治18)「第3回内国勧業博覧会」(京都府)
・1890年(明治23)「第4回内国勧業博覧会」(東京府)
・1897年(明治30)「水産博覧会」(兵庫県神戸市和田岬「和楽園水族館」)
・1903年(明治36)「第5回内国勧業博覧会」(東京府)
・1907年(明治40)「東京勧業博覧会」(東京府)
・1883年(明治15)~1910年(明治43)「関西府県連合共進会」(各地)
・1913年(大正2)「一府八県連合共進会」(富山県)
・1914年(大正3)3月20日~7月31日「東京大正博覧会」(東京府)
・1915年(大正4)「大典記念京都博覧会」(京都府)
・1918年(大正7)「開道五十年記念北海道博覧会」(北海道札幌区・小樽区)
・1918年(大正7)「電気博覧会」(東京府)
・1922年(大正11)「平和記念東京博覧会」(東京府)
・1924年(大正13)「東宮殿下御成婚奉祝万国博覧会参加50年記念博覧会」(京都府)
・1925年(大正14)「大大阪記念博覧会」(大阪府)
・1926年(大正15)「皇孫御誕生記念・こども博覧会」(東京都、京都府)
・1926年(大正15)「電気大博覧会」(大阪府)
・1926年(大正15)「新潟築港記念博覧会」(新潟県新潟市)
・1927年(昭和2)「東亜勧業博覧会」(福岡県)
・1928年(昭和3)4月15日~6月3日「東北産業博覧会」(宮城県仙台市)
・1928年(昭和3)「大日本勧業博覧会」(岡山県)
・1928年(昭和3)「全国産業博覧会」(香川県)
・1928年(昭和3)「大礼記念国産振興東京博覧会」(東京都)
・1928年(昭和3)「山梨電気博覧会」(山梨県)
・1928年(昭和3)「御大典奉祝名古屋博覧会」(愛知県名古屋市)
・1928年(昭和3)「大礼記念京都大博覧会」(京都府)
・1928年(昭和3)「大礼奉祝交通電気博覧会」(大阪府)
・1931年(昭和6)「国産振興北海道拓殖博覧会」(北海道札幌市)
・1931年(昭和6)「国産振興博覧会」(鹿児島県)
・1931年(昭和6)「上越線全通記念博覧会」(新潟県長岡市寺泊港水族館)
・1931年(昭和6)「小樽海港博覧会」(北海道)
・1933年(昭和8)「記念観光と産業博覧会」(奈良県)
・1934年(昭和9)「国際産業観光博覧会」(長崎県)
・1935年(昭和10)3月26日~5月24日「復興記念横浜大博覧会」(神奈川県横浜市)
・1935年(昭和10)「振興熊本大博覧会」(熊本県)
・1936年(昭和11)「国産振興四日市大博覧会」(三重県四日市市)
・1936年(昭和11)「全国産業博覧会」(静岡県浜松市)
・1936年(昭和11)「博多築港記念大博覧会」(福岡県福岡市)
・1936年(昭和11)「躍進日本大博覧会」(岐阜県)
・1936年(昭和11)「日満産業大博覧会」(富山県)
・1936年(昭和11)「輝く日本大博覧会」(兵庫県)
・1937年(昭和12)「名古屋汎太平洋平和博覧会」(愛知県名古屋市)
・1937年(昭和12)「別府国際温泉観光大博覧会」(大分県)
・1938年(昭和13)「東北振興大博覧会」(宮城県)
・1939年(昭和14)「興亜大博覧会」(愛知県名古屋市)
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